ヘッダーをスキップ
Oracle® Business Intelligence Applications構成ガイド
11g リリース1 (11.1.1.8.1)
E56353-01
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

4 機能構成データの管理と保守

この項では、Oracle BI Applications構成マネージャおよび機能設定マネージャを使用して、機能構成データを管理および保守する方法について説明します。

この項の内容は次のとおりです。

4.1 機能構成データの保守および管理について

Oracle BI Applicationsのデプロイメント・プロジェクト中に、Oracle BI Applications構成マネージャおよび機能設定マネージャを使用し、データ・ロード・パラメータ、ドメインおよびマッピング、およびレポート・パラメータの構成値を管理して変更を加えます。

機能構成のロードマップの情報については、第4.2項「設定データの保守および管理のロードマップ」を参照してください。

4.2 設定データの保守および管理のロードマップ

次のリストは、設定データの保守および管理の大まかなロードマップを示しています。

設定データの保守および管理の大まかなロードマップ

  1. 機能構成ステージ中は、通常、Oracle BI Applications構成マネージャを使用して、機能設定マネージャのタスクを使用して指定された設定データ値を監視します。

    • ドメイン・マッピングを監視するには、Oracle BI Applications構成マネージャの「タスク」バーから「ドメインおよびドメイン・マッピングの管理」リンクを選択し、「ドメインおよびドメイン・マッピングの管理の選択」ダイアログを表示します。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

      注意: または、機能設定マネージャで、ドメインまたはドメイン・メンバー・マッピングを更新するタスクの「タスクに進む」リンクを選択します。たとえば、「従業員ディメンションのドメインとメンバー・マッピングの管理」という名前のタスクによって、ドメインおよびドメイン・メンバー・マッピングが更新されます。

    • データ・ロード・パラメータを監視するには、「タスク」バーから「データ・ロード・パラメータ」リンクを選択し、「データ・ロード・パラメータの管理の選択」ダイアログを表示します。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

      注意: または、機能設定マネージャで、データ・ロード・パラメータ値を更新するタスクの「タスクに進む」リンクを選択します。たとえば、「データ・ロード・パラメータ・ワークフォース調整勤務日の構成」という名前のタスクによって、データ・ロード・パラメータ値が更新されます。

    • レポート・パラメータを監視するには、「タスク」バーから「レポート・パラメータの管理」リンクを選択し、「レポート・パラメータの管理の選択」ダイアログを表示します。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

      注意: または、機能設定マネージャで、レポート・パラメータ値を更新するタスクの「タスクに進む」リンクを選択します。たとえば、「年プロンプトのレポート・パラメータの構成」という名前のタスクによってレポート・パラメータが更新されます。


    ヒント:

    ドメイン値を使用して、提供されるビジネス・メトリックを定義できます。したがって、提供されるドメイン・メンバー値を確認し、それらを適切なソース値にマップする必要があります。


  2. 購入済オファリングの機能構成中に、機能設定マネージャを使用して、タスクのステータスおよび設定済の設定データ値を監視します。

    たとえば、機能設定マネージャの「実装プロジェクト」ページを使用して、完了済タスクの数を査定できます。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  3. 必要に応じて、Oracle BI Applications構成マネージャを使用して、構成値に変更を加えます。詳細は、第4.8項「Oracle BI Applications構成マネージャを使用した構成値の変更方法」を参照してください。

  4. 必要に応じて、Oracle BI Applications構成マネージャを使用して、ドメインまたはドメイン・メンバー値を追加します。詳細は、第4.11項「ターゲット・ドメイン・メンバーの追加について」を参照してください。

  5. 必要に応じて、Oracle BI Applications構成マネージャを使用して、外部適合ドメインを構成します。詳細は、第4.4.8項「外部適合ドメインの構成方法」を参照してください。

4.3 機能構成データについて

Oracle BI Applicationsの機能構成データは、次のものに関する情報です。

Oracle BI Applicationsの機能構成データは、

4.4 ドメインおよびドメイン・マッピングの操作について

ドメインは、ビジネス・メトリックの定義に役立つ事前シード済ディメンション値です。たとえば、Financial Analyticsでは、ドメインに一般会計勘定科目に関する情報が格納されます。

ドメインは、通常、ソース・システムに配置されます。ソース・システムでドメインが使用可能でない場合、フラット・ファイルからソーシングすることができます。たとえば、Oracle Price Analyticsのドメインは、フラット・ファイルfile_domain_member_gs.csvを使用してロードされます。このファイルは、Universal Adaptorのソース・ドメインを提供するためにも使用されます。

ドメインを管理するには、次のダイアログを使用します。

4.4.1 ドメイン・マッピングとドメイン・メンバー・マッピングについて

ドメイン・マッピングは、ソース・システムのデータを抽出してOracle Business Analytics Warehouseにロードする方法を指定します。たとえば、ドメイン「ソース・グループ口座」(BI_GROUP_ACCOUNT)のデータは抽出されて、ドメイン「グループ口座」(W_GL_GROUP_ACCOUNT)にロードされます。

次のスクリーンショットは、Oracle Financial Analyticsのサンプル・ドメイン・マッピングを示しています。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

ドメイン・メンバー・マッピングは、ソース・システムのドメイン・メンバー・データを抽出してOracle Business Analytics Warehouseのドメイン・メンバー・データにロードする方法を指定します。たとえば、Oracle HR Analyticsでは、ドメイン「性別」(W_SEX_MF_CODE)にはソース値「男性」があり、それは、Oracle Business Analytics Warehouseのドメイン・メンバー値「M」にマップされます。

4.4.1.1 通常ドメインと範囲ドメインについて

ドメインには、次のように2つのタイプがあります。

  • 通常ドメイン

    通常ドメインは、単一値からなるメンバーを持っています。たとえば、購買オーダー・ステータス・ドメインのメンバーは、次のメンバーを持っている場合があります。

    • 取消済

    • クローズ済

    • 未完了

    これらの単一値は、ターゲット・システムの単一メンバー値にマップされます。たとえば、「取消済」は「取消済」に、「クローズ済」は「クローズ済」にマップされます。

  • 範囲ドメイン

    範囲ドメインは、範囲を指定する2つの値(「範囲の開始」と「範囲の終了」)からなるメンバーを持ちます。たとえば、「アカウント従業員規模」ドメインは次のメンバーを持っている場合があります。

    • 1, 5000

    • 5001, 10,000

    • 10,001, 1,000,000.

