Oracle ASMでは、データベースに必要なほとんどのファイル・タイプがサポートされます。表5-1に、Oracle ASMで直接サポートされるファイル・タイプと、ファイル作成用の属性を提供するシステム・デフォルト・テンプレートを示します。表に示したファイル・タイプの一部は特定の製品または機能に関連しており、このマニュアルでは説明していません。
表5-1 Oracle ASMによってサポートされるファイル・タイプ
ファイル・タイプ | デフォルトのテンプレート |
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アーカイブ・ログ・ファイル |
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Oracle ASM永続初期化パラメータ・ファイル(SPFILE) |
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Oracle ASM永続初期化パラメータ・ファイル(SPFILE)バックアップ |
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監査スピル・ファイル |
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自動生成制御ファイル・バックアップ |
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自動ログイン・ソフトウェア・キーストア |
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アーカイブ・ログ・バックアップ・ピース |
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データファイル・バックアップ・ピース |
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データファイル増分ピース |
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変更トラッキング・ファイル |
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制御ファイル |
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データファイル・コピー |
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データファイル |
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Data Guard構成ファイル |
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データ・ポンプ・ダンプセット |
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フラッシュバック・ログ |
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フラッシュ・ファイル |
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クロスプラットフォーム・トランスポータブル・データファイル増分バックアップ |
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ソフトウェア・キーストア |
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Oracle Cluster Registryファイル |
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REDOログ・ファイル |
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永続初期化パラメータ・ファイル(SPFILE) |
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一時ファイル |
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投票ファイル |
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クロスプラットフォーム・トランスポータブル・データファイル |
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クロスプラットフォーム・トランスポータブル・データファイル・バックアップ |
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Oracle ASM Dynamic Volume Managerボリューム |
該当なし |
Oracle ASMでは、ディスク・グループに対する一部の管理ファイル・タイプを直接サポートできません。これらのファイルには、トレース・ファイル、監査ファイル、アラート・ログ、エクスポート・ファイル、tarファイルおよびコア・ファイルがあります。
注意:
Oracle Automatic Storage Management Cluster File System (Oracle ACFS)およびOracle ASM Dynamic Volume Manager (Oracle ADVM)により、Oracle ASMでのサポートは、データベースおよびアプリケーションの実行可能ファイル、データベース・データファイル、データベース・トレース・ファイル、データベース・アラート・ログ、アプリケーション・レポート、BFILEおよび構成ファイルが含まれるように拡張されます。他にも、ビデオ、オーディオ、テキスト、イメージ、設計図、その他の汎用アプリケーションのファイル・データがサポートされます。「Oracle ACFSおよびOracle ADVMの概要」を参照してください。
システム・デフォルト・テンプレートの詳細は、「ディスク・グループ・テンプレートの管理」を参照してください。V$ASM_TEMPLATE
ビューの出力の例は、例6-10を参照してください。ASMCMD lstmpl
コマンドの出力の例は、「lstmpl」を参照してください。