この付録の内容は、次のとおりです。
ブートプロセスは、異なるタイプのデバイスを使用できるように拡張されています。以前のリリースでは、ブートプロセスは次のように実行されました。
ブートプロセスがブートストラップで始まります。これは、ブートプログラムをロードする自動的な手順です。
ブートアーカイブがロードされます。
ルートプールがインポートされ、ルートファイルシステムがマウントされます。
init が実行されます。これが次に、すべてのサービスを起動する svc.startd を起動します。
ブートプールがルートプールから分離されている、ファームウェアからアクセス不可能なストレージデバイスからブートするシステムでは、ブートプログラムとブートアーカイブがロードされたあとのブートプロセスは次のように実行されます。
ブートプールが識別され、インポートされます。
ルートプールへのパスが識別されます。ソフトウェアは、ブートアーカイブとルートファイルシステム内の OS インスタンスが一致するか確認します。
次の図は、この一連の手順を示しています。
図 1 Oracle Solaris ブートプロセス