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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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lsdsk

目的

Oracle ASMディスクをリストします。

構文および説明

lsdsk [--suppressheader] [-kptgMI] [-G diskgroup ]
         [ --member|--candidate]
         [--discovery][--statistics][pattern]

表10-50に、lsdskコマンドのオプションを示します。

表10-50 lsdskコマンドのオプション

オプション 説明

(なし)

V$ASM_DISK_STATビューのPATH列を表示します。

-k

V$ASM_DISKビューのTOTAL_MBFREE_MBOS_MBNAMEFAILGROUPLIBRARYLABELUDIDPRODUCTREDUNDANCYおよびPATH列を表示します。

--statistics

V$ASM_DISKビューのREADSWRITESREAD_ERRSWRITE_ERRSREAD_TIMEWRITE_TIMEBYTES_READBYTES_WRITTENおよびPATH列を表示します。

-p

V$ASM_DISKビューのGROUP_NUMBERDISK_NUMBERINCARNATIONMOUNT_STATUSHEADER_STATUSMODE_STATUSSTATEおよびPATH列を表示します。

-t

V$ASM_DISKビューのCREATE_DATEMOUNT_DATEREPAIR_TIMERおよびPATH列を表示します。

-g

--discoveryフラグも指定されている場合、GV$ASM_DISK_STATまたはGV$ASM_DISKから選択します。出力には、GV$ASM_DISK.INST_IDが含まれます。

--discovery

-gフラグも指定されている場合、V$ASM_DISKまたはGV$ASM_DISKから選択します。Oracle ASMインスタンスがリリース10.1以下の場合、このオプションは常に有効です。lsdskを非接続モードで実行する場合、このフラグは無視されます。

--suppressheader

列ヘッダーを非表示にします。

-I

Oracle ASMインスタンスから情報を抽出するのではなく、ディスク・ヘッダーで情報をスキャンします。このオプションにより、非接続モードが強制されます。

-G

diskgroupによって指定されたグループに属しているディスクにのみ結果を制限します。

-M

全部ではなく一部のアクティブ・インスタンスで参照できるディスクを表示します。これらのディスクがディスク・グループに含まれる場合、ディスクを参照できないインスタンスでは、そのディスク・グループのマウントが失敗します。

--candidate

メンバーシップのステータスがCANDIDATEのディスクにのみ結果を制限します。

--member

メンバーシップのステータスがMEMBERのディスクにのみ結果を制限します。

pattern

指定されたパターンと一致するディスクに関する情報のみを戻します。

lsdskコマンドは、接続モードまたは非接続モードで実行できます。最初は常に接続モードが試行されます。-Iオプションにより、非接続モードが強制されます。

  • 接続モードのlsdskでは、V$ASM_DISK_STATおよびV$ASM_DISK動的ビューを使用してディスク情報を取得します。V$ASM_DISK_STATビューがデフォルトで使用されます。

  • 非接続モードのlsdskでは、ディスク・ヘッダーをスキャンしてディスク情報を取得します。このモードでは、情報によって使用できないものがあり、オプションには組合せが無効なものがあります。

注意:

Windowsでは非接続モードはサポートされていません。

patternによって、指定したパターンと一致するディスクにのみ出力先を制限します。ワイルドカードおよびスラッシュ(/または\)はパターンの一部として使用できます。patternは、コマンドの最後のオプションとして指定する必要があります。ワイルドカードの詳細は、ワイルドカード文字を参照してください。

-k-p-tおよび--statisticsオプションにより、ディスクごとに表示される情報量を変更します。任意の組合せのオプションを指定すると、出力には、各フラグに関連付けられた属性の組合せが表示されます。

次に、lsdskコマンドの例を示します。1つ目と2つ目の例では、dataディスク・グループ内のディスクに関する情報を表示します。3つ目の例では、候補ディスクに関する情報を表示します。

例10-59 ASMCMD lsdskコマンドの使用方法

ASMCMD [+] > lsdsk -t -G data
Create_Date  Mount_Date  Repair_Timer  Path
13-JUL-09    13-JUL-09   0             /devices/diska1
13-JUL-09    13-JUL-09   0             /devices/diska2
13-JUL-09    13-JUL-09   0             /devices/diska3
13-JUL-09    13-JUL-09   0             /devices/diskb1
13-JUL-09    13-JUL-09   0             /devices/diskb2
13-JUL-09    13-JUL-09   0             /devices/diskb3
13-JUL-09    13-JUL-09   0             /devices/diskc1
13-JUL-09    13-JUL-09   0             /devices/diskc2
...

ASMCMD [+] > lsdsk -p -G data /devices/diska*
Group_Num  Disk_Num      Incarn  Mount_Stat  Header_Stat  Mode_Stat  State   Path
        1         0  2105454210  CACHED      MEMBER       ONLINE     NORMAL  /devices/diska1
        1         1  2105454199  CACHED      MEMBER       ONLINE     NORMAL  /devices/diska2
        1         2  2105454205  CACHED      MEMBER       ONLINE     NORMAL  /devices/diska3

ASMCMD [+] > lsdsk --candidate -p
Group_Num  Disk_Num      Incarn  Mount_Stat  Header_Stat  Mode_Stat  State   Path
        0         5  2105454171  CLOSED      CANDIDATE    ONLINE     NORMAL  /devices/diske1
        0        25  2105454191  CLOSED      CANDIDATE    ONLINE     NORMAL  /devices/diske2
        0        18  2105454184  CLOSED      CANDIDATE    ONLINE     NORMAL  /devices/diske3
        0        31  2105454197  CLOSED      CANDIDATE    ONLINE     NORMAL  /devices/diskk1
        0        21  2105454187  CLOSED      CANDIDATE    ONLINE     NORMAL  /devices/diskk2
        0        26  2105454192  CLOSED      CANDIDATE    ONLINE     NORMAL  /devices/diskk3
        0        14  2105454180  CLOSED      CANDIDATE    ONLINE     NORMAL  /devices/diskl1
...