このセクションの内容は次のとおりです。
GRUB Legacy をサポートするシステムでは、menu.lst ファイルを編集することによって、主に GRUB 構成と GRUB メニューを管理します。GRUB 2 をサポートするシステムでは、grub.cfg ファイルを使用します。ただし、このファイルを手動で編集する代わりに、ブート管理インタフェース bootadm を使用します。bootadm コマンドを使用すると、以前は menu.lst ファイルを編集することによって行なっていたほとんどのタスクを管理できます。これらのタスクには、ブートローダー設定や GRUB メニューのほか、特定のブートエントリの個々の属性の管理が含まれます。
次の bootadm サブコマンドは、GRUB 2 構成の管理をサポートします。
GRUB メニューにブートエントリを追加します。
GRUB メニューの指定されたブートエントリの属性を変更します。
新しいブートローダー構成ファイルを生成します。
システムブートローダーをインストールします。このサブコマンドは x86 プラットフォームと SPARC プラットフォームの両方に適用されます。
GRUB メニューの現在のブートエントリを表示します。
–P オプションを指定すると、指定されたルートプールのブートエントリを表示できます。–i オプションは、インデックス番号によって識別される特定のメニューエントリに関する情報を表示します。–t オプションは、タイトルでメニューエントリを選択します。
GRUB メニューからブートエントリを削除します。
GRUB メニューを保守します。このサブコマンドを使用すると、特定の GRUB メニューエントリをデフォルトとして設定したり、GRUB メニューにセキュリティー保護を追加したり、ほかのメニューオプションやブートローダーオプションを設定したりできます。
–P オプションを指定すると、複数のルートプールのメニューを変更できます。
パスワードを設定して、GRUB メニューが表示されないようにします。
GRUB メニューのブートエントリを表示します。このサブコマンドは list-menu と同等です。
次の手順では、bootadm コマンドを使用して、GRUB 構成と GRUB メニューを管理する方法について説明します。詳細は、bootadm(1M)のマニュアルページを参照してください。