すべてのレポート出力は、レポートが生成された時点での静的な情報の表示です。情報をリフレッシュするには、右上隅にある「Update」をクリックします。
注記:
同一のワークステーションで複数の SLC インスタンスを実行すると、レポートのデータの一貫性が失われる可能性があります。SLC レポートを生成するユーザーは一度に 1 人だけにすることをお勧めします。SLC で「Tools」 > 「Reports」を選択します。
ナビゲーションツリーで、レポートフォルダを展開します。レポートを選択します。
「Partitions」ユーティリティーまたは「Active Capacity」ユーティリティーから、追加のレポートにアクセスできます。「System Details」ユーティリティーを使用して、個々のデバイス情報を表示できます。
フォルダ |
レポート |
説明 |
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Statistics |
ドライブのイベントおよびエラーを表示します。このレポートに表示可能な最大エントリ数は、70 です。 |
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Drive Media Events |
ドライブで発生したカートリッジのエラーイベントを表示します。このレポートに表示可能な最大エントリ数は、500 です。 |
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ライブラリ操作イベントのサマリーを表示します。 |
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Media Events |
カートリッジのエラーを表示します。このレポートに表示可能な最大エントリ数は、2000 です。 |
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Log |
EventLog |
重大度に基づいてイベントのログを表示します (重大度を参照してください)。 |
Status Summary |
カートリッジの場所、メディアタイプ、ラベル、およびステータスの情報を一覧表示します。 |
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Device Reserve Table |
エレベータ、ロボット、および PTP 予約の情報を一覧表示します。 |
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Drive Table |
ドライブの場所、タイプ、およびシリアル番号の情報を一覧表示します。 |
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CAP Summary |
CAP の場所を一覧表示します。 |
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Cartridge Summary |
ライブラリ内のすべてのカートリッジの場所、メディアタイプ、およびラベルの情報を一覧表示します。 |
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Drive Summary |
ドライブの場所、タイプ、シリアル番号、コードの情報、およびデバイスの詳細を一覧表示します。 |
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Library Information |
ライブラリの物理的な構成、コードバージョン、およびライブラリの状態を一覧表示します。 |
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Robot Summary |
ロボットのアドレスおよび状態を一覧表示します。 |
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Status Detail |
CAP/Drive/Robot Details |
デバイスの識別情報、コードバージョン、およびステータスを一覧表示します。 |
Library Details |
ライブラリの物理的な構成、コードバージョン、およびライブラリの状態を一覧表示します。 |
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Versions |
Hardware Versions |
コントローラカード、CAP、ロボット、および PTP の FRU シリアル番号を一覧表示します。 |
Software Versions |
コントローラカード、CAP、エレベータ、ロボット、および PTP のコードバージョンを一覧表示します。 |
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Audit Log |
ライブラリの有効期間におけるすべての機能アクティベーションアクティビティーを一覧表示します。現在のハードウェアアクティベーションファイルのみを表示する場合は、現在のハードウェアアクティベーションファイルの表示を参照してください。 |
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CAP Usage Messages |
Messages |
CAP の使用法のメッセージを一覧表示します。メッセージを定義するには、一括 CAP メッセージの変更を参照してください |
SLC で、「Tools」 > 「Partitions」 > 「Reports」タブを選択します。
メニューからレポートのタイプを選択します。
Cartridge Cell and Media Summary — 各パーティション内のメディアのスロットアドレスとボリュームシリアル番号 (volser) を表示します
Orphaned Cartridge Report — 孤立カートリッジのスロットアドレスとボリュームシリアル番号 (volser) を表示します
Partition Summary — 各パーティションに割り当てられたリソースを表示します
Partition Details — 特定のパーティション ID の詳細を表示します
