SLES 11 SP3 デバイスドライバを更新する

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このセクションの手順を実行して SLES 11 SP3 デバイスドライバを更新します。

Linux オペレーティングシステムのインストールガイドの説明に従って SLES 11 SP3 をインストールし、ブートします。
手順については、Oracle Server X5-2L Linux オペレーティングシステムインストールガイドを参照してください。
- システムに Oracle System Assistant USB ドライブが含まれていて、オペレーティングシステムによって自動マウントされている場合は、Step 5 に進みます。Oracle System Assistant USB ドライブがオペレーティングシステムによって自動マウントされていなかった場合は、まず、Oracle System Assistant USB ドライブを表している SCSI デバイスを見つける必要があります。Step 2 に進みます。
- SLES 11 SP3 ドライバおよびソフトウェアパッケージを My Oracle Support からダウンロードして解凍してある場合は、Step 5 に進みます。

端末ウィンドウを開きます。システムプロンプトで lsscsi コマンドを入力し、サーバー上の SCSI デバイスを一覧表示します。
次の例のように出力されます。
```
#>lsscsi
     [0:2:0:0]    disk    LSI      MR9361-8i        4.23  /dev/sda
     [0:2:1:0]    disk    LSI      MR9361-8i        4.23  /dev/sdb
     [1:0:0:0]    cd/dvd  TEAC     DV-W28S-B        AT11  /dev/sr0
     [7:0:0:0]    disk    ORACLE   SSM              PMAP  /dev/sdc
```
この例で、Oracle System Assistant (ORACLE SSM) USB ドライブは SCSI ブロック型デバイス /dev/sdc として表示されています。

注 - SCSI ブロック型デバイスの割り当ては /var/log/messages でも確認できます。

mount <SCSI_blk_dev> コマンドを入力し、Oracle System Assistant イメージを手動でマウントします。
ここで、SCSI_blk_dev 変数は、lsscsi コマンド出力から得た SCSI ブロック型デバイスのパーティション 1 を示しています。次に例を示します。
```
#>mount /dev/sdc1 /mnt
```

ls -l /mnt コマンドを入力し、Oracle System Assistant イメージがマウントされているかどうかを検証します。

次に例を示します。

#>ls -l /mnt
     total 724
     drwxr-xr-x  2 root root   4096 Sep 18 18:53 boot
     drwxr-xr-x  4 root root   4096 Aug  7 16:35 Documentation
     drwxr-xr-x  3 root root   4096 Aug  7 16:33 EFI
     drwxr-xr-x 12 root root   4096 Sep 18 20:02 Firmware
     -r-xr-xr-x  1 root root  32768 Aug  7 16:33 ldlinux.sys
     -rwxr-xr-x  1 root root    715 Sep 18 20:02 license.txt
     drwxr-xr-x  6 root root   4096 Aug  7 16:33 Linux
     drwxr-xr-x  2 root root   4096 Aug  7 16:34 LiveOS
     -rwxr-xr-x  1 root root 605102 Oct 20  2014 manifest.xml
     -rwxr-xr-x  1 root root    256 Oct 20  2014 mansig
     drwxr-xr-x  4 root root   4096 Sep 18 18:54 Oracle
     drwxr-xr-x  3 root root   4096 Aug  7 16:33 OracleVM
     -rwxr-xr-x  1 root root  36732 Oct 20  2014 readme.html
     drwxr-xr-x  3 root root   4096 Aug  7 16:35 Solaris
     -rwxr-xr-x  1 root root    277 Aug  7 16:33 syslinux.cfg
     -rwxr-xr-x  1 root root   4343 Oct 20  2014 Versions.txt
     drwxr-xr-x  3 root root   4096 Aug  7 16:33 VMware
     drwxr-xr-x  5 root root   4096 Aug  7 16:33 Windows

Oracle System Assistant イメージの場所に移動します。
Oracle System Assistant イメージがオペレーティングシステムによって自動マウントされた場合、またはイメージを My Oracle Support からダウンロードした場合は、その場所に移動します。それ以外の場合は、イメージを手動でマウントした場所に移動します。次に例を示します。
```
#>cd /mnt/Linux/SLES/11SP3/Drivers/Sun_Storage_12Gb_SAS_PCIe_RAID
```

ls -l コマンドを入力し、Oracle Storage 12 Gb/s SAS PCIe RAID HBA 用の更新済み SLES 11 SP3 デバイスドライバを見つけます。
次に例を示します。
```
#>ls -l
     total 296
     -rwxr-xr-x 1 root root 299893 Sep 18 20:04 lsi-megaraid_sas-kmp-default-06.703.06.00_3.0.76_0.11-4.1.x86_64.rpm
```

rpm -Uvh コマンドを入力し、新しいデバイスドライバをインストールします。
次に例を示します。
```
#>rpm -Uvh lsi-megaraid_sas-kmp-default-06.703.06.00_3.0.76_0.11-4.1.x86_64.rpm
```

サーバーをリブートし、更新済みデバイスドライバをロードします。