この問題は、追加のプロセッサモジュールでサーバーをアップグレードしたあとに、名前付きリソースバインディングを使用する既存の LDOMs 構成でリブートしようとすると SPARC T7-4 サーバーで発生します。リブート時に出荷時のデフォルトモードが誤って選択されます。サーバーは回復モードでブートし、以前の LDOMs 構成で指定された名前付きリソースバインディングは無視されます。
回復方法
プロセッサモジュールを追加する前に LDOMs 構成を記録していた場合は、「回避方法」に従って LDOMs 構成を再生成します。
古い構成にただちにアクセスする必要がある場合は、次のステップに従います。
PM1 からプロセッサモジュールを取り外して、サーバーをブートします。
取り外し手順については、『SPARC T7-4 サーバーサービスマニュアル』を参照してください。
サーバーは、名前付きリソースバインディングも含め、以前の構成に戻ります。
LDOMs 構成の CPU とメモリーバインディングに固有のレコードを作成します。
プロセッサモジュールを PM1 に取り付けて、サーバーをブートします。
取り付け手順については、『SPARC T7-4 サーバーサービスマニュアル』を参照してください。
LDOMs 構成を再生成します。
LDOMs 構成を保存して、それをデフォルトのブート構成にします。
以降のリブートでは、保存された LDOMs 構成が使用されます。
回避方法
LDOMs 構成を再生成します。
ILOM で、サーバーのブート構成を工場出荷時のデフォルトに設定します。
プロセッサモジュールを PM1 に取り付けます。
取り付け手順については、『SPARC T7-4 サーバーサービスマニュアル』を参照してください。
サーバーを工場出荷時のデフォルト構成にリブートします。
目的の LDOMs 構成を作成します。
LDOMs 構成を保存して、それをデフォルトのブート構成にします。
以降のリブートでは、保存された LDOMs 構成が使用されます。