    各範囲は、単一のターゲット・ドメイン・メンバーにマップされます。たとえば、「1, 5000」は「小」に、「5001, 10,000」は「中」にマップされます。

4.4.2 ソース・ドメインについて

ソース・システム・アプリケーションのデータ・フィールドは、ソース・ドメインと呼ばれます。Oracle Business Analytics Warehouseのデータ・フィールドは、ウェアハウス・ドメインと呼ばれます。

次のスクリーンショットは、Oracle Financial Analyticsのサンプル・ソース・ドメインを示しています。

注意: 「ソース・ドメイン」タブに表示されるソース・ドメインは読取り専用です。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

ドメイン・メンバーは、ソースまたはウェアハウス・ドメインの許容値です。たとえば、MARITAL_STATUSのドメイン・メンバーには、DivorcedのD、MarriedのM、SingleのSなどが含まれます。


ヒント:

ドメイン値を使用して、提供されるビジネス・メトリックを定義できます。したがって、提供されるドメイン・メンバー値を確認し、それらを適切なソース値にマップする必要があります。


ドメイン・マッピングは、ソース・システム・アプリケーション内のエンティティのOracle Business Analytics Warehouseへのロード方法を指定します。

4.4.2 ウェアハウス・ドメインについて

Oracle Business Analytics Warehouseのデータ・フィールドは、ウェアハウス・ドメインと呼ばれます。

次のスクリーンショットは、Oracle Financial Analyticsのサンプル・ウェアハウス・ドメインを示しています。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

4.4.4 ウェアハウス・ドメイン階層について

ウェアハウス・ドメイン階層は、データをより効率的に分析できるようにするために、階層に編成されたドメインです。たとえば、Oracle HR Analyticsでは、ワークフォース・イベント階層(イベント・グループ→イベント・サブグループ→イベント詳細)を持つ必要が生じることがあります。


注意:

ドメイン階層は、次に示すように、子から親へという形式で表示されます。

<子1>\

<子n>\

<親>。

詳細は、第4.12項「ドメイン階層の表示」を参照してください。


次のスクリーンショットは、Oracle Financial Analyticsのサンプル・ウェアハウス・ドメイン階層を示しています。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

4.4.5 ドメイン・メンバー・マッピングの設定について

Oracle Business Intelligence Applicationsには、シードされたBI Applicationドメイン値をOracle Enterprise Resource Planningアプリケーションのシードされた構成データにマップするデフォルトのドメイン値マッピングが付属しています。

オファリングを構成する場合は、ドメイン値のデフォルト・マッピングを確認し、必要に応じて、データのレポートに使用するカテゴリにあわせてそれらを更新します。

たとえば、Oracle HR Analyticsでは、パフォーマンス範囲のデフォルト・ドメイン値は次のようになります。

0 - 50: PERF_RANGE_1

50 - 60: PERF_RANGE_2

60 - 70: PERF_RANGE_3

これらのデフォルト・カテゴリを使用する場合、ETLプロセスを開始する前にこれらのマッピングに変更を行う必要はありません。

デフォルト・マッピングに変更を加える場合は、「ドメイン・マッピング」タブを使用してこれらの変更を実装します。

たとえば、PERF_RANGE_1の範囲を0 - 50から0 - 100に変更できます。また、PERF_RANGE_4という名前の新しいカテゴリを追加し、範囲100 - 500をその新しいPERF_RANGE_4カテゴリに割り当てることもできます。

4.4.5.1 ドメイン・メンバー・マッピングの編集方法

ドメイン・メンバー・マッピングを編集する手順は次のとおりです。

  1. 「ドメイン・マッピングおよび階層の管理」の「ドメイン・マッピング」タブを使用して、編集するドメインに移動します。

    「ドメイン・マッピング」タブを表示するには、次のいずれかの操作を行います。

    • Oracle BI Applications構成マネージャの「タスク」ペインで「ドメイン・マッピングおよび階層の管理」を選択し、「ドメイン・マッピング」タブを表示してドメインを選択します。

    • 機能設定マネージャで、ドメインまたはドメイン・メンバー・マッピングを更新するタスクの「タスクに進む」リンクを選択します。

  2. 「ドメイン・メンバー・マッピング」ペインまでスクロール・ダウンします。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  3. 「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」アイコンをクリックして、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  4. 「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログを使用して、ドメイン・マッピング値を編集します。

4.4.5.2 範囲メンバー・マッピングの追加方法

範囲メンバー・マッピングを追加する手順は次のとおりです。

  1. 「ドメイン・マッピングおよび階層の管理」の「ドメイン・マッピング」タブを使用して、編集するドメインに移動します。

    「ドメイン・マッピング」タブを表示するには、次の1つを実行します。

    • Oracle BI Applications構成マネージャの「タスク」ペインで「ドメイン・マッピングおよび階層の管理」リンクを選択し、「ドメイン・マッピング」タブを表示して、区分された(範囲指定された)ドメインを選択します。

    • 機能設定マネージャで、区分または範囲指定されたドメインまたはドメイン・メンバー・マッピングを更新するタスクの「タスクに進む」リンクを選択します。

  2. 「ドメイン・メンバー・マッピング」ペインまでスクロール・ダウンします。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  3. 「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」アイコンをクリックして、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  4. 「範囲メンバー・マッピングの追加」(+)アイコンをクリックし、「範囲開始」「範囲終了」、および「ターゲット・ドメイン・メンバー - コード」フィールドに値を指定します。

    ヒント: 新しい範囲を作成する前に、まず「ウェアハウス・メンバーの追加」ボタンを使用して、ターゲット・ウェアハウス・メンバーを作成できます。これは、「ターゲット・ドメイン・メンバー - コード」リストのオプションとして使用できるようになります。たとえば、「250,000より大きい」というウェアハウス・メンバーを追加して、範囲250,000 - 1,000,000にマップできます。

