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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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10 VLDBの記憶域管理

データ・ウェアハウス環境の記憶域のパフォーマンスは、多くの場合、I/Oスループット(MB/s)に換算されます。オンライン・トランザクション処理(OLTP)システムでは、1秒当たりのI/Oリクエスト数(IOPS)がパフォーマンスの重要な尺度です。

この章では、VLDB環境のみに関してデータベース・ファイルの記憶域管理を説明します。Oracle Databaseソフトウェアなどデータベース以外のファイルについては、管理方法がVLDB以外の環境と変わらないためここでは扱いません。このため、VLDB環境の記憶域システムの高可用性、パフォーマンスおよび管理性の側面を中心に説明します。

この章の構成は、次のとおりです。

注意:

Oracle Databaseでは、RAWデバイスやファイルシステム上のデータベース・ファイルを使用できます。また、RAWデバイスまたは論理ボリューム上でのOracle Automatic Storage Management(Oracle ASM)の使用もできます。可能であればOracle ASMを使用することが推奨されます。