sbdadm - SCSI ブロックディスクコマンド行インタフェース
sbdadm create-lu [-s, --size size] filename
sbdadm delete-lu filename
sbdadm import-lu filename
sbdadm list-lu
sbdadm modify-lu [-s, --size size] lu_name | filename
sbdadm コマンドは、SCSI Target Mode Framework (STMF) に登録された、SCSI ブロックデバイスベースの論理ユニットを作成し、管理します。
sbdadm コマンドは、次のサブコマンドをサポートします。コマンドへの引数として疑問符を入力した場合 (sbdadm ?)、sbdadm はヘルプを表示して応答します。
STFM に登録できる論理ユニットを作成します。–s オプションでは、size として、整数のあとにサイズの単位を示す次のいずれかの文字を指定します。
K バイト
M バイト
G バイト
T バイト
P バイト
E バイト
size を指定しない場合、デフォルトで filename のサイズに設定されます。
ファイルまたはデバイスのサイズを超えるサイズを指定できます。
sbdadm create-lu を使用して作成された既存の論理ユニットを削除します。これにより、事実上、その論理ユニットが STMF フレームワークからアンロードされます。その論理ユニット上の既存のデータは、すべてそのまま維持されます。
sbdadm create-lu を使用して以前に作成されたあとで sbdadm delete-lu を使用して、STMF から削除された論理ユニットを STMF にインポートおよびロードします。成功した場合、その論理ユニットは STMF から再度使用できるようになります。filename は、この論理ユニットに対する sbdadm create-lu コマンドで使用されるファイル名です。
sbdadm create-lu コマンドを使用して作成されたすべての論理ユニットを一覧表示します。
sbdadm create-lu コマンドを使用して作成された論理ユニットの属性を変更します。–s オプションの場合、size は整数値で、数値のあとに単位指定子が続きます。単位指定子については、前述の create-lu の下で説明しています。このオプションが指定された場合、論理ユニットの既存のサイズは新しいサイズに変更されます。
lu_name で表されるファイルまたはデバイスのサイズを超えるサイズを指定できます。
sbdadm は次のオペランドを使用します。
既存のファイルの名前または raw ブロックデバイスへの完全指定パス。
論理ユニットの 32 バイトの 16 進数表現。
次の一連のコマンドは、10G バイトの論理ユニットを作成します。
# touch /export/lun/0 # sbdadm create-lu -s 10g /export/lun/0 # sbdadm create-lu /dev/rdsk/c1t1d0s0使用例 2 論理ユニットを一覧表示する
次のコマンドはすべての論理ユニットを一覧表示します。
# sbdadm list-lu
Found 2 LU(s)
GUID DATA SIZE SOURCE
-------------------------------- ----------- ------
6000ae4000144f21d92c47b0dd650002 10737352704 /export/lun/0
6000ae4000144f21d92c47b0de300032 134283264 /dev/rdsk/c1t1d0s0
正常終了。
エラーが発生した。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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