4.4.5.3 ターゲット・ドメイン・メンバーの追加方法

ターゲット・ドメイン・メンバーを追加する手順は次のとおりです。

  1. 「ドメイン・マッピングおよび階層の管理」の「ドメイン・マッピング」タブを使用して、編集するドメインに移動します。

    「ドメイン・マッピング」タブを表示するには、次の1つを実行します。

    • Oracle BI Applications構成マネージャの「タスク」ペインで「ドメイン・マッピングおよび階層の管理」リンクを選択し、「ドメイン・マッピング」タブを表示してドメインを選択します。

    • 機能設定マネージャで、ドメインまたはドメイン・メンバー・マッピングを更新するタスクの「タスクに進む」リンクを選択します。

  2. 「ドメイン・メンバー・マッピング」ペインまでスクロール・ダウンします。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  3. 「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」アイコンをクリックして、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  4. 「ターゲット・ドメイン・メンバーの追加」をクリックし、「ターゲット・ドメイン・メンバーの追加」ダイアログを表示します。ここで、名前、コード、およびオプションの説明を指定できます。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

    たとえば、「250,000より大きい」というウェアハウス・メンバーを追加して、範囲250,000 - 1,000,000にマップできます。

    注意: 「ターゲット・ドメイン・メンバーの追加」オプションがグレー表示されているか表示されていない場合、ドメインは拡張不可能です(詳細は、第4.4.7項「いくつかのドメインが拡張不可能なのはなぜか」を参照)。

    「OK」をクリックし、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログに戻ると、ソース・ドメインを、作成したターゲット・ドメインにマップできます。

4.4.5.4 新しいドメイン・メンバーのローカライズ方法

新しいドメイン・メンバーを追加し、それにローカライゼーションが必要な場合、この項の手順に従ってください。

Oracle BI Applications構成マネージャ・メタデータの文字列ローカライゼーションを追加するには:

  1. データベース管理ツールを開き、Oracle Business Analytics Warehouseスキーマに接続します。

  2. 表C_DOMAIN_MEMBER_TLと、第4.4.5.3項「ターゲット・ドメイン・メンバーの追加方法」で追加した新しいドメイン・メンバー・レコードを問い合せます。

    列CREATED_BYおよびCREATION_DATEに対する問合せフィルタを使用することで、新しいドメイン・メンバー・レコードを問い合せることができます。

    新しいドメイン・メンバー・レコードにはそれぞれ、C_DOMAIN_MEMBER_TL表に28個の行があります。

  3. LANGUAGE_CODE列を、ローカライズされたデプロイメント言語に一致するように更新します。

    1. 次のSQLを使用して、ローカライズされた言語の言語コードを特定します。

      SELECT LANGUAGE_CODE, NLS_LANGUAGE, NLS_TERRITORY
      FROM FND_LANGUAGES_B
      WHERE INSTALLED_FLAG IN ('B', 'I');
      
    2. ドメイン・メンバー名、説明、およびローカライズされた言語のソース言語コード文字列を、次のSQLを使用して更新します。

      この例では、ローカライズされた言語はアラビア語で、そのLANGUAGE_CODEはARです。

      UPDATE C_DOMAIN_MEMBER_TL
      SET DOMAIN_MEMBER_NAME = '<Arabic translated string for domain member name>', DOMAIN_MEMBER_DESCR = '<Arabic translated string for domain member description>', SRC_LANGUAGE_CODE = 'AR'
      WHERE DOMAIN_KEY = '<Domain key value for the record you want to update>'
      AND DOMAIN_MEMBER_CODE = '<Domain member code value for the record you want to update>'
      AND LANGUAGE_CODE = 'AR';
      
  4. データベース管理ツールを終了します。

  5. Oracle WebLogic Serverを再起動します。

4.4.5.5 Oracle BIリポジトリ・メタデータの文字列ローカライゼーションの追加方法

新しいドメイン・メンバーを追加した場合、この手順に従って、Oracle BIリポジトリ・メタデータの文字列ローカライゼーションを追加します。

Oracle BIリポジトリ・メタデータの文字列ローカライゼーションを追加するには:

  1. OPMNサービスを停止します。

    コマンドopmnctl stopallを使用します。

  2. データベース管理ツールを開き、Oracle Business Analytics Warehouseスキーマに接続します。

  3. 次のプレゼンテーション・オブジェクトの文字列を特定します。

    - サブジェクト領域

    - プレゼンテーション表

    - プレゼンテーション階層

    - プレゼンテーション・レベル

    - プレゼンテーション列

    たとえば、サブジェクト領域「買掛/未払金請求書 - 前払金請求書配分リアルタイム」の場合、次の文字列を入力します。

    表4-1 ローカライゼーション文字列の例

    文字列 プレゼンテーション・オブジェクト

    買掛/未払金請求書 - 前払金請求書配分リアルタイム

    サブジェクト領域

    時間

    プレゼンテーション表

    日付 - 年

    プレゼンテーション階層

    合計

    プレゼンテーション・レベル

    プレゼンテーション・レベル

    カレンダ年

    プレゼンテーション列


  4. サブジェクト領域ごとに、ローカライゼーション用の文字列を外部化し、プレゼンテーション・オブジェクトのカスタム名を生成します。

    1. Oracle BI管理ツールで、サブジェクト領域を右クリックし、「表示名の外部化」を選択して、「カスタム名の生成」を選択します。

    2. 作業内容を保存します。

      文字列のローカライズの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイドのリポジトリのメタデータ名のローカライズに関する項を参照してください。

  5. リポジトリの整合性をチェックし、不整合をすべて解決します。

    手順については、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド(Oracle Fusion Applications Edition)のリポジトリまたはビジネス・モデルの整合性のチェックに関する項を参照してください。

