dhcpmgr(1M)

名前

dhcpmgr - DHCP サービスを管理するためのグラフィカルインタフェース

形式

/usr/sadm/admin/bin/dhcpmgr 

説明

dhcpmgr は、ローカルシステムで動的ホスト構成プロトコル (DHCP) サービスを管理するするためのグラフィカルユーザーインタフェースです。dhcpconfig、dhtadm、および pntadm コマンド行ユーティリティーの機能を実行します。dhcpmgr を使用するには root である必要があります。dhcpmgr ヘルプ (「ヘルプ」メニューから利用可能) には、このツールの使用方法に関する詳細情報が含まれています。

dhcpmgr ユーティリティーは廃止済みで、Oracle Solaris の将来のリリースで削除されることになっています。

使用法

dhcpmgr を使って次のタスクを実行できます。

DHCP サービスを構成する

dhcpmgr を使用して DHCP デーモンを DHCP サーバーとして構成し、ネットワーク構成テーブルの格納に使用するデータストアを選択します。

BOOTP リレーサービスを構成する

dhcpmgr を使用して DHCP デーモンを BOOTP リレーとして構成します。

DHCP サービスまたは BOOTP リレーサービスを管理する

dhcpmgr を使用して DHCP サービスまたは BOOTP リレーサービスを開始、停止、有効化、無効化、または構成解除したり、DHCP サーバーパラメータを変更したりします。

DHCP アドレスを管理する

dhcpmgr を使用して DHCP サービスによってリースされた IP アドレスを追加、変更、または削除します。

DHCP マクロを管理する

dhcpmgr を使用して DHCP クライアントに構成パラメータを提供するために使用されるマクロを追加、変更、または削除します。

DHCP オプションを管理する

dhcpmgr を使用して DHCP 経由で配信可能なパラメータを定義するために使用されるオプションを追加、変更、または削除します。

新しい DHCP データストアに変換する

dhcpmgr を使用して別のデータストアを使用するように DHCP サーバーを構成し、その新しいデータストアで使用される形式に DHCP データを変換します。

DHCP データを別のサーバーに移動する

dhcpmgr を使用して、ある Solaris DHCP サーバーからデータをエクスポートし、データを別の Solaris DHCP サーバーにインポートします。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

正常終了。

0 以外

エラーが発生した。

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

関連項目

dhcpconfig(1M), dhtadm(1M), pntadm(1M), in.dhcpd(1M), dhcpsvc.conf(4), dhcp_network(4), dhcptab(4), attributes(5), dhcp(5), dhcp_modules(5)

Oracle Solaris 11.3 での DHCP の作業