Go to main content
マニュアルページ セク ション 1M: シ ステム管理コマン ド

印刷ビューの終了

更新: 2016年12月6日
 
 

praudit(1M)

名前

praudit - 監査トレールファイルの内容の出力

形式

praudit [-lrsx] [-ddel] [filename]...

説明

praudit は、指定された filename (filename が指定されていない場合は標準入力) を読み取り、audit.log(4) で定義されている監査トレールレコードとしてデータを解釈します。デフォルトでは、時間、ユーザーおよびグループ ID (それぞれ、UID と GID) は ASCII 表現に変換されます。レコードタイプおよびイベントフィールドは ASCII 表現に変換されます。コマンド行には最大 100 の監査ファイルを指定できます。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–ddel

フィールドの区切り記号として、デフォルトの区切り記号であるコンマの代わりに del を使用します。del がシェルに対して特殊な意味を持つ場合は、引用符で囲む必要があります。区切り記号の最大サイズは 3 文字です。区切り記号は意味を持たず、–x オプションが指定された場合には使用されません。

–l

レコードごとに 1 行を出力します。

–r

レコードを生の形式で出力します。時間、UID、GID、レコードタイプ、およびイベントは、整数で表示されます。このオプションは、ネームサービスがオフラインのときに役立ちます。–r オプションと –s オプションは排他的です。両方が使用されている場合、形式の使用方法のエラーメッセージが出力されます。

–s

レコードを短形式で表示します。数値フィールドの ASCII 表現は、/etc/nsswitch.conf ファイル (nsswitch.conf(4) を参照) に指定されているソースを使用して検索されます。すべての数値フィールドは ASCII に変換されて表示されます。レコードタイプおよびイベントフィールドには、短い ASCII 表現が使用されます。このオプションと –r オプションは排他的です。両方が使用されている場合、形式の使用方法のエラーメッセージが出力されます。

–x

レコードを XML 形式で出力します。出力には、トークンおよびトークン内のフィールドを識別するためのタグが含められます。出力は有効な XML プロローグで始まり、これには、XML の解析に使用できる DTD の識別が含まれています。

ファイル

/etc/security/audit_event

監査イベントの定義およびクラスマッピング。

/etc/security/audit_class

監査クラスの定義。

/usr/share/lib/xml/dtd

XML 出力で参照されるバージョン管理された DTD ファイル (adt_record.dtd.1 など) が入っているディレクトリ。

/usr/share/lib/xml/style

XML 出力で参照されるバージョン管理された XSL ファイル (adt_record.xsl.1 など) が入っているディレクトリ。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os
インタフェースの安定性
下記を参照。

コマンドの安定性は発展中です。出力形式は不安定です。

関連項目

getent(1M), getpwuid(3C), gethostbyaddr(3NSL), ethers(3SOCKET), getipnodebyaddr(3SOCKET), audit.log(4), audit_class(4), audit_event(4), group(4), nsswitch.conf(4), passwd(4), attributes(5)

Oracle Solaris 11.3 でのシステムおよび接続されたデバイスのセキュリティー保護の監査に関するセクションを参照してください。