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マニュアルページ セク ション 1M: シ ステム管理コマン ド

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更新: 2016年12月6日
 
 

hal-set-property(1M)

名前

hal-get-property, hal-set-property - HAL デバイスプロパティーの取得と設定

形式

hal-get-property --udi udi --key key [--help] [--verbose]
 [--version]
hal-set-property  --udi udi --key key {--int value |  --uint64 value
 |  --string value |  --bool value |  --strlist-pre value
 |  --strlist-post value |  --strlist-rem value |  --double value
 |  --remove value} [--help] [--version]

説明

ハードウェア抽象化レイヤー (HAL) は、システムに接続されている各種ハードウェアのビューを提供します。このビューは、ハードウェア構成に変化があると、ホットプラグなどのメカニズムを通じて動的に更新されます。HAL は、ハードウェアの断片をデバイスオブジェクトとして表します。デバイスオブジェクトは、一意の識別子によって識別され、デバイスプロパティーと呼ばれる一連のキーと値のペアを保持します。プロパティーには、実際のハードウェアから取得されるもの、デバイス情報ファイル (.fdi ファイル) からマージされるもの、実際のデバイス構成に関連しているものがあります。

hal-get-property および hal-set-property コマンドを使用すると、HAL 仕様に準拠したハードウェアのプロパティーを取得および設定できます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–-udi udi

一意のデバイス ID。

–-key key

設定するプロパティーのキー。

–-int

値を整数に設定します。10 進数値、または先頭に 0x または x の付いた 16 進値のいずれかを指定できます。

–-uint64

値を整数に設定します。10 進数値、または先頭に 0x または x の付いた 16 進値のいずれかを指定できます。

–-string value

値を文字列に設定します。

–-double value

値を浮動小数点数に設定します。

–-boolean value

値をブール値、つまり true または false に設定します

–-strlist-pre value

リストの先頭に文字列を追加します。

–-strlist-post value

リストの末尾に文字列を追加します。

–-strlist-rem value

リストから文字列を削除します。

–-remove value

このプロパティーを削除するべきであることを示します。

–-version

バージョンを表示して終了します。

–-help

オプションの一覧を表示して終了します

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/hal
インタフェースの安定性
流動的

関連項目

hald(1M), attributes(5), hal(5)