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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.0
E64891-02
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11.1 ウィザードを使用したフォームの作成

アプリケーション・ビルダーには、フォームの生成に使用できる組込みウィザードが用意されています。この項では、アプリケーションの作成ウィザード、ページの作成ウィザードおよびリージョンの作成ウィザードを使用する際のフォーム・オプションの概要を示します。使用可能なフォームは、選択したアプリケーション・ユーザー・インタフェース(デスクトップおよびjQuery Mobileスマートフォンなど)に応じて異なることに注意してください。


ヒント:

ウィザードには、表を選択するものもあれば、SQL問合せを指定するものもあります。SQL問合せの記述が不明な場合は、「クエリー・ビルダー」ボタンをクリックします。『Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド』のクエリー・ビルダーを使用したSQL問合せの構築に関する項を参照してください。

11.1.1 ページの作成ウィザードのフォーム・オプション

表11-1に、ページの作成ウィザードを使用する際のフォーム・オプションを示します。使用可能なフォーム・オプションは、選択したユーザー・インタフェース(デスクトップおよびjQuery Mobileスマートフォンなど)に応じて異なることに注意してください。

表11-1 ページの作成ウィザードのレポート・オプション

ページ・タイプ 説明 デスクトップ jQuery Mobileスマートフォン

プロシージャのフォーム

ストアド・プロシージャの引数に基づくフォームを構築します。ストアド・プロシージャまたはパッケージに実装済のロジックまたはデータ操作言語(DML)が存在する場合は、この方法を使用します。

使用可能

使用可能

表またはビューのフォーム

データベース表の単一行を更新できるフォームを作成します。フォームを構築する表を選択できます。

使用可能

使用可能

リスト・ビュー付きの表のフォーム

データベース表の単一行を更新できるフォームおよびリスト・ビューを作成します。フォームを構築する表を選択し、リスト・ビューのテキスト表示に使用する列を選択します。

使用不可

使用可能

レポート付きの表のフォーム

2つのページを作成します。1つのページにはレポートが表示されます。各行に2ページ目へのリンクが提供され、これを使用して各レコードを更新できます。レポートおよびフォームを構築する表を選択できます。

注意: このウィザードでは、127列を超える列が含まれている表はサポートされていません。127列を超える列を選択すると、エラーが発生します。

使用可能

使用可能

マスター・ディテール・フォーム

1つのHTMLフォーム内にマスター行および複数のディテール行を表示するフォームを作成します。このフォームを使用すると、2つの表またはビューに対し、値の問合せ、挿入、更新および削除を行うことができます。マスター・レポートおよびディテール・フォームを構築する表を選択します。

関連項目: 「マスター・ディテール・フォームの管理」

使用可能

使用不可

表形式フォーム

データベース表の複数の行に対して更新、挿入および削除を行うフォームを作成します。フォームを構築する表を選択します。

関連項目: 「表形式フォームの管理」

使用可能

使用不可

SQL問合せのフォーム

EQUIJOINなどのSQL問合せによって戻される列に基づくフォームを作成します。

使用可能

使用可能

サマリー・ページ

読取り専用のフォームを作成します。このオプションを使用して、ウィザードの最後に確認ページを作成します。

使用可能

使用可能

Webサービスのフォーム

Webサービスの定義に基づいて、アイテムを含むページを作成します。このウィザードでは、ユーザー入力フォーム、Webサービスをコールするプロセスおよび送信ボタンを作成します。

関連項目: 「Webサービスでのフォームの作成」

使用不可

使用可能

Webサービスのフォームとレポート

Webサービスの定義に基づいて、アイテムを含むページを作成します。このウィザードでは、ユーザー入力フォーム、Webサービスをコールするプロセスおよび送信ボタンを作成し、レポートに結果を表示します。

関連項目: 「Webサービスでの入力フォームとレポートの作成」

使用可能

使用可能


11.1.2 リージョンの作成ウィザードのフォーム・オプション

表11-2に、リージョンの作成ウィザードを使用する際のフォーム・オプションを示します。

表11-2 リージョンの作成ウィザードのフォーム・オプション

ページ・タイプ 説明 デスクトップ jQuery Mobileスマートフォン

プロシージャのフォーム

ストアド・プロシージャの引数に基づくフォームを構築します。ストアド・プロシージャまたはパッケージに実装済のロジックまたはデータ操作言語(DML)が存在する場合は、この方法を使用します。

使用可能

使用可能

表またはビューのフォーム

データベース表の単一行を更新できるフォームを作成します。フォームを構築する表を選択できます。

使用可能

使用可能

リスト・ビュー付きの表のフォーム

データベース表の単一行を更新できるフォームおよびリスト・ビューを作成します。フォームを構築する表を選択し、リスト・ビューのテキスト表示に使用する列を選択します。

使用不可

使用可能

レポート付きの表のフォーム

2つのページを作成します。1つのページにはレポートが表示されます。各行に2ページ目へのリンクが提供され、これを使用して各レコードを更新できます。レポートおよびフォームを構築する表を選択できます。

