書式
SDO_CS.ADD_PREFERENCE_FOR_OP( op_id IN NUMBER, source_crs IN NUMBER DEFAULT NULL, target_crs IN NUMBER DEFAULT NULL, use_case IN VARCHAR2 DEFAULT NULL);
説明
ソース座標系とターゲット座標系の間での操作のプリファレンスを追加します。
パラメータ
操作のID番号を指定します。この値は、SDO_COORD_OPS表(「SDO_COORD_OPS表」を参照)のCOORD_OP_ID列の値である必要があります。
ソース座標参照系のSRIDを指定します。この値は、NULLまたはSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)のSRID列の値である必要があります。
ターゲット座標参照系のSRIDを指定します。この値は、NULLまたはSDO_COORD_REF_SYS表(「SDO_COORD_REF_SYS表」を参照)のSRID列の値である必要があります。
このプリファレンスに関連付けるユースケースの名前を指定します。この値は、NULLまたはSDO_PREFERRED_OPS_USER表(「SDO_PREFERRED_OPS_USER表」を参照)のUSE_CASE列の値である必要があります。
使用上の注意
use_case
がNULLの場合、この操作に関連付けられた変換計画はシステム全体のプリファレンスになり、行(逆の操作が存在する場合は2つの行)がSDO_PREFERRED_OPS_SYSTEM表(「SDO_PREFERRED_OPS_SYSTEM表」を参照)に追加されます。use_case
がNULL以外の場合、この操作に関連付けられた変換計画は指定したユースケースに関連するプリファレンスになり、行(逆の操作が存在する場合は2つの行)がSDO_PREFERRED_OPS_USER表(「SDO_PREFERRED_OPS_USER表」を参照)に追加されます。
連結操作を作成して、システム全体または指定したユースケースのいずれかで優先させるには、SDO_CS.CREATE_PREF_CONCATENATED_OP簡易プロシージャを使用します。
ソース座標系とターゲット座標系の間での操作のプリファレンスを取り消すには、SDO_CS.REVOKE_PREFERENCE_FOR_OPプロシージャを使用します。
例
次の例では、変換にユースケースuse_case_Bが指定されている場合に、SRID 4301からSRID 4326への変換で使用する操作19977のプリファレンスを追加します。
EXECUTE SDO_CS.ADD_PREFERENCE_FOR_OP(19977, 4301, 4326, 'use_case_B');