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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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acfsutil snap convert

目的

読取り専用から読取り-書込みに、または読取り-書込みから読取り専用に、既存のスナップショット・イメージのタイプを変換します。

構文および説明

acfsutil snap convert -h
acfsutil snap convert [-r|-w] snapshot mount_point

acfsutil snap convert -hは、ヘルプ・テキストを表示して終了します。

表16-97に、acfsutil snap convertコマンドで使用可能なオプションを示します。

表16-97 acfsutil snap convertコマンドのオプション

オプション 説明

-r

スナップショットを読取り専用のスナップショットに変換します。

-w

スナップショットを読取り-書込みのスナップショットに変換します。

snapshot

変換するスナップショットの名前を指定します。

mount_point

このファイルシステムがマウントされるディレクトリを指定します。

acfsutil snap convertは、読取り専用のスナップショット・イメージから読取り-書込みのスナップショット・イメージに、または読取り-書込みのスナップショット・イメージから読取り専用のスナップショット・イメージに、既存のスナップショット・イメージのタイプを変換します。

タイプ・オプション(-rまたは-w)は、変換操作に必要です。既存のスナップショット・イメージのタイプに一致するタイプ・パラメータを指定すると、変換は行われず、失敗しません。11.2の読取り専用のスナップショット・イメージは読取り-書込みのスナップショット・イメージに変換できますが、この変換によって、Oracle ACFSのディスク上の構造のバージョンが更新されます。Oracle ACFSのディスク上の構造のバージョンが更新されると、更新されたバージョンは以前のOracle ACFS 11.2バージョンとは互換性がありません。

このコマンドを使用するには管理者権限か、Oracle ASM管理者グループのメンバーであることが必要です。

例16-91に、acfsutil snap convertコマンドの使用方法を示します。

例16-91 acfsutil snap convertコマンドの使用方法

$ acfsutil snap convert -w midday_test1 /acfsmounts/critical_apps

$ acfsutil snap convert -r midday_test2 /acfsmounts/critical_apps