指定したターゲットの構成情報をOracle Clusterwareから削除します。オブジェクトの環境設定も削除されます。このコマンドを使用しても、指定したターゲットが破棄されることはありません。
関連付けられているリソースをOracle ClusterwareまたはOracle Restartの管理から削除するには、動詞remove
を使用します。使用する名詞に応じて、データベース、サービス、nodeapps、Oracle ASM、Oracle Notification Serviceおよびリスナーを削除できます。
強制パラメータ(-force
)を使用しない場合は、続行を確認するプロンプトがOracle ClusterwareまたはOracle Restartによって表示されます。-force
を使用する場合は、プロンプトは表示されず、エラーが発生しても削除操作が続行されます。Oracle Clusterwareリソースを削除できなかった場合でも、OCR構成は削除されるため、オブジェクトは存在しないように見えますが、Oracle Clusterwareリソースは存在しています。OCRの一貫性が保持されなくなる可能性があるため、強制パラメータ(-force
)を使用する場合は、十分な注意が必要です。
動詞remove
を使用するには、まずsrvctl remove
を指定するノード・アプリケーション、データベース、インスタンスまたはサービスを停止する必要があります。このコマンドを使用する前に、無効化操作を実行することをお薦めしますが、必須ではありません。srvctl remove
コマンドは、ターゲット・オブジェクトを停止してから実行する必要があります。「stop」
コマンドも参照してください。
表A-121 srvctl removeのサマリー
コマンド | 説明 |
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Oracle ASMインスタンスの削除 |
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クラスタ用に構成されたクラスタ検証ユーティリティの削除 |
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データベースおよび構成の削除 |
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Oracle ClusterwareまたはOracle Restart構成からのディスク・グループの削除 |
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Oracle ACFSボリュームの構成の削除 |
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GNSの削除 |
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高可用性VIPの削除 |
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管理者が管理するデータベースのインスタンスおよび構成の削除 |
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Oracle ClusterwareまたはOracle Restartからの指定したリスナーの構成の削除 |
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Oracle Clusterwareからの管理データベースの削除 |
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Oracle Clusterwareからの管理データベース・リスナーの削除 |
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クラスタ構成からのネットワークの削除 |
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ノード・アプリケーションの削除 |
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OC4Jインスタンス構成の削除 |
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Oracle Notification Serviceのインスタンスの削除 |
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すべてのSCAN VIPのすべてのOracle Clusterwareリソースの削除 |
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すべてのSCANリスナーのすべてのOracle Clusterwareリソースの削除 |
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Oracle ClusterwareまたはOracle Restart構成からのサービスの削除 |
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特定のサーバー・プールの削除 |
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特定のVIPの削除 |
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特定のボリュームの削除 |