LogMinerを起動するには、DBMS_LOGMNR.START_LOGMNRプロシージャをコールします。DBMS_LOGMNR.START_LOGMNRプロシージャで使用できるオプションは、V$LOGMNR_CONTENTSビューに対する出力を制御します。そのためV$LOGMNR_CONTENTSビューを問い合せる前に、DBMS_LOGMNR.START_LOGMNRをコールする必要があります。
LogMiner起動時には、次の項目を指定できます。
LogMinerが返すデータをフィルタ処理する方法(たとえば、開始時刻と終了時刻、またはSCN値によるフィルタ処理)
LogMinerにより返されるデータを書式設定するためのオプション
使用するLogMinerディクショナリ
次のリストに、DBMS_LOGMNR.START_LOGMNRに対してOPTIONSパラメータで指定できるLogMiner設定の要約と、詳細情報の参照先を示します。
DICT_FROM_ONLINE_CATALOG - 「オンライン・カタログの使用」を参照してください
DICT_FROM_REDO_LOGS - 「LogMinerの起動」を参照してください
CONTINUOUS_MINE - 「REDOログ・ファイル・オプション」を参照してください
COMMITTED_DATA_ONLY - 「コミット済トランザクションのみの表示」を参照してください
SKIP_CORRUPTION - 「REDO破損のスキップ」を参照してください
NO_SQL_DELIMITER - 「再実行のために再構築されたSQL文の書式設定」を参照してください
PRINT_PRETTY_SQL - 「返されるデータの可読性向上のための表示方法の書式設定」を参照してください
NO_ROWID_IN_STMT - 「再実行のために再構築されたSQL文の書式設定」を参照してください
DDL_DICT_TRACKING - 「LogMinerディクショナリでのDDL文の追跡」を参照してください
DBMS_LOGMNR.START_LOGMNRプロシージャの実行時には、指定されたパラメータとオプションの組合せが有効かどうか、指定されたディクショナリとREDOログ・ファイルが使用可能かどうかがLogMinerによりチェックされます。ただし、V$LOGMNR_CONTENTSビューは、「V$LOGMNR_CONTENTSビューへの移入方法」で説明するとおり、このビューを問い合せるまで移入されません。
パラメータおよびオプションは、次回のDBMS_LOGMNR.START_LOGMNRへのコールでは保持されません。DBMS_LOGMNR.START_LOGMNRをコールするたびに、必要なパラメータおよびオプション(SCN範囲や時間範囲を含む)をすべて指定する必要があります。