この章では、警告とエグゼクティブレポートに使用される STA ユーザーの役割と電子メール受信者の構成について説明します。
STA のインストール中に、STA GUI ログインアカウントを作成しました。このアカウントは、プライマリ STA 管理者アカウントです。ただし、別の役割や権限を持つ追加のユーザーアカウントを作成できます。
次の役割をユーザーに割り当てることができます。
管理者: フルアクセス権。
オペレータ: 制限されたアクセス権。オペレータは、管理者と同じレベルの特権を持ちますが、次のことを行うことはできません。
警告ポリシーまたはエグゼクティブレポートの作成または編集 (ただし、以前に定義されたレポートは実行できます)
メディア検証の有効化または無効化、メディア検証ポリシーの作成または編集
SNMP クライアント属性またはライブラリ接続の作成または編集
ユーザーアカウントの作成、編集、または削除
SMTP 設定の編集、電子メールアドレスのテスト、作成、編集、または削除
参照者: 制限付き/読み取り専用アクセス権。参照者は、次のことを行うことはできません。
STA ナビゲーションメニューの「Setup & Administration」タブの表示。
テンプレートの保存 (ただし、ほかのユーザーが作成したテンプレートは適用できます)
エグゼクティブレポートの実行 (ただし、すでに作成されたレポートはダウンロードできます)
カスタマイズの保存 (ただし、既存のカスタマイズとフィルタは使用できます)
STA ナビゲーションメニューから、「Setup & Administration」>「Configuration」>「Usersをクリックします。
「Configuration - Users」セクションで、「Create New User」ボタンをクリックします。
「User Configuration」ウィンドウで、次のように情報を入力します。
「User Name」: ユーザーの名前を入力します。
「Description」: 必要に応じて、新しいユーザーの説明を指定します。
「Role」: 「Administrator」、「Operator」、または「Viewer」を選択します。
「Enter Password」: 新しいユーザーのログインパスワードを入力します。これは、少なくとも長さ 8 文字で、文字と数字の混合を含める必要があります。
「Verify Password」: パスワードを再入力します。
「Save」をクリックします。
STA ナビゲーションメニューから、「Setup & Administration」>「Configuration」>「Usersをクリックします。
「Configuration - Users」セクションで、リストからユーザー名を選択して、「Modify User」ボタンをクリックします。
「User Configuration」ウィンドウで、ユーザーの「Description」、「Role」、または「Password」を変更して脚注 1 、「Save」をクリックします。
STA の警告ポリシーとエグゼクティブレポートは両方とも、構成済みの電子メール受信者をそれぞれの通信に使用します。警告ポリシーとエグゼクティブレポートポリシーを設定するには、STA ユーザーズガイドを参照してください。
STA ナビゲーションメニューから、「Setup & Administration」>「Configuration」>「Email」をクリックします。
「SMTP Server Settings」表で、「StorageTek Tape Analytics Alert」(または以前に指定した名前) を選択して、ツールバーにある「Edit Selected SMTP Server」アイコンをクリックします。
「Define SMTP Server Details」ウィンドウで、次のように情報を入力します。
「SMTP Host Address」: SMTP サーバーの完全修飾名を入力します。
注: 電子メールサーバーで認証が必要ない場合、「SMTP Host Address」に localhost を指定する必要があることがあります。 |
「SMTP Port」: 送信メールトランスポートのポート番号を入力します。
通常これはポート 25 ですが、これがサイトで使用されるポートであることを確認するには、IT 管理者に問い合わせてください。
「From Name」: 電子メールの「From」行で使用する名前を入力します。STA サーバーを識別するテキストが推奨されます。
「From Email Address」: 電子メールの送信元となる電子メールアドレスを入力します。
このアドレスには返信できないため、DoNotReply@
YourCompany
.com
など、これを示すアドレスを入力してもかまいません。
「Enabled?」: 電子メールサーバー構成を有効にするには、このチェックボックスを選択します。
「Use Secure Connection Protocol」: セキュア接続プロトコルを使用するためにこのチェックボックスを選択してから、TLS または SSL を選択します。
「Requires Authentication」: SMTP サーバーで認証が必要な場合はこのチェックボックスを選択して、認証ユーザー名、パスワード、およびパスワードの確認を入力します。
「Save」をクリックします。
電子メール通知は、構成済みのすべての電子メールの宛先に送信されます。電子メールアドレスを追加するには、次の手順に従います。
ツールバーにある「Add Email」アイコンをクリックします。
「Define Email Details」ダイアログボックスで、次のように情報を入力します。
「Address」: 電子メール通知の宛先を入力します (たとえば、yourname@your.company.com
)。
「Language-Locale」: 希望の言語ロケールを選択します。
「Time Zone」: 受信者のタイムゾーンを選択します。
「Save」をクリックします。
電子メールアドレスを選択して、「Test SMTP and Email Address Setup」アイコンをクリックします。
電子メールを受信することが予期される電子メールクライアントに移動します。
テスト電子メールがすぐに到着するはずです。それ以外の場合、STA 構成を確認してください。構成が正しい場合、システム管理者に問い合わせてください。
注: 電子メール構成の問題は次の場所で調べることもできます。/Oracle/Middleware/user_projects/domains/TBI/servers/staEngine/logs/staEngine.log |
表から電子メールアドレスを選択して、「Edit Selected Email」アイコンをクリックします。
「Define Email Details」ダイアログボックスで、必要な変更を行なって、「Save」をクリックします。
脚注の凡例
脚注 1: 「Preferences」>「General」で、現在のユーザーのパスワードを変更することもできます。