  6. 表C_RPD_MSGSに、プレゼンテーション・オブジェクトの1つのカスタム名を入力します。

    INSERT INTO C_RPD_MSGS(MSG_ID, CREATED_BY, CREATION_DATE)
    VALUES('<CUSTOM NAME OF PRESENTATION OBJECT>', 'CUSTOM', SYSTIMESTAMP);
    COMMIT;
    

    注意: 管理ツールでカスタム名および論理列の値を表示するには、プレゼンテーション・オブジェクトを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「カスタム表示名」フィールドのデータが、VALUEOF(NQ_SESSION.VALUE)の形式で表示されます。VALUEは、プレゼンテーション・オブジェクトのカスタム名またはプレゼンテーション列の論理値です。この値は、前述のSQL文のVALUESセクションに入力する必要がある値です。

  7. 前述の手順のプレゼンテーション・オブジェクトのローカライズ済文字列を、表C_RPD_MSGS_TLに入力します。

    INSERT INTO C_RPD_MSGS_TL(MSG_ID, MSG_TEXT, LANGUAGE_CODE, CREATED_BY, CREATION_DATE)
    VALUES('<CUSTOM NAME OF PRESENTATION OBJECT>', '<LOCALIZATION OF THE STRING'>, '<LANGUAGE CODE FOR TRANSLATED LANGUAGE>', 'CUSTOM', SYSTIMESTAMP);
    COMMIT;
    

    特定の言語の言語コードを特定するには、次のSQLを使用します。

    SELECT LANGUAGE_CODE, NLS_LANGUAGE, NLS_TERRITORY
    FROM FND_LANGUAGES_B
    WHERE INSTALLED_FLAG IN ('B', 'I');
    
  8. 次のSQLに示すように、プレゼンテーション・オブジェクトに関する追加の詳細を表C_RPD_MSGS_RELに入力します。

    INSERT INTO C_RPD_MSGS_REL(MSG_ID, MSG_NUM, MESSAGE_TYPE, CREATED_BY, CREATION_DATE)
    VALUES('<CUSTOM NAME OF PRESENTATION OBJECT>', '<TRANSLATION OF THE STRING'>, '<LANGUAGE CODE FOR TRANSLATED LANGUAGE>', 'METADATA','CUSTOM', SYSTIMESTAMP);
    COMMIT;
    
  9. ローカライゼーションを必要とするプレゼンテーション・オブジェクトごとに手順6ら8を繰り返します。

  10. セッション初期化ブロックINIT_USER_LANGUAGE_CODEの物理接続が動作可能であることを検証します。

    1. Oracle BI管理ツールで、「管理」「変数」「セッション初期化ブロック」の順に選択します。

    2. INIT_USER_LANGUAGE_CODEを右クリックします。

    3. 「プロパティ」ダイアログで、「データ・ソースの編集」をクリックします。

    4. 「テスト」をクリックし、言語コードの値を入力します。「OK」をクリックします。

      たとえば、アラビア語の場合は「AR」と入力します。

      USER_LANGUAGE_CODE = '<language code>'が返されます。

      この値が返されない場合、データ・ソースのTNSエントリが適切に構成されていません。

  11. OPMNサービスを再開します。

  12. Oracle BI Answersのローカライズ済文字列を確認します。ログイン・ページで、適切な言語を指定します。

4.4.5.6 「ソースに同期」を使用してソース・ドメインとターゲット・ドメインを同期する方法

一部のシナリオでは、Oracle BI Applicationsをデプロイするときに、ターゲット・ドメイン・メンバー値のみが判明している場合があります。たとえば、Order Management AnalyticsやSupply Chain Analyticsでは、一般的にデプロイメント時までUOM (単位)はわかりません。範囲指定されていないターゲット・ドメインは、「ソースに同期」オプションを使用して、ターゲット・ドメインとソース・ドメインの値が自動的に同期されるように設定できます。このプロセスによって、ソース・ドメインから新しいターゲット・メンバーが挿入され、1対1のマッピングが自動生成されます。これは、他の方法では設定に時間のかかる、多数のメンバー・マッピングを含む大きなドメインに便利です。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

注意: 「ソースに同期」は、拡張可能な範囲指定されていないドメインにのみ使用できます。

ソース・ドメインとターゲット・ドメインの同期方法:

  1. 同期するドメインに移動します。

    Oracle BI Applications構成マネージャを使用している場合は、「タスク」バーから「ドメインおよびマッピングの管理」をクリックし、「ドメイン・マッピング」タブを表示してから編集するドメインを選択し、「ドメイン・メンバー・マッピング」ペインの「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」アイコンをクリックして、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログを表示します。

    機能設定マネージャを使用している場合は、ドメインを更新するタスクの「タスクに進む」をクリックして、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  2. 「ソースに同期」をクリックします。

  3. 「警告」ダイアログで「OK」をクリックします。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

    注意: 「OK」をクリックして続行すると、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログで「保存」と「保存してクローズ」のいずれもクリックしていなくても、ターゲット・ドメイン・メンバーに変更がコミットされます。

    ターゲット・ドメイン・メンバー値が生成されます。次の例では、C_JOB_FAMILYのターゲット・コードがソース・メンバー・コードと自動的に同期されます。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

4.4.5.7 「バッチ編集」を使用して複数のターゲット・ドメイン・メンバー値を更新する方法

「バッチ編集」オプションを使用してターゲット・ドメインを設定し、複数のターゲット・ドメイン・メンバーを同じ値で更新できます。これは、同じ値を必要とする多数のメンバー・マッピングがある大きなドメインの場合に便利です。

「バッチ編集」を使用して複数のターゲット・ドメイン・メンバー値を更新する手順は次のとおりです。

  1. 編集するドメインに移動します。

    Oracle BI Applications構成マネージャを使用している場合は、「タスク」バーから「ドメインおよびマッピングの管理」をクリックし、「ドメイン・マッピング」タブを表示してから編集するドメインを選択し、「ドメイン・メンバー・マッピング」ペインの「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」アイコンをクリックして、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログを表示します。

