監査によってカートリッジの場所が検証され、各カートリッジのボリューム ID、現在の場所、および検証済みのステータスを含むライブラリデータベースが更新されます。
アクセスドアが閉じられたり、ライブラリが初期化されたりすると、ライブラリが自動的に監査を実行します。
注記:
SLC から監査を開始すると、ライブラリデータベースのみが更新されます。ホストデータベースを更新するには、ホストから監査を開始する必要があります。注記:
物理的監査は開始後に停止できません。ライブラリ全体の監査では、ロボットがすべてのスロット (ストレージ、CAP、ドライブ、予約済み) にアクセスし、カートリッジデータベースを更新し、カートリッジの位置の「検証済み」ステータスを「true
」に変更します。
アクティビティーのピーク期間中は、この監査を実行しないでください (下記のライブラリ全体の監査の影響を参照してください)。監査には、カートリッジスロット当たり約 0.5 秒かかります。
SLC で「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。
デバイスツリーで「Library」を選択します。
「Audit」タブをクリックします。
ライブラリ全体の場合は、「Yes」を選択します (物理的監査および検証済み監査の場合は、「No」を選択します)。
「Audit」をクリックします。
ライブラリ全体の監査はバックグラウンドのプロセスとして実行され、ライブラリの動作には影響を与えませんが、ロボットリソースを共有する必要があります。監査が終了するまで、ライブラリ操作の実行には少し時間がかかることがあります。ライブラリはリクエストの処理前に場所を監査するので、まだ監査されていない場所に関する情報を必要とするリクエストの処理では、少し遅延が生じることがあります。
注記:
物理的監査は開始後に停止できません。SLC で「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。
デバイスツリーで「Library」を選択します。
「Audit」タブをクリックします。
物理的監査の場合は、「Yes」を選択します (ライブラリ全体および検証済み監査の場合は、「No」を選択します)。
ドロップダウンリストから、監査の開始場所および終了場所に対応する内部アドレスを選択します。
「Audit」をクリックします。
検証済みの監査では、カートリッジデータベース内の、特定のカートリッジの場所または場所の範囲のステータスを検証します。あるカートリッジアドレスの検証済みステータスが false
であった場合、その場所の物理的監査が実行され、カートリッジデータベースが更新されます。
SLC で「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。
デバイスツリーで「Library」を選択します。
「Audit」タブをクリックします。
検証済み監査の場合は、「Yes」を選択します (ライブラリ全体および物理的監査の場合は、「No」を選択します)。
ドロップダウンリストから、監査の開始場所および終了場所に対応する内部アドレスを選択します。
「Audit」をクリックします。