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マニュアルページ セクション 5: 標準、環境、マクロ

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更新: 2016年12月6日
 
 

brands (5)

名前

brands - 非大域ゾーンのオペレーティング環境の切り替え

説明

ブランドゾーン (BrandZ) フレームワークは、zones(5) で説明されている Solaris ゾーンインフラストラクチャーを拡張して、ブランドの作成機能を追加します。ブランドは、ネイティブでないオペレーティング環境を含むか、他の特性が異なる非大域ゾーンを提供します。

「ブランド」という用語は、さまざまなオペレーティング環境を指す場合があります。すべてのブランド管理は、現在のゾーン構造の拡張を通して実行されます。

すべてのゾーンに、それぞれ関連するブランドが構成されます。ブランドタイプは、ゾーンのインストール時およびブート時の動作を決定するために使用します。また、ゾーンのブランドにより、アプリケーションの起動時に正しいアプリケーションタイプが適切に識別されます。デフォルトのブランドは solaris です。

ゾーンにブランドを割り当てたあとは、そのブランドの変更や削除を行うことはできません。

BrandZ はゾーンのツールを次のように拡張します。

  • ブランドはゾーンの属性であり、ゾーンの作成時に設定されます。

  • zonecfg ツール (zonecfg(1M) を参照) は、ゾーンのブランドタイプを設定し、ゾーンを構成するために使用します。

  • zoneadm ツール (zoneadm(1M) を参照) は、ゾーンのブランドタイプを報告し、ゾーンを管理するために使用します。

ブランド

Oracle Solaris 11 では、利用可能なブランドは次のとおりです。

  • solaris

    solaris(5) を参照してください。

  • solaris-kz

    solaris-kz(5) を参照してください。

  • solaris10

    solaris10(5) を参照してください。

  • labeled

    Trusted Extensions を実装します。txzonemgr(1M) を参照してください。

デバイスのサポート

各ゾーンでサポートされるデバイスについては、そのブランドに関するマニュアルページやほかのドキュメントに記載されています。サポートされていないデバイスを追加しようとすると、ゾーンインフラストラクチャーで検出され、管理者に警告が発行されます。管理者が警告にもかかわらず、サポートされていないデバイスを追加した場合、そのデバイスが期待どおりに機能するかどうかは不明です。その構成はテストもサポートもされません。

属性

次の属性については、attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/zones
インタフェースの安定性
確実

関連項目

mdb(1), zlogin(1), zonename(1), dtrace(1M), in.rlogind(1M), sshd(1M), txzonemgr(1M), zoneadm(1M), zonecfg(1M), kill(2), priocntl(2), getzoneid(3C), ucred_get(3C), proc(4), attributes(5), solaris(5), privileges(5), solaris10(5), zones(5), crgetzoneid(9F)