    機能設定マネージャを使用している場合は、ドメインを更新するタスクの「タスクに進む」をクリックして、「ドメイン・メンバー・マッピングの編集」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  2. 表の1つ以上の行を複数選択します。

    ヒント: 複数選択するには、[Ctrl]キーを押しながらクリックして複数の行を選択します。

  3. 「バッチ編集」ドロップ・ダウン・リストから1つの値を選択します。

  4. 「変更」をクリックし、「バッチ編集」ドロップ・ダウン・リストで選択した値を、指定したすべてのメンバーに適用します。

4.4.6 ウェアハウス・ドメイン階層の変更方法

Oracle BI Applicationsウェアハウス・ドメインは階層に編成されます。データをより効率的に分析できるようにするために、階層を変更できます。たとえば、階層内のアイテムの順序を変更できます。

ウェアハウス・ドメイン階層を作成または編集する手順は次のとおりです。

  1. 「ドメイン・マッピング」リストで、編集するドメイン・マッピングを選択します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  2. 「ドメイン・マッピング」リストの最上部にあるオプションを使用して階層を変更します。

4.4.7 いくつかのドメインが拡張不可能なのはなぜか

Oracle Business Intelligence Applicationsでのデータ整合性を保つために、いくつかのドメインは拡張不可能として設計されており、読取り専用です。

ドメインが拡張不可能である場合、ドメインを選択すると次のオプションがグレー表示になります。

4.4.8 外部適合ドメインの構成方法

ソース・システムでの定義に基づいて、Oracle Business Analytics Warehouseの適合ドメインを管理および作成できます。たとえば、事前定義済マスター製品ライン(通常はFusion)ソース・ドメインからソーシングされる単位(UOM)を構成できます。

外部適合ドメインを構成する手順は次のとおりです。

  1. Oracle BI Applications構成マネージャの「タスク」ペインで「外部適合ドメインの管理」リンクを選択し、「外部適合ドメインの管理」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  2. 「製品ライン」ドロップ・ダウン・リストを使用してソース・システムを選択します。

    ソース・システムを選択すると、そのソース・システムのドメインが表示されます。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  3. ドメイン・リストで、構成するドメインを選択し、「ドメインの構成」をクリックして構成ウィザードを起動します。


    注意:

    ドメインがすでに構成済である場合、ウィザードを使用してそのドメインを構成する前に、最初に「ドメイン構成の削除」をクリックすることで既存の構成を削除する必要があります。

    ドメインがすでに構成済である場合、「構成済?」フィールドに緑色のチェックマークが表示され、「参照されたデータ・ソース」フィールドにデータ・ソースの一意のIDが表示されます。


  4. 構成ウィザードで画面の指示に従います。

  5. 「保存」をクリックします。

    ETLのロード計画に構成済ドメインを含めた場合、措定されたソース・ドメインからOracle Business Analytics Warehouseにデータがロードされます。

4.5 データ・ロード・パラメータの操作について

データ・ロード・パラメータは、ソース・システム・データのOracle Business Analytics Warehouseへのロード方法を指定する構成値です。たとえば、費用時間単位パラメータCOST_TIME_GRAINは、データ・ロード・プロセス中に費用を週単位、月単位、または四半期単位のいずれで集計するかを指定します。

4.5.1 データ・ロード・パラメータの操作に関するキー・ポイント

Oracle BI Applications構成マネージャのデータ・ロード・パラメータを操作する場合、次のキー・ポイントに注意してください。

  • データ・ロード・パラメータは、次のようにグローバルかアプリケーション固有のいずれかです。

    • グローバル・パラメータは、すべてのアプリケーションに適用され、(ab)および地球アイコンで示されます。

      この図形は周囲のテキストで説明しています。

      グローバル・データ・ロード・パラメータは、特定のファクト・グループまたはディメンション・グループに関連付けることもできます。

    • アプリケーション固有は、特定のアプリケーションに適用され、(ab)アイコンで示されます。

      この図形は周囲のテキストで説明しています。

      アプリケーション固有データ・ロード・パラメータは、常に、1つ以上のファクト・グループまたはディメンション・グループに関連付けられています。

  • グローバル・データ・ロード・パラメータが1つ以上のファクト・グループまたはディメンション・グループに関連付けられている場合、各ファクト・グループまたはディメンション・グループは異なる値を持つことができます。たとえば、「不就業イベント・ディメンション」の「遅延変更ディメンション・フラグ」の値が「はい」で、「資産ディメンション」の「遅延変更ディメンション・フラグ」の値が「いいえ」の場合があります。

    グローバル・グループ固有のパラメータの値は、常にオーバーライド可能であり、「オーバーライド可能パラメータ」アイコン(鉛筆の付いた(ab)アイコン)で示されます。

    この図形は周囲のテキストで説明しています。

    次の例は、下部ペインに表示される関連付けられたグループ固有の値とともに、グローバル・パラメータ「遅延変更ディメンション・フラグ」を示しています。

    この図形は周囲のテキストで説明しています。
  • アプリケーション固有のデータ・ロード・パラメータの場合、関連するファクト・グループまたはディメンション・グループの値は、次のようにオーバーライド可能またはオーバーライド不可になります。

    オーバーライド可能: 関連する各ファクト・グループまたはディメンション・グループは異なる値を持つことができます。オーバーライド可能パラメータは、「オーバーライド可能パラメータ」アイコン(鉛筆の付いた(ab)アイコン)で示されます。

    この図形は周囲のテキストで説明しています。

    オーバーライド不可: 関連する各ファクト・グループまたはディメンション・グループは同じ値を持つ必要があります。オーバーライド不可パラメータは、「パラメータ」アイコン(鉛筆が付いていない(ab)アイコン)で示されます。

    この図形は周囲のテキストで説明しています。

    次の例は、下部ペインに表示される関連付けられたグループ固有の値とともに、アプリケーション固有パラメータ「製品カテゴリ・セットID 3」を示しています。この例のグループ固有の値はオーバーライドできないことに注意してください。

