devfsadm, devfsadmd - /dev 用の管理コマンド
/usr/sbin/devfsadm [-C] [-c device_class] [-i driver_name] [ -n] [-r root_dir] [-s] [-t table_file] [-u] [-v]
/usr/lib/devfsadm/devfsadmd
devfsadm は /dev 名前空間を保守します。これは、drvconfig(1M)、disks(1M)、tapes(1M)、ports(1M)、audlinks(1M)、devlinks(1M) など、以前の devfs 管理ツールのスイートを置き換えるものです。
デフォルトの動作は、システム内のすべてのドライバを読み込んで、使用できるすべてのデバイスインスタンスに接続を試みることです。次に、devfsadm は、/dev と /devices に含まれるデバイスノードへの論理リンクを作成し、デバイスポリシーを読み込みます。
devfsadmd(1M) は devfsadm(1M) のデーモン版です。このデーモンはシステム起動時に起動され、再構成ブート処理と、カーネルからの動的再構成イベント通知に応じて /dev と /devices を更新する処理の両方に対処する責任があります。
互換性のために、 drvconfig (1M) 、 disks (1M) 、 tapes (1M)、 ports (1M) ,、 audlinks (1M) 、および devlinks (1M) は、devfsadm へのリンクとして実装されています。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
クリーンアップモード。通常は削除されないダングリング /dev リンクをクリーンアップするよう、devfsadm に要求します。–c オプションも使用された場合、devfsadm は指定されたデバイスクラスにのみクリーンアップします。
操作をクラス device_class のデバイスに制限します。Solaris は device_class に次の値を定義しています: disk、tape、port、audio、および pseudo。複数のデバイスクラスを指定するために、このオプションを複数回指定できます。
指定されたドライバ driver_name のデバイスのみを構成します。
ドライバを読み込んだり、新しいノードをカーネルデバイスツリーに追加したりしません。
/dev への変更を抑制します。これは、デバッグ時に –v オプションで役立ちます。
代替 devlink.tab ファイルを読み取ります。devfsadm は通常、/etc/devlink.tab を読み取ります。
add_drv(1M)–u で追加されたドライバのデバイスをアクティブ化して接続します。–n や –r と一緒に使用することはできません。
/dev ディレクトリツリーが root (/) の直下ではなく root_dir の下で見つかることを想定します。root_dir についてのその他の使用や想定は行われません。
詳細メッセージを出力します。
次の終了ステータスが返されます。
正常終了。
エラーが発生した。
デバイスノードディレクトリ
/devices への論理シンボリックリンク
devfsadm デーモン
更新ロックファイル
デーモンロックファイル
デバイスポリシーファイル
追加デバイス特権
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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svcs(1), add_drv(1M), modinfo(1M), modload(1M), modunload(1M), rem_drv(1M), svcadm(1M), tapes(1M), path_to_inst(4), attributes(5), privileges(5), smf(5), devfs(7FS)
このドキュメントは API を構成していません。将来のリリースで、/devices ディレクトリが存在しなかったり、内容や解釈が異なる場合があります。この通知の存在は、この通知のないほかのドキュメントが API を構成していることを意味するものではありません。
devfsadm は /devices 名前空間を管理しなくなりました。devfs(7FS) を参照してください。
devfsadm はホットプラグと同期デバイスネーミングをサポートするデーモンとして、サービス管理機能 smf(5) によって次のサービス識別子の下で管理されます。
svc:/system/devfsadm:default
このサービスのステータスは、svcs(1) コマンドを使用して照会できます。