11 ライブラリおよびデバイス情報の表示

SLC には、ライブラリコントローラのデータベースに保存されている最新のライブラリおよびデバイスの情報のみが表示されます。「Refresh」をクリックして、最新の構成データで SLC を更新します。

関連項目

ライブラリ動作ステータスの表示

  1. SLC で「Tools」 > 「System Detail」を選択します。デバイスツリーで「Library」を選択します。

  2. Status」タブをクリックします。

  3. セカンダリタブを選択します。

    • General - ライブラリの現在の動作状態を表示します。これらの値は、ホストアクティビティー、バックグラウンド操作、またはオペレータアクティビティーが発生した場合は常に更新されます。このタブを使用すると、ライブラリをオンラインまたはオフラインにできます (ライブラリをオフラインにするおよび ライブラリをオンラインにするを参照してください)。

    • Complex - ライブラリコンプレックスの現在の動作状態を表示します。

    • Status Module - ライブラリのステータスアラートを表示します。この機能は、サービスがライブラリでアクティブな場合にのみ使用できます。ライブラリステータスアラートのクリアも参照してください。

    • HLI - ライブラリのすべての HLI インタフェースポートの現在のステータスを表示します。情報には、ローカル TCP/IP ソケット、ローカル IP、接続ステータス、ポートステータス、接続後に送受信されたデータ量が含まれます。

    • Internal Networks - ポートのステータスを表示します。

ライブラリのプロパティーおよび構成の表示

  1. SLC で「Tools」 > 「System Detail」を選択します。デバイスツリーで「Library」を選択します。

  2. Properties」タブをクリックします。

  3. セカンダリタブを選択します。

    • General - ライブラリの物理的構成、機械的構成、論理的構成、ネットワーク構成を表示します。

    • Complex - ライブラリコンプレックスの IP アドレス情報を表示します。

    • Library Controller - シリアル番号やファームウェアのバージョンを含むライブラリコントローラの詳細を表示します。

    • Drive Controller - シリアル番号や現在のファームウェアのバージョンを含むドライブコントローラの詳細を表示します。

デバイスのステータスおよびプロパティーの表示

CAP、ドライブ、ロボット、冗長電子装置、電源装置、および安全ドアに関する情報を表示できます。SLC Reports ユーティリティーを使用して、デバイスの情報を表示することもできます (Reports ユーティリティーを使用したライブラリおよびデバイスのレポートの表示を参照してください)。

  1. SLC で「Tools」 > 「System Detail」を選択します。

  2. デバイスツリーでデバイスフォルダを選択します。

  3. ステータスおよびプロパティー情報については、デバイスフォルダを展開します。デバイスを選択します。

  4. タブを選択します。選択したデバイスに応じて、対応する次の情報を参照してください。

    注記:

    一括 CAP ライブラリの場合、CAP フォルダを選択し、「Status」をクリックして、すべての CAP を一度に表示し、一括 CAP 挿入/取り出しメッセージを表示します (一括 CAP メッセージの変更を参照してください)。

デバイスのステータスおよびプロパティーのタブ

  • 「Status」タブ — デバイスの現在の動作状態を表示します

  • 「Properties」タブ — デバイスの構成情報 (シリアル番号や現在のファームウェアレベルなど) を表示します

ドライブのタブ

次のシステム詳細タブは、ドライブにのみ用意されています。

  • 「Display」タブ - ネットワークデータ、T10000 および T9840D ドライブの Virtual Operator Panel (VOP)、ドライブ LED のステータスを表示します

  • 「Drive Tray」タブ - ドライブトレーの現在のステータスを表示します

ドライブのステータス
意味
Empty ドライブにカートリッジがマウントされていません。
Unloaded カートリッジのマウントを解除する準備ができています。
Ready カートリッジがロードされています。
NotCommunicating コントローラカードがデバイスと通信できません。
rewindUnload ドライブの巻き戻しとアンロードがビジー状態です。

冗長電子装置カードのステータス

ライブラリの背面から見て、「A」は左側のカードスロットを示し、「B」は右側のカードスロットを示します。

  • hbca: ライブラリコントローラ、A (左) スロット

  • hbcb: ライブラリコントローラ、B (右) スロット

  • hbta: ドライブコントローラ、A (左) スロット

  • hbtb: ドライブコントローラ、B (右) スロット

  1. カードのステータス
    意味
    Duplex: Software ready, switch possible アクティブなライブラリコントローラは正常に機能しています。
    Not installed カードは、ライブラリに取り付けられていません。
    Ok アクティブまたはスタンバイドライブコントローラカードは正常に機能しています。
    Pre-standby: software not ready スタンバイライブラリコントローラカードはスタンバイコードをロード中で、自動フェイルオーバーまたは手動切り替えに使用する準備ができていません。
    Standby: software ready スタンバイライブラリコントローラカードは正常に機能しており、自動フェイルオーバーまたは手動切り替えに使用できます。

ローカルオペレータパネルのタイプの表示

  1. SLC で「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。

  2. デバイスツリーで「Library」を選択し、「OpPanel」タブをクリックします。

    タイプは画面の最下部に一覧表示されます。W は Windows ベースを示し、DL または OL は Linux ベースを示します。

SLC でのライブラリおよびデバイスのステータスインジケータの意味

SLC アイコン 意味
白色のチェックマークが付いた緑色の丸。 正常
感嘆符が付いた黄色の三角形の警告 警告
赤色の停止記号。 エラー

デバイスの健全性ステータス

システムの詳細と診断ユーティリティーのデバイスツリーには、デバイスの健全性ステータスが表示されます。

  • Normal — ライブラリデバイスは正常に機能しています

  • Warning — デバイスがオフラインになっているか、縮退状態で動作しています

  • Error — デバイスで障害が発生しました

通信ステータス

SLC のすべての画面の左下に通信ステータスが表示されます。これは SLC とライブラリコントローラ間の通信ステータスを示します。

  • Normal — SLC はライブラリコントローラと正常に通信しています

  • Warning — サーバーからの応答に 10 秒以上かかっています

  • Error — サーバーからの応答に 30 秒以上かかっています

ライブラリコントローラとの通信が 30 - 60 秒失われると、ハートビートモニターがグレー、次に赤色に変化し、次が表示されます。

Heartbeat message not received from the library controller.

SLC からログオフし、再度ログオンして通信を復元します。

ライブラリの健全性ステータス

SLC のすべての画面の右下には、ライブラリの健全性ステータスが表示されます。

  • Normal — すべてのライブラリデバイスが正常に機能しています

  • Warning — 1 つまたは複数のライブラリデバイスがオフラインであるか、機能低下状態で動作しています

  • Error — 1 つ以上のライブラリデバイスで障害が発生しました

    デバイスエラーが修正されると、ライブラリの健全性インジケータが「Warning」に変わります。インジケータは、ライブラリがオフラインになるまで、「Normal」に変わりません。デバイスに複数の問題がある場合や、ステータスアラート状態が発生している場合、健全性インジケータにはもっとも重大な状態が表示されます。