    この図形は周囲のテキストで説明しています。

4.5.2 データ・ロード・パラメータの編集について

データ・ロード・パラメータ(グローバル固有またはアプリケーション固有)は、データ・ロード・パラメータを編集するときに機能設定マネージャに表示される「データ・ロード・パラメータ」ダイアログを使用して編集します(次のスクリーンショットを参照)。前述のデータ・ロード・パラメータ・リスト(マスター表)にはパラメータおよび値が表示され、次のグループ固有パラメータ値リストには関連付けられたファクト・グループまたはディメンション・グループが表示されます(存在する場合)。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

Oracle BI Applications構成マネージャでデータ・ロード・パラメータを表示するには、「タスク」バーの「データ・ロード・パラメータの管理」リンクを選択し、「データ・ロード・パラメータの管理」ダイアログを表示します。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

4.5.3 グローバル・データ・ロード・パラメータの編集について

グローバル・パラメータの値を編集するには、「データ・ロード・パラメータ」マスター表でレコードを選択し、表のツールバーの「編集」アイコンをクリックするか、「グローバル・パラメータ値」列のリンクをクリックします。

編集するグローバル・パラメータがファクト・グループまたはディメンション・グループに関連付けられている場合、すべての関連するファクト・グループおよびディメンション・グループの値を更新するかどうかを確認する警告メッセージが表示されます。警告メッセージに対して「はい」をクリックすると、そのグループ・レベルのパラメータのすべての値が新しい値に更新されます。

たとえば、「編集」アイコン、またはデータ・ロード・パラメータ・マスター表のパラメータSUBLEDGER_MODULE_LISTの「パラメータ値」列のリンクをクリックすると、次の「警告」ダイアログが表示されます。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

「はい」をクリックすると、パラメータ値の編集を続行できます。パラメータ値に対する変更は、そのグループ・レベルにあるすべてのパラメータ値に適用されます。

特定のファクト・グループまたはディメンション・グループのパラメータ値を変更するには、「データ・ロード・パラメータ」マスター表の「グローバル・パラメータ」を選択し、「<パラメータ名>に対するグループ固有パラメータ値」詳細表のパラメータを選択します。表のツール・バーの「編集」アイコンまたは「パラメータ値」列のリンクをクリックして、「パラメータ値の編集」ダイアログを開きます。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

前述の編集ダイアログでパラメータ値を変更すると、「不就業イベント・ディメンション」グループに関連付けられた「遅延変更ディメンション・フラグ」パラメータのパラメータ値が更新されます。

4.5.4 アプリケーション固有のパラメータ値の編集について

「編集」オプションを使用して、アプリケーション固有のパラメータに関連付けられた1つのファクト・グループまたはディメンション・グループの値を編集します(パラメータがオーバーライド可能な場合)。

「すべて編集」オプションは、アプリケーション固有のパラメータに関連付けられたすべてのファクト・グループおよびディメンション・グループの値の編集に使用します。

特定のファクト・グループまたはディメンション・グループの値を編集しようとすると、次のようになります。

  • そのグループ・レベルでパラメータがオーバーライド可能な場合、その特定のファクト・グループまたはディメンション・グループのみを更新します。

  • そのグループ・レベルでパラメータがオーバーライド不可能である場合、「はい」をクリックしてその値を編集すると影響を受けるファクト・グループおよびディメンション・グループのリストが「警告」ダイアログに表示されます。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

4.5.5 データ・ロード・パラメータ値の編集方法

データ・ロード・パラメータは、「データ・ロード・パラメータの管理」ダイアログを使用して編集します。

「データ・ロード・パラメータの管理」ダイアログを表示するには、次のうちの1つを実行します。

  • Oracle BI Applications構成マネージャで、「タスク」ペインの「データ・ロード・パラメータの管理」リンクを選択します。

  • 機能設定マネージャで、データ・ロード・パラメータ(たとえば、「初期抽出日の構成」)を更新するタスクの「タスクに進む」リンクを選択します。

データ・ロード・パラメータを編集する手順は次のとおりです。

  1. 「データ・ロード・パラメータ」リストでパラメータを選択します。

    パラメータがグローバル・パラメータである場合、「グローバル・パラメータ値」フィールドに実際の値(たとえば、MONTHLY)が表示されます。

    パラメータが非グローバル・パラメータである場合、「グローバル・パラメータ値」フィールドにテキスト「グループ固有」が表示されます。

  2. 次の1つを実行します。

    • グローバル・パラメータを更新するには、「データ・ロード・パラメータ」リストで、「グローバル・パラメータ値」フィールドに表示されている値をクリックし、「パラメータ値の編集」ダイアログ(データ・ロード・パラメータ用)を表示して、値を編集します。または、行を選択して「編集」アイコンをクリックします。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

      グローバル・パラメータが複数のファクト・グループまたはディメンション・グループに関連付けられている場合、「{0}に対するグループ固有パラメータ値」ペインのパラメータを編集することで、特定のファクト・グループまたはディメンション・グループのグローバル値をオーバーライドできます。

    • アプリケーション固有のパラメータを更新するには、「データ・ロード・パラメータ」リストでパラメータを選択し、「{0}に対するグループ固有パラメータ値」リストまでスクロール・ダウンして、「編集」アイコンまたは「パラメータ値」列の値をクリックします(またはパラメータ行を選択して「編集」アイコンをクリックします)。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

      そのグループ・レベルでパラメータがオーバーライド可能な場合、「パラメータ値の編集」ダイアログを使用してその特定のファクト・グループまたはディメンション・グループのみを更新します。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

      そのグループ・レベルでパラメータがオーバーライド不可能である場合、「はい」をクリックしてその値を編集すると影響を受けるファクト・グループおよびディメンション・グループのリストが「警告」ダイアログに表示されます。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
    • 「{0}に対するグループ固有パラメータ値」リストですべてのファクト・グループおよびディメンション・グループのパラメータ値を更新するには、「すべて編集」をクリックして「パラメータ値の編集」ダイアログを表示します。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

4.6 レポート・パラメータの操作について

レポート・パラメータは、Business Intelligenceダッシュボードでのデータの表示方法を指定する構成値です。

レポート・パラメータには、次の2つのカテゴリがあります。

レポート・パラメータを管理および編集するには、「レポート・パラメータの管理」の「グローバル」/「アプリケーション固有」タブを使用します(次のスクリーンショットを参照)。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

