行または列の展開

デザイナでレポートを設計するときに、行、列およびセルで、計算された行、列またはセルを参照できます。

行または列の構文は、次のとおりです。

     AXIS[Segment(Range)].Property

セルの構文は、次のとおりです:

    CELL[Row Segment(Range), Column Segment(Range)].Property

参照

定義

AXIS

指定された行および列のテンプレートによって識別される、展開セルを含む行または列。デフォルトの設定は行です。たとえば、[3]は行3を参照し、[C]は列Cを参照します。列の式で、参照[3].sumは行3の合計として計算されます。

これはオプションです。

CELL

指定された行および列のテンプレートの座標によってそれぞれ指定された展開セルの交差。たとえば、参照[2,C]は行2が列Cと交わる1つのセルを指します。

これはオプションです。

Segment

デザイナで行IDおよび列IDを表す値。参照されるセグメントは、設計時の行または列を参照し、ビューアでは展開される場合があります。表示時の行および列は、展開された行および列です。行IDには数字、列IDには文字を使用します。

注意: 展開された式の行を使用する場合、デフォルトのセグメントは行です。展開された式の列を使用する場合、デフォルトのセグメントは列です。たとえば、行[ 5 ]は展開された行5を参照します。セグメントの使用方法の詳細は、セグメント引数の表記を参照してください。

これはオプションです。

Range

関数の計算で使用される展開セル。

範囲は、表示時の展開された行および列を参照します。抑制された後に計算が実行されます。計算の後にソートが実行されます。ソートと非表示の詳細は、条件付き非表示および行、列およびページのソートを参照してください。

展開された行または列の範囲を参照するには、コロンを使用します。たとえば、(3:6)は行3、4、5および6を示します。範囲の使用方法の詳細は、範囲引数の表記を参照してください。

これはオプションです。

Property

これはオプションです。行、列またはセルの集約に適用される関数。プロパティの使用方法の詳細は、集約プロパティ引数を参照してください。