目的
マウントされているディスク・グループ内のOracle ADVMボリュームの属性を設定します。
構文および説明
volset -G diskgroup [ --usagestring string] [--mountpath mount_path ] [--primary {hot|cold}] [--secondary {hot|cold}] volume
表15-8に、volsetコマンドのオプションを示します。
表15-8 volsetコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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ボリュームを含むディスク・グループの名前。 |
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ボリュームにタグを付けるオプションの使用状況文字列(30文字まで)。この文字列は、ボリュームがOracle ACFSファイルシステムに接続されている場合は |
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マウント・パス文字列でボリュームにタグを付けるオプションの文字列(1024文字まで)。この文字列は、ファイルシステムがマウントされている場合に設定されます。この設定を変更しないでください。 |
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プライマリ・エクステントに対するインテリジェント・データ配置の指定。 |
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セカンダリ・エクステントに対するインテリジェント・データ配置の指定。 |
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ボリュームの名前。 |
mkfsを実行してファイルシステムを作成しているときは、usageフィールドはACFSに設定され、mountpathフィールドは設定されていれば空白文字列にリセットされます。usageフィールドはACFSのままにしておく必要があります。
mountコマンドを実行してファイルシステムをマウントしているときは、mountpathフィールドはファイルシステムのマウント・ポイントを識別するマウント・パス値に設定されます。この値がmountコマンドにより設定されると、mountpathフィールドは更新できません。
例
次に、volsetコマンドの例を示します。この例では、ファイルシステムに関連付けられていないボリュームに対するusage文字列を設定します。
例15-7 ASMCMD volsetコマンドの使用方法
ASMCMD [+] > volset -G data --usagestring 'no file system created' volume1