「レポート・パラメータの管理」の「グローバル」/「アプリケーション固有」タブは、次のいずれかの操作で表示します。

レポート・パラメータを編集するには、パラメータ・リストでパラメータを選択し、「編集」アイコンをクリックするか、「パラメータ値」列の値をクリックします。

4.7 設定データの監視方法

機能構成プロジェクト中に、設定データを監視し、オファリングが適切に構成されていることを確認します。たとえば、「概要」ページの「オファリング単位のパラメータ」レポートを使用して、構成済のパラメータの数を視覚的に監視できます。

設定データは、次の方法で監視できます。

4.8 Oracle BI Applications構成マネージャを使用した構成値の変更方法

機能設定マネージャで実装プロジェクトを完了した後に構成変更を加える必要が生じた場合は、Oracle BI Applications構成マネージャを使用して設定データを更新できます。設定データ値を変更するには、「タスク」バーの「設定データの保守および管理」領域のオプションを使用します。

Oracle BI Applications構成マネージャを使用して構成値を変更する手順は次のとおりです。

  1. Oracle BI Applications構成マネージャで、次のように「タスク」バーの「設定データの保守および管理」領域のオプションを使用します。

    • ドメイン・マッピングに変更を加えるには、「ドメインおよびマッピングの管理」を選択して、編集するドメイン・タイプのタブを表示します。ドメイン・マッピングを編集するには、「ドメイン・マッピング」リストでドメインを選択して、「ドメイン・メンバー・マッピング」ペインの「編集」アイコンをクリックします。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
    • データ・ロード・パラメータに変更を加えるには、「データ・ロード・パラメータの管理」を選択し、「検索」ペインを使用して、編集するパラメータを見つけます。グローバル・データ・ロード・パラメータの値を編集するには、「グローバル・パラメータ値」列の値をクリックして(または行を選択してから「編集」アイコンをクリックして)、「パラメータ値の編集」ダイアログ(データ・ロード・パラメータ用)を表示します。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

      アプリケーション固有のパラメータの場合は、「データ・ロード・パラメータ」リストでパラメータを選択し、「{0}に対するグループ固有パラメータ値」リストまでスクロール・ダウンして、「編集」アイコンまたは「パラメータ値」列の値をクリックします(またはパラメータ行を選択して「編集」アイコンをクリックします)。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
    • レポート・パラメータに変更を加えるには、「レポート・パラメータの管理」を選択して、「グローバル」タブまたは「アプリケーション固有」タブのいずれかを表示します。レポート・パラメータの値を編集するには、「パラメータ値」列の値をクリックして(または行を選択してから「編集」アイコンをクリックして)、「パラメータ値の編集」ダイアログ(レポート・パラメータ用)を表示します。

      このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

    ヒント:

    マップされていないドメイン値の検索の詳細は、第4.9項「Oracle BI Applications構成マネージャでマップされていないドメイン値を見つける方法」を参照してください。


4.9 Oracle BI Applications構成マネージャでマップされていないドメイン値を見つける方法

マップされていないドメイン値を見つけることで、ソース・システムのドメイン値がすべてマップされていることを確認できます。

ヒント: Oracle BI Applications構成マネージャの「アラート」ペインを使用して、マップされていないソース・メンバーが1つ以上あるターゲット・ドメインを特定することもできます。「概要」ページを表示してから、「アンマップ済ソース・メンバーを持つドメイン・マップ」ペインに移動します。

マップされていないドメイン値を見つける方法:

  1. Oracle BI Applications構成マネージャを起動します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

4.10 Oracle BI Applications構成マネージャで値がないデータ・ロード・パラメータを見つける方法

値のないデータ・ロード・パラメータを見つけて、機能設定マネージャ内の、データ・ロード・パラメータに関連するすべてのタスクが適切に完了していることを確認します。

値のないデータ・ロード・パラメータを見つける方法:

  1. Oracle BI Applications構成マネージャを起動します。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • 「概要」ページから、「アラート」ペインの「値のないデータ・ロード・パラメータ」リストを使用します。

    • 「タスク」バーから、「データ・ロード・パラメータの管理」を選択して、「データ・ロード・パラメータの管理」ダイアログを表示します。ここで、パラメータを表示したり、編集することができます。

4.11 ターゲット・ドメイン・メンバーの追加について

ターゲット・ドメイン・メンバーを追加することで、Oracle Business Analytics Warehouseを拡張できます。たとえば、Range 5という新しい給与カテゴリを作成して、この新しいカテゴリに給与値をマップできます。

4.11.1 ターゲット・ドメイン・メンバーの追加方法

ターゲット・ドメイン・メンバーを追加することで、Oracle Business Analytics Warehouseを拡張できます。

ターゲット・ドメイン・メンバーを追加する手順は次のとおりです。

  1. 「ウェアハウス・ドメイン」タブを表示します。

    機能設定マネージャでは、「ウェアハウス・ドメイン」タブは、ウェアハウス・ドメイン値を編集するタスクを実行するときに表示されます。

    Oracle BI Applications構成マネージャの「タスク」バーから「ドメインおよびマッピングの管理」を選択して、「ドメインおよびマッピングの管理」ダイアログを表示します。

  2. 「ウェアハウス・メンバー」ペインで、「ウェアハウス・ドメイン・メンバーの追加」をクリックして、「ウェアハウス・ドメイン・メンバーの追加」または「ターゲット・ドメイン・メンバーの追加」ダイアログを表示します。

