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マニュアルページ セクション 5: 標準、環境、マクロ

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更新: 2016年12月6日
 
 

hal(5)

名前

hal - ハードウェア抽象化レイヤーの概要

説明

ハードウェア抽象化レイヤー (HAL) は、システムに接続されている各種ハードウェアのビューを提供します。このビューは、ハードウェア構成に変化があると、ホットプラグなどのメカニズムを通じて動的に更新されます。HAL は、ハードウェアの断片をデバイスオブジェクトとして表します。デバイスオブジェクトは、一意の識別子によって識別され、デバイスプロパティーと呼ばれる一連のキーと値のペアを保持します。プロパティーには、実際のハードウェアから取得されるもの、デバイス情報ファイル (.fdi ファイル) からマージされるもの、実際のデバイス構成に関連しているものがあります。

HAL は、D-Bus を通して使いやすい API を提供します。D-Bus はさまざまな機能を持つ IPC フレームワークであり、特に、アプリケーション間のやりとりを可能にするシステム全体のメッセージバスを提供します。具体的には、D-Bus は非同期の通知を提供するため、デバイスの追加と削除、およびデバイスのプロパティーの変更が行われたときに、HAL はメッセージバス上のほかの相手に通知できます。

Solaris オペレーティングシステムでは、HAL は hald(1M) デーモン、およびデバイスの追加と削除およびそのプロパティーの変更を行う一連のユーティリティーでサポートされています。

関連項目

hald(1M), hal-device(1M), hal-fdi-validate(1M), hal-find(1M), hal-find-by-capability(1M), hal-find-by-property(1M), hal-get-property(1M), hal-set-property(1M), fdi(4)

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