注意: このウィザードでは、127列を超える列が含まれている表はサポートされていません。127列を超える列を選択すると、エラーが発生します。

使用可能

使用可能

マスター・ディテール・フォーム

2ページのレポートとフォームの組合せを構築します。1ページ目では、更新する行を選択します。2ページ目では、ユーザーは選択した表またはビューと関連するディテールを更新できます。マスター・レポートおよびディテール・フォームを構築する表を選択します。

関連項目: 「マスター・ディテール・フォームの管理」

使用可能

使用不可

表形式フォーム

データベース表の複数の行に対して更新、挿入および削除を行うフォームを作成します。フォームを構築する表を選択します。

関連項目: 「表形式フォームの管理」

使用可能

使用不可

SQL問合せのフォーム

EQUIJOINなどのSQL問合せによって戻される列に基づくフォームを作成します。

使用可能

使用可能

サマリー・ページ

読取り専用のフォームを作成します。通常、ウィザードの最後に確認ページを提供するために使用します。

使用可能

使用可能

Webサービスのフォーム

Webサービスの定義に基づいて、アイテムを含むページを作成します。このウィザードでは、ユーザー入力フォーム、Webサービスをコールするプロセスおよび送信ボタンを作成します。

関連項目: 「Webサービスでのフォームの作成」

使用可能

使用可能

Webサービスのフォームとレポート

Webサービスの定義に基づいて、アイテムを含むページを作成します。このウィザードでは、ユーザー入力フォーム、Webサービスをコールするプロセスおよび送信ボタンを作成し、レポートに結果を表示します。

関連項目: 「Webサービスでの入力フォームとレポートの作成」

使用可能

使用可能


11.1.3 ページの作成ウィザードを使用したフォームの作成

フォームを作成する最も簡単な方法は、ページの作成ウィザードを使用することです。表11-1「ページの作成ウィザードのレポート・オプション」で説明したように、このウィザードには多数のフォーム・オプションが用意されています。

ページの作成ウィザードを使用してフォームを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. 「ページの作成」をクリックします。

  4. 「ページの作成」で、次のステップを実行します。

    1. ユーザー・インタフェース: ページのユーザー・インタフェースを選択します。

    2. ページ・タイプの選択: 「フォーム」を選択します。

    3. 「次へ」をクリックします。

  5. 作成するフォーム・ページのタイプを選択します。表11-1「ページの作成ウィザードのレポート・オプション」を参照してください。

  6. 画面に表示されるステップに従います。

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。「フィールドレベル・ヘルプの表示」を参照してください。

11.1.4 アプリケーションの作成ウィザードを使用したフォームの作成

アプリケーションの作成ウィザードを使用して、表内の単一行を更新するフォームを作成します。このウィザードでは、フォームを構築する表を選択できます。

アプリケーションの作成ウィザードを使用してフォームを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. 作成」ボタンをクリックします。

  3. アプリケーション・タイプで「デスクトップ」を選択し、「次へ」をクリックします。

  4. 「名前」で、次のステップを実行します。

    1. スキーマ: アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。データベース・スキーマ所有者を指定します。

    2. 名前: 開発者がアプリケーションを識別するための名前を入力します。

    3. アプリケーション: アプリケーションを識別する整数値を指定します。アプリケーションIDは、Application Expressインスタンス内で一意である必要があります。3000から9000の範囲のアプリケーションIDは、Oracle Application Expressの内部使用向けに予約されています。

    4. テーマ: テーマを選択します。テーマは、アプリケーション全体のレイアウトおよびスタイルの定義に使用するテンプレートのコレクションです。「テーマの使用」を参照してください。

    5. テーマ・スタイル: テーマ・スタイルを選択します。テーマ・スタイルは、テーマ42および51などの新しいアプリケーションに対してのみ使用可能です。「テーマ・スタイルの使用」を参照してください。

    6. 「次へ」をクリックします。


    ヒント:

    この時点で、ログイン・ページと空白ページのみで構成されるアプリケーションを作成するには、「アプリケーションの作成」をクリックします。

    次に、ページをアプリケーションに追加します。

  5. 「ページ」で、「ページの追加」をクリックします。

    「アプリケーションの作成 - ページの追加」ダイアログで、次のステップを実行します。

    1. ページ・タイプの選択: 「フォーム」を選択します。

    2. 親ページ: 該当する場合、従属ページを選択します。属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

    3. 表名: 表を選択します。

    4. 「ページの追加」をクリックします。

      ページがページ上部に表示されます。ページを削除するには、「削除」アイコンをクリックします。

    5. すべてのページが追加されるまで前のステップを繰り返します。

    6. 「次へ」をクリックします。

  6. 画面に表示されるステップに従います。


    ヒント:

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。「フィールドレベル・ヘルプの表示」を参照してください。

11.1.5 ページ・デザイナでのフォームの作成

ページ・デザイナでのフォームを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。「ページ・デザイナでのページの表示」を参照してください。

  2. ページ上部のページ・デザイナ・ツールバーに移動します。

  3. ページ・デザイナ・ツールバーで、「作成」メニューをクリックし、「フォーム・リージョンの作成」を選択します。

    「リージョンの作成」ウィザードが表示されます。

  4. 作成するフォームのタイプを選択し、「次へ」をクリックします。フォーム・オプションの詳細は、「リージョンの作成ウィザードのフォーム・オプション」を参照してください。

  5. 画面に表示されるステップに従います。