chk_encodings - ラベルエンコーディングファイルの構文の検査
/usr/sbin/chk_encodings [-a] [ -c maxclass] [pathname]
chk_encodings は、pathname で指定されたラベルエンコーディングファイルの構文を検査します。–a オプションを使用すると、chk_encodings は、pathname で指定されたラベルエンコーディングファイルの意味解析も出力します。pathname が指定されない場合、chk_encodings は /etc/security/tsol/label_encodings ファイルを検査および解析します。
ラベルエンコーディングファイルの解析が要求された場合、エラーが検出された場合でも、実施可能な解析が標準出力ファイルに書き込まれます。
ラベルエンコーディングファイルの意味解析を実行します。
ラベルエンコーディングファイルの CLASSIFICATIONS セクションに指定可能な最大格付け値 maxclass (デフォルトは 255) を指定します。
正常終了時、chk_encodings は終了ステータス 0 (真) を返し、pathname 内にエラーが検出されなかったことを示すメッセージを標準出力ファイルに書き込みます。それ以外の場合、chk_encodings はゼロ以外 (偽) の終了コードを返し、診断メッセージを標準出力ファイルに書き込みます。
ラベルエンコーディングファイルには、このシステムの定義済みラベルに対する格付け名、語句、制約、および値が含まれます。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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コマンド出力は非インタフェースです。コマンド呼び出しは、DIA MAC ポリシーを実装するシステムでは「確実」です。
label_encodings(4), attributes(5), labels(5)
Trusted Extensions Label Administration の How to Analyze and Verify the label_encodings File
このマニュアルページに記載されている機能を利用できるのは、システムが Trusted Extensions を使用して構成されている場合のみです。
このファイルは、米国国防情報局 (DIA) の必須アクセス制御 (MAC) ポリシーの一部です。このファイルは、Solaris Trusted Extensions ソフトウェアの将来のリリース向けに作成されるその他の MAC ポリシーには適用されない可能性があります。