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Oracle® Spatial and Graph開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B72470-07
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20 SDO_CSパッケージ(座標系変換)

MDSYS.SDO_CSパッケージには、座標系で使用するサブプログラムが含まれます。単一のジオメトリまたはジオメトリの全レイヤー(表で指定した列のすべてのジオメトリ)に対して明示的な座標変換を実行できます。

この章で説明するサブプログラムを使用する場合は、座標系の概念を理解しておく必要があります(「座標系」および「座標系(空間参照システム)」を参照)。

表20-1に、座標系変換サブプログラムを示します。

表20-1 座標系変換のサブプログラム

サブプログラム 説明

SDO_CS.ADD_PREFERENCE_FOR_OP

ソース座標系とターゲット座標系の間での操作のプリファレンスを追加します。

SDO_CS.CONVERT_3D_SRID_TO_2D

3次元のSRID値を2次元のSRID値に変換します。

SDO_CS.CONVERT_NADCON_TO_XML

ASCII形式のNADCON (North American Datum Conversion)グリッドをOracle Spatial and Graph XML表現に変換します。

SDO_CS.CONVERT_NTV2_TO_XML

ASCII形式のNTv2 (National Transformation Version 2)グリッドをOracle Spatial and Graph XML表現に変換します。

SDO_CS.CONVERT_XML_TO_NADCON

NADCON (North American Datum Conversion)グリッドのOracle Spatial and Graph XML表現をNADCON ASCII形式に変換します。

SDO_CS.CONVERT_XML_TO_NTV2

NTv2 (National Transformation Version 2)グリッドのOracle Spatial and Graph XML表現をNTv2 ASCII形式に変換します。

SDO_CS.CREATE_CONCATENATED_OP

連結操作を作成します。

SDO_CS.CREATE_OBVIOUS_EPSG_RULES

特定の変換で適用するEPSGルールの基本セットを作成します。

SDO_CS.CREATE_PREF_CONCATENATED_OP

連結操作を作成し、変換計画に関連付け、システム全体または指定したユースケースのいずれかで優先させます。

SDO_CS.DELETE_ALL_EPSG_RULES

特定の変換で適用するEPSGルールの基本セットを削除します。

SDO_CS.DELETE_OP

連結操作を削除します。

SDO_CS.DETERMINE_CHAIN

システムのルール・セットに基づいて、座標参照系間の変換で使用する問合せの連鎖を戻します。

SDO_CS.DETERMINE_DEFAULT_CHAIN

座標参照系間の変換で使用するSRID値のデフォルトの連鎖を戻します。

SDO_CS.FIND_GEOG_CRS

指定した参照SRID値を持つ座標参照系と同じwell-knownテキスト(WKT)数値を持つ測地(地理)座標参照系のSRID値を戻します。

SDO_CS.FIND_PROJ_CRS

指定した参照SRID値を持つ座標参照系と同じwell-knownテキスト(WKT)数値を持つ投影座標参照系のSRID値を戻します。

SDO_CS.FIND_SRID

指定した情報に一致する座標系のSRID値を検索します。

SDO_CS.FROM_OGC_SIMPLEFEATURE_SRS

well-knownテキスト文字列をTOWGS84キーワードのないOpen Geospatial Consortiumのシンプル・フィーチャ形式からTOWGS84キーワードを含む形式に変換します。

SDO_CS.FROM_USNG

U.S. National Grid形式で表される点を空間点ジオメトリ・オブジェクトに変換します。

SDO_CS.GET_EPSG_DATA_VERSION

Spatial and Graphによって使用されるEPSGデータセットのバージョン番号を取得します。

SDO_CS.MAKE_2D

3次元以上のジオメトリを2次元のジオメトリに変換します。

SDO_CS.MAKE_3D

2次元のジオメトリを3次元のジオメトリに変換します。

SDO_CS.MAP_EPSG_SRID_TO_ORACLE

指定したEPSG SRID値に対応するOracle Spatial and Graph SRID値を戻します。

SDO_CS.MAP_ORACLE_SRID_TO_EPSG

指定したOracle Spatial and Graph SRID値に対応するEPSG SRID値を戻します。

SDO_CS.REVOKE_PREFERENCE_FOR_OP

ソース座標系とターゲット座標系の間での操作のプリファレンスを取り消します。

SDO_CS.TO_OGC_SIMPLEFEATURE_SRS

well-knownテキスト文字列を、TOWGS84キーワードを含むOpen Geospatial Consortiumのシンプル・フィーチャ形式からTOWGS84キーワードのない形式に変換します。

SDO_CS.TRANSFORM

座標系(SRIDまたは名前で指定)を使用してジオメトリ表現を変換します。

SDO_CS.TRANSFORM_LAYER

ジオメトリのレイヤー全体(表内の指定した列に含まれるすべてのジオメトリ)を変換します。

SDO_CS.UPDATE_WKTS_FOR_ALL_EPSG_CRS

すべてのEPSG座標参照系のwell-knownテキスト(WKT)の説明を更新します。

SDO_CS.UPDATE_WKTS_FOR_EPSG_CRS

指定したSRIDに関連付けられたEPSG座標参照系のwell-knownテキスト(WKT)の説明を更新します。

SDO_CS.UPDATE_WKTS_FOR_EPSG_DATUM

指定したデータに関連付けられたすべてのEPSG座標参照系のwell-knownテキスト(WKT)の説明を更新します。

SDO_CS.UPDATE_WKTS_FOR_EPSG_ELLIPS

指定した楕円体に関連付けられたすべてのEPSG座標参照系のwell-knownテキスト(WKT)の説明を更新します。

SDO_CS.UPDATE_WKTS_FOR_EPSG_OP

指定した座標変換操作に関連付けられたすべてのEPSG座標参照系のwell-knownテキスト(WKT)の説明を更新します。

SDO_CS.UPDATE_WKTS_FOR_EPSG_PARAM

指定した座標変換操作と変換操作のパラメータに関連付けられたすべてのEPSG座標参照系のwell-knownテキスト(WKT)の説明を更新します。

SDO_CS.UPDATE_WKTS_FOR_EPSG_PM

指定した本初子午線に関連付けられたすべてのEPSG座標参照系のwell-knownテキスト(WKT)の説明を更新します。

SDO_CS.VALIDATE_WKT

指定されたSRIDに関連付けられたwell-knownテキスト(WKT)の説明を検査します。

この章では、これらのサブプログラムのリファレンス情報をアルファベット順に説明します。