目的
Oracle ACFSファイルシステムの新しいセキュリティ管理者を追加します。
構文および説明
acfsutil sec admin add -h
acfsutil sec admin add admin
acfsutil
sec
admin
add
-h
は、ヘルプ・テキストを表示して終了します。
表16-49に、acfsutil
sec
admin
add
コマンドで使用可能なオプションを示します。
表16-49 acfsutil sec admin addコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
セキュリティ管理者のユーザー名を指定します。指定するユーザーは、既存のオペレーティング・システム・ユーザーであり、 Windowsでは、セキュリティ管理者ユーザー名は |
セキュリティ管理者はクラスタ内のすべてのOracle ACFSファイルシステムで共通です。一時パスワードを新しいセキュリティ管理者に与える必要があります。パスワードは、「acfsutil sec init」で説明した形式に従う必要があります。
新しいセキュリティ管理者はacfsutil
sec
admin
password
コマンドを使用してパスワードを変更できます。詳細は、「acfsutil sec admin password」を参照してください。
セキュリティ管理者は、基礎となるオペレーティング・システムの権限があるかどうか、またはレルムの確認で許可されるかどうかにかかわらず、Oracle ACFSファイルシステムのすべてのディレクトリを参照できます。この例外により、セキュリティ管理者はファイルがOracle ACFSセキュリティ・レルムでセキュリティ保護されている場合にその場所を確認することができます。ただし、セキュリティ管理者は、適切なオペレーティング・システムおよびセキュリティ・レルム権限がなければ、個別のファイルの内容を表示することはできません。
既存のセキュリティ管理者のみがこのコマンドを使用できます。
例
次に、acfsutil
sec
admin
add
コマンドの使用例を示します。
例16-41 acfsutil sec admin addコマンドの使用方法
$ /sbin/acfsutil sec admin add sec_admin_three