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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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volset

目的

マウントされているディスク・グループ内のOracle ADVMボリュームの属性を設定します。

構文および説明

volset -G diskgroup [ --usagestring string]
        [--mountpath  mount_path ]
        [--primary {hot|cold}] [--secondary {hot|cold}] volume

表15-8に、volsetコマンドのオプションを示します。

表15-8 volsetコマンドのオプション

オプション 説明

-G diskgroup

ボリュームを含むディスク・グループの名前。

--usagestring string

ボリュームにタグを付けるオプションの使用状況文字列(30文字まで)。この文字列は、ボリュームがOracle ACFSファイルシステムに接続されている場合はACFSに設定されます。この設定を変更しないでください。

--mountpath mount_path

マウント・パス文字列でボリュームにタグを付けるオプションの文字列(1024文字まで)。この文字列は、ファイルシステムがマウントされている場合に設定されます。この設定を変更しないでください。

--primary {hot|cold}

プライマリ・エクステントに対するインテリジェント・データ配置の指定。hotまたはcoldリージョンのいずれか。

--secondary {hot|cold}

セカンダリ・エクステントに対するインテリジェント・データ配置の指定。hotまたはcoldリージョンのいずれか。

volume

ボリュームの名前。

mkfsを実行してファイルシステムを作成しているときは、usageフィールドはACFSに設定され、mountpathフィールドは設定されていれば空白文字列にリセットされます。usageフィールドはACFSのままにしておく必要があります。

mountコマンドを実行してファイルシステムをマウントしているときは、mountpathフィールドはファイルシステムのマウント・ポイントを識別するマウント・パス値に設定されます。この値がmountコマンドにより設定されると、mountpathフィールドは更新できません。

次に、volsetコマンドの例を示します。この例では、ファイルシステムに関連付けられていないボリュームに対するusage文字列を設定します。

例15-7 ASMCMD volsetコマンドの使用方法

ASMCMD [+] > volset -G data --usagestring 'no file system created' volume1