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マニュアルページ セク ション 1M: シ ステム管理コマン ド

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更新: 2016年12月6日
 
 

groupadd(1M)

名前

groupadd - システム上の新しいグループ定義の追加 (作成)

形式

/usr/sbin/groupadd [-g gid [-o]] [-S repository]
     [-U user1[,user2..] ] group

説明

groupadd コマンドは、files および ldap リポジトリ内のグループデータベースに適切なエントリを追加することにより、システム上に新しいグループ定義を作成します。

グループを追加できるようにするには、管理者は User Management 権利プロファイルを付与されているか、または solaris.group.manage 承認を保持している必要があります。グループが正常に追加されると、そのグループを変更および削除する承認が管理者に付与されます。groupmod(1M) および groupdel(1M) を参照してください。グループおよびプロジェクトの割り当てに必要な承認については、group(4) および project(4) を参照してください。

オプション

サポートしているオプションは、次のとおりです。

–g gid

新しいグループにグループ ID gid を割り当てます。このグループ ID は、/usr/include/sys/param.h で定義された MAXUID より小さい負でない 10 進整数である必要があります。グループ ID のデフォルトは、現在割り当てられている最大の番号の次に大きい使用可能な (一意の) 番号です。たとえば、グループ 100105、および 200 がグループとして割り当てられている場合、次のデフォルトのグループ番号は 201 です。(0 から 99 までのグループ ID は、SunOS の今後の用途のために予約されています。)

–o

重複した (一意でない) gid を許可します。このオプションを使用するには、管理者は solaris.group.assign 承認を保持している必要があります。

–S repository

有効なリポジトリは filesldap です。リポジトリは、更新するネームサービスを指定します。repository が指定されていない場合は、files リポジトリが使用されます。リポジトリが files の場合、ユーザー名およびその他の項目は、別のネームサービスリポジトリに存在する可能性があり、files リポジトリ内のグループに割り当てることができます。リポジトリが ldap の場合、割り当て可能な属性はすべて ldap リポジトリに存在している必要があります。

–U user1[,user2]

グループにユーザーのリスト (user1user2...) を追加します。

オペランド

次のオペランドがサポートされています。

group

一連の小文字英字と数字で構成される文字列。文字列が MAXGLEN-1 (通常は 8 文字) を超えた場合は、警告メッセージが書き込まれます。group フィールドには、少なくとも 1 文字が含まれている必要があります。小文字、数字、またはその両方の組み合わせを使用でき、コロン (:) または改行を含めることはできません。

終了ステータス

次の終了ステータスが返されます。

0

正常終了。

2

無効なコマンド構文。groupadd コマンドの使用法に関するメッセージが表示されます。

3

オプションに無効な引数が指定されました。

4

gid が一意ではありません (–o オプションを使用していない場合)。

9

group が一意ではありません。

10

グループデータベースを更新できません。

ファイル

  • /etc/group

  • /usr/include/userdefs.h

属性

属性についての詳細は、マニュアルページの attributes(5) を参照してください。

属性タイプ
属性値
使用条件
system/core-os

関連項目

users(1B), groupdel(1M), groupmod(1M), grpck(1M), logins(1M), pwck(1M), useradd(1M), userdel(1M), usermod(1M), group(4), attributes(5)

groupadd は、システムにグループ定義を追加します。ネットワークネームサービスを使用してローカルの /etc/group ファイルに追加のエントリを補足している場合、groupadd は指定されたグループ名とグループ ID が外部のネームサービスに対して一意かどうかを検証し、files リポジトリ内のエントリを使用します。

group エントリの文字数が 2047 を超えると、groupdel(1M)groupmod(1M) などのグループ保守コマンドは失敗します。