psrinfo - プロセッサに関する情報の表示
psrinfo [-p] [-v] [processor_id]...
psrinfo [-p] -s processor_id
psrinfo -t [-L]
psrinfo はプロセッサに関する情報を表示します。それぞれの物理プロセッサは、複数の仮想プロセッサをサポートできます。それぞれの仮想プロセッサは、固有の割り込み ID を持つエンティティーであり、独立したスレッドを実行できます。
processor_id オペランドを使用しない場合、psrinfo は、構成されたプロセッサごとに 1 行を使って、そのステータスがオンライン、割り込み不可 (no-intr で指定)、スペア、オフライン、障害、または電源切断のどれであるか、および最後にそのステータスが変更された時刻を表示します。processor_id オペランドを使用すると、特定のプロセッサに関する情報が表示されます。「オペランド」の項を参照してください。
サポートしているオプションは、次のとおりです。
サイレントモード。指定したプロセッサが完全にオンラインの場合に 1 を表示します。指定したプロセッサが割り込み不可、スペア、オフライン、障害、または電源切断の状態である場合に 0 を表示します。
シェルスクリプトで psrinfo を使用するときに、サイレントモードを使用します。
システム内の物理プロセッサの数を表示します。
–v オプションと組み合わせた場合、それぞれの物理プロセッサに関する追加情報を報告します。
冗長モード。プロセッサタイプ、浮動小数点ユニットタイプ、およびクロック速度など、指定したプロセッサに関する追加情報を表示します。この情報のいずれかを判定できない場合、psrinfo は unknown を表示します。
–p オプションと組み合わせた場合、それぞれの物理プロセッサに関する追加情報を報告します。
ツリーモード。システムのプロセッサとそれに関連付けられたソケット、コア、および CPU ID のツリーを表示します。
近傍性グループモード。出力に近傍性グループメンバーシップ情報の注釈を付けます。–t オプションとともに使用する必要があります。
次のオペランドがサポートされています。
情報を表示するプロセッサのプロセッサ ID。
個々のプロセッサ番号 (たとえば 3)、スペースで区切った複数のプロセッサ番号 (たとえば 1 2 3)、プロセッサ番号の範囲 (たとえば 1-4) として processor_id を指定します。また、範囲と (個々または複数の) processor_id を組み合わせることも可能です (たとえば、1‐3 5 7‐8 9)。
次の例では、構成されたすべてプロセッサに関する情報を詳細モードで表示します。
psrinfo –v使用例 2 プロセッサがオンラインであるかどうかを判定する
次の例では、シェルスクリプトで psrinfo を使用して、プロセッサがオンラインであるかどうかを判定します。
if [ "`psrinfo –s 3 2> /dev/null`" −eq 1 ] then echo "processor 3 is up" fi使用例 3 システム内の物理プロセッサに関する情報を表示する
追加引数を使用しない場合、–p オプションは、システム内の物理プロセッサの数を示す単一の整数を表示します。
> psrinfo -p 8
psrinfo は、コマンド行引数 (プロセッサ ID) も受け入れます。
> psrinfo -p 0 512 # IDs 0 and 512 exist on the 1 # same physical processor > psrinfo -p 0 1 # IDs 0 and 1 exist on different 2 # physical processors
この例では、仮想プロセッサ 0 および 512 が同じ物理プロセッサ上に存在します。仮想プロセッサ 0 および 1 は存在しません。これはこの例にかぎったものであり、一般的な規則ではありません。
次の終了ステータスが返されます。
正常終了。
エラーが発生した。
属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。
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lgrpinfo(1)、psradm(1M)、p_online(2)、processor_info(2)、attributes(5)
指定されたプロセッサが存在しません。