Oracle サポート担当者から、MIB (Management Information Base) またはログスナップショットファイルを取得し、転送するように要求される場合があります。
SLC で「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。
ナビゲーションツリーで「Library」フォルダをクリックします。
「TransferFile」タブをクリックします。
「SNMP MIB」を選択します。「Transfer File」をクリックします。
.txt 接尾辞を使用してファイルを保存します。
Oracle サポート担当者にファイルを電子メールで送信します。
ログは、生成後 15 分以内に保存する必要があります。ファイルは暗号化されます。
SLC で「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。
ナビゲーションツリーで「Library」フォルダをクリックします。
「Transfer File」タブをクリックします。
「Log Snapshot」を選択します。
「All Devices」または「Selected Device」を選択します。「Selected Device」を選択した場合は、デバイスを選択します。
「Generate Log Snapshot on Library」をクリックします。
「Yes」をクリックしたあとに、「OK」をクリックします。
自動的に生成された名前を使用してファイルを保存します。
Oracle サポート担当者にファイルを電子メールで送信します。
ライブラリコントローラは、ライブラリの動作状況を常時モニターして、すべてのイベントをログに記録します。SLC の Monitors ユーティリティーを使用してイベントモニターを開くと、イベントデータを表示したり、それをファイルにスプールしたりできます。イベントモニターは、根本的な原因の分析に役立つツールです。
SLC で「Tools」 > 「Monitors」を選択します。
ナビゲーションツリーで「Permanent Monitors」フォルダを展開します。
イベントモニタータイプをクリックします (イベントモニターのタイプを参照してください)。「Open」をクリックします。
「Monitor」メニューを使用して、イベントモニターの一時停止、再開、完全な停止、またはクリアを実行します。「Spool File」メニューを使用して、イベントモニターをファイルに保存します (ファイルへのイベントモニターデータの保存を参照してください)。
注記:
1 つの画面上に複数のイベントモニターを並べるには、右上隅にある「Window」メニューを使用します。このファイルは、問題の診断を支援するため、Oracle のサポート担当者に送信する必要があることがあります。
イベントモニターを開きます (イベントモニターの起動を参照してください)。
イベントモニターのウィンドウで、「Spool File」 > 「Start Spooling」を選択します。
目的のディレクトリを参照して選択し、ファイル名を入力し、「Save」をクリックします。
スプールを停止するには、「Monitor」 > 「Stop Spooling」を選択します。
結果コードは、ライブラリイベントのタイプを識別します (結果コードはライブラリのイベント ID と同じです)。
SLC で「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。デバイスツリーで「Library」を選択します。
「Search」タブをクリックします。
「Search Type」リストで、「Result Code」を選択します。
特定の結果コードを検索するには、コード全体を入力します (ワイルドカードまたは部分的なコードは無効です)。
すべての結果コードを一覧表示するには、「List All」を選択します。
「Search」をクリックします。
イベントモニターのタイプは、「All」、「Error Warn Info」、「Error and Warnings」、「Errors」の 4 つです。モニターのタイプごとに、イベントの重大度に基づいてイベントのログが記録されます。たとえば、「Errors」モニターでは、エラーイベントのログのみが記録されます (イベントのタイプについては、重大度を参照してください)。
イベントモニターでログが記録される各イベントには、次の情報が含まれています。
イベントの発生日時を識別します。
イベントに対応するデバイスのライブラリアドレスを識別します。
イベントを生成したユーザーを識別します。これは、HLI または SCSI ホストのアクティビティー「元」です。
リクエスタのインタフェースタイプを識別します。インタフェースは hli、scsi、またはデフォルト (SLC または CLI リクエストの場合) にできます。
発行されたコマンド (「load drive」など) を識別します。
すべてのホストインタフェースリクエストを識別します。各ホストリクエストの結果として発生したログアクティビティーのシーケンスの追跡に役立ちます。
イベントの重要性を識別します。一部のイベントデータは不揮発性です。つまり、システムの電源再投入後も保持されます。
Error — リクエスト (ホストまたは診断) の正常な完了を妨げた障害を示す不揮発性データです。
Warning — リクエスト (ホストまたは診断) を完了するライブラリの機能を停止させた障害を示す不揮発性データです。警告は、パフォーマンスの損失や、今後の回復不可能なエラーを示す可能性のある状況を識別できます。
Information — 一般的なデバイスまたはライブラリの情報 (デバイスの状態、追加されたデバイス、登録されたリスナー、更新されたトレーのシリアル番号など) を示す揮発性データです。警告またはエラーイベントに関するアクティビティーの履歴を確立する際に、この情報が役立つことがあります。
Trace — 診断アクティビティーのトレースを示す揮発性データです。
ライブラリイベントのタイプを識別します (結果コードはライブラリの EventId と同じです)。SLC を使用して結果コードの意味を検索する場合は結果コード定義の表示を参照するか、ライブラリのファームウェアコードパッケージに付属する SL8500_FRSxxx_JavaErrorCodes.html ファイルを参照してください。
リクエストまたはイベントの結果に関する情報を提供します。