  3. 「ウェアハウス・ドメイン・メンバーの追加」または「ターゲット・ドメイン・メンバーの追加」ダイアログを使用して、詳細を指定します。

  4. 「OK」をクリックして詳細を保存し、ダイアログを閉じます。

4.12 ドメイン階層の表示

ドメイン階層を表示するには、「タスク」バーで「ドメイン・マッピングおよび階層の管理」リンクをクリックして、「ウェアハウス・ドメイン階層」タブを表示します。

このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。

注意

4.13 Oracle BI Applications構成マネージャの設定データのエクスポートとインポートについて

Oracle BI Applications構成マネージャの設定データは、次のことを行うためにエクスポートおよびインポートします。

4.13.1 どのデータがエクスポートされるのか

設定データをエクスポートすると、次のオブジェクトの値に加えた変更がエクスポートされます。

  • データ・ロード・パラメータ

  • ドメインとマッピング

  • レポート・パラメータ

変更されていない構成値はエクスポートされません。つまり、DEFAULT_CURRENCY値のUSDからEuroへの変更のみを行ってからデータをエクスポートすると、作成されるエクスポートZIPファイルには、DEFAULT_CURRENCY=Euroの列のみが含まれるようになります。

注意: 他のOracle BI Applications構成マネージャ・データ(たとえば、ソース・システム構成設定、Oracle Business Analytics Warehouse構成設定など)はエクスポート・ファイルに含まれません。つまり、ターゲット・システムにインポートする前に、最初にソース・システムおよびOracle Business Analytics Warehouseを再指定する必要があります。

4.13.2 どのデータがインポートされるのか

ZIPファイルから設定データをインポートするときは、そのZIPファイルにエクスポートされている構成変更がすべてインポートされます。たとえば、最初にレポート・パラメータのみをZIPファイルにエクスポートした場合、レポート・パラメータに加えられた変更のみがインポートされます。

4.13.3 設定データの移行について

設定データを移行するには、次の操作を行います。

  • ソース環境で、Oracle BI Applications構成マネージャ設定データをZIPファイルとしてエクスポートします。設定データのエクスポートの詳細は、第4.13.5項「設定データのエクスポート方法」を参照してください。

  • ソース環境からターゲット環境にZIPファイルをコピーします。

  • ターゲット環境で、Oracle BI Applications構成マネージャ設定データをZIPファイルからインポートします。設定データのインポートの詳細は、第4.13.6項「設定データのインポート方法」を参照してください。

    注意: ターゲット・システムでのデータ・ソース番号は、ソース・システムでのデータ・ソース番号と同じであることが必要です。

4.13.4 設定データのバックアップについて

設定データをバックアップするには、次の操作を行います。

  • ソース環境で、Oracle BI Applications構成マネージャ設定データをZIPファイルとしてエクスポートします。設定データのエクスポートの詳細は、第4.13.5項「設定データのエクスポート方法」を参照してください。

  • 安全な場所にZIPファイルを格納します。

  • ターゲット環境で、Oracle BI Applications構成マネージャがインストール済であることと、デフォルト設定データがインストールされていることを確認します。注意: ターゲット・システムでのデータ・ソース番号は、ソース・システムでのデータ・ソース番号と同じであることが必要です。

  • バックアップ・データをリストアするには、Oracle BI Applications構成マネージャ設定データをZIPファイルからインポートします。設定データのインポートの詳細は、第4.13.6項「設定データのインポート方法」を参照してください。

4.13.5 設定データのエクスポート方法

Oracle BI Applications構成マネージャ環境をバックアップしたり移行するために、設定データをエクスポートします。

設定データをエクスポートする手順は次のとおりです。

  1. ソース環境で、Oracle BI Applications構成マネージャを起動します。

  2. 「タスク」バーから、「設定データのエクスポート」を選択し、「設定データのエクスポート」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  3. 「データのエクスポート」をクリックして、「データのエクスポート」ダイアログを表示します。

  4. 「データのエクスポート」ダイアログを使用して、エクスポートする設定オブジェクトを指定します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  5. 「エクスポート」をクリックします。

  6. 「ファイル・ダウンロード」ダイアログが表示されたら、「保存」をクリックして、指定した場所にZIPファイルを保存します。

    「ファイル・ダウンロード」ダイアログで最初に「オープン」をクリックしてZIPファイルを開いた場合、必ず使用しているZIPプログラムでZIPファイルを保存してください。

「設定データのエクスポート」表が、エクスポートの詳細で更新されます。

4.13.6 設定データのインポート方法

設定データは、設定データをリストアまたは移行するためにインポートします。設定データをインポートする前に、Oracle BI Applications構成マネージャ・クライアントを実行しているマシンからアクセス可能なファイル場所に、前回エクスポートしたZIPファイルを必ずコピーしてください。

注意: 設定データをインポートする場合は、ターゲット・システムでのデータ・ソース番号が、ソース・システムでのデータ・ソース番号と同じであることが必要です。

設定データをインポートする手順は次のとおりです。

  1. ソース環境で、Oracle BI Applications構成マネージャを起動します。

  2. 「タスク」バーから、「設定データのインポート」を選択し、「設定データのインポート」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  3. 「データのインポート」をクリックして、「データのインポート」ダイアログを表示します。

    このスクリーンショットは周囲のテキストで説明しています。
  4. 「データのインポート」ダイアログを使用して、インポートする構成変更が含まれているZIPファイルの場所と名前を指定します。

  5. 「OK」をクリックします。

    設定データがZIPファイルからインポートされ、インポート表が詳細で更新されます。

4.14 製品階層のカスタマイズ方法

ディメンション・グループまたはファクト・グループをオファリングおよび機能領域に関連付けることで、製品階層をカスタマイズできます。

製品階層をカスタマイズする手順は次のとおりです。

  1. 「タスク」バーから、「Business Intelligence Applicationオファリングの管理」を選択し、「BI Applicationsの管理」の「BI Applicationsオファリング」タブを表示します。

  2. 「Business Intelligence Applicationsオファリング」リストで、カスタマイズするオファリングを選択します。

  3. 下にある「関連ファクトおよびディメンション・グループ」領域で、次のいずれかの操作を行います。

  4. 必要に応じて、「編集」および「削除」オプションを使用して、追加したディメンション・グループまたはファクト・グループを変更します。

注意: 編集または削除できるのは、自分で作成したファクト・グループまたはディメンション・グループのみです。インストール時に提供されたデフォルト・グループは編集も削除もできません。