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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.0
E64891-02
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10.2 ウィザードを使用したレポートの作成

アプリケーション・ビルダーには、レポートを生成できる多くの組込みウィザードが用意されています。この項では、アプリケーションの作成ウィザード、ページの作成ウィザードおよびリージョンの作成ウィザードを使用する場合のレポート・オプションの概要を示します。使用可能なレポート・オプションは、選択したユーザー・インタフェース(デスクトップ、jQuery Mobileスマートフォンなど)によって異なります。


ヒント:

ウィザードには、表を選択するものもあれば、SQL問合せを指定するものもあります。SQL問合せの記述が不明な場合は、「クエリー・ビルダー」ボタンをクリックします。『Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド』のクエリー・ビルダーを使用したSQL問合せの構築に関する項を参照してください。

10.2.1 アプリケーションの作成ウィザードのレポート・オプション

表10-1に、アプリケーションの作成ウィザードを使用する場合に使用可能なレポート・オプションを示します。

表10-1 アプリケーションの作成ウィザード - 使用可能なレポート・タイプ

ページ・タイプ 説明 デスクトップ jQuery Mobileスマートフォン

列切替えレポート

モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。デフォルトでは、列切替えレポートはすべての列が同じ優先度に設定されて作成されます。ただし、開発者はレポート列属性を編集し、重要度に応じて列をランク付けできます。優先度がより低い列は、より狭い幅で表示されます(たとえば、優先度6の列は最初に非表示になり、優先度1の列は最後に非表示になります。)レポートには、エンド・ユーザーが表示する列を選択できる「列」ボタンが含まれています。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

リスト・ビュー

モバイル・アプリケーションのリストにSQL問合せの結果を表示します。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

リスト・ビューとフォーム

スマートフォンでデータの表示とナビゲーション用に最適化されます。

2ページのリスト・ビューとフォームの組合せを構築します。1ページ目では、「リスト・ビュー」から更新する行を選択します。2ページ目では、ユーザーは選択した表またはビューを更新できます。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

リフロー・レポート

モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。レポートを水平に表示できる十分な領域がない場合、レポートは、表の列を縮小して、各行に対するラベルやデータ・ペアのブロックのような外観の積上げ表示形式にすることによって機能します。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

レポート

SQL問合せの書式設定された結果を含むページを作成します。レポートを作成する表を選択するか、カスタムSQL SELECT文またはSQL SELECT文を戻すPL/SQLファンクションを指定する表を選択します。その後、レポート実装(「対話モード」または「クラシック」)を選択します。

注意: jQuery Mobileスマートフォンは、クラシック・レポートのみをサポートします。

使用可能

使用不可

レポートとフォーム

2ページのレポートとフォームの組合せを作成する表を選択します。その後、レポート実装(「対話モード」または「クラシック」)を選択します。1ページ目では、更新する行を選択します。2ページ目では、レコードを追加するか、あるいは既存のレコードの更新または削除を行うことができます。

使用可能

使用不可


10.2.2 ページの作成ウィザードのレポート・オプション

表10-2に、ページの作成ウィザードを使用する場合のレポート・オプションを示します。

表10-2 ページの作成ウィザード - 使用可能なレポート・オプション

ページ・タイプ 説明 デスクトップ jQuery Mobileスマートフォン

クラシック・レポート

SQL問合せの結果がフォーマット化されます。レポートを作成する表を選択するか、カスタムSQL SELECT文またはSQL SELECT文を戻すPL/SQLファンクションを指定することができます。SQL問合せの記述が不明な場合は、「クエリー・ビルダー」ボタンをクリックします。

関連項目: 「対話モード・レポートとクラシック・レポートの相違点」および「コンポーネント・ビューでのクラシック・レポートの編集」

使用可能

使用可能

列切替えレポート

モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。デフォルトでは、列切替えレポートはすべての列が同じ優先度に設定されて作成されます。ただし、開発者はレポート列属性を編集し、重要度に応じて列をランク付けできます。優先度がより低い列は、より狭い幅で表示されます(たとえば、優先度6の列は最初に非表示になり、優先度1の列は最後に非表示になります。)レポートには、エンド・ユーザーが表示する列を選択できる「列」ボタンが含まれています。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

対話モード・レポート

SQL問合せの結果がフォーマット化されます。指定するカスタムSQL SELECT文に基づいた対話モード・レポートを作成します。SQL問合せの記述が不明な場合は、「クエリー・ビルダー」ボタンをクリックします。対話モード・レポートは、デスクトップ・ページでのみサポートされます。エンド・ユーザーは、「アクション」メニューのオプションを選択することによって、レポートのレイアウトと表示されるデータをカスタマイズできます。

注意: jQuery Mobileスマートフォンは、対話モード・レポートをサポートしません。

関連項目:「対話モード・レポートとクラシック・レポートの相違点」「エンド・ユーザーとしての対話モード・レポートのカスタマイズ」および「コンポーネント・ビューでの対話モード・レポートの編集」

使用可能

使用不可

リスト・ビュー

リスト・ビューは、スマートフォンでのデータ表示およびナビゲーション用に最適化されています。

SQL問合せの書式設定された結果を含むページを作成します。リスト・ビューを作成する表を選択したり、リスト・ビュー・エントリに使用するデータベース列を選択します。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

リフロー・レポート

モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。レポートを水平に表示できる十分な領域がない場合、レポートは、表の列を縮小して、各行に対するラベルやデータ・ペアのブロックのような外観の積上げ表示形式にすることによって機能します。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

Webサービスのレポート

Webサービスの結果でレポートを作成します。

関連項目: 「Webサービスの実装」

使用可能

使用可能


10.2.3 リージョンの作成ウィザードのレポート・オプション

表10-3に、リージョンの作成ウィザードを使用する場合のレポート・オプションを示します。

表10-3 リージョンの作成ウィザードのレポート・オプション

ページ・タイプ 説明 デスクトップ jQuery Mobileスマートフォン

対話モード・レポート

SQL問合せの結果がフォーマット化されます。カスタムSQL SELECT文またはSQL問合せ文を戻すPL/SQLファンクションを指定します。

注意: jQuery Mobileスマートフォンは、対話モード・レポートをサポートしません。

関連項目: 「エンド・ユーザーとしての対話モード・レポートのカスタマイズ」「ページ・デザイナでの対話モード・レポートの編集」および「コンポーネント・ビューでの対話モード・レポートの編集」

使用可能

使用不可

リフロー・レポート

モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。レポートを水平に表示できる十分な領域がない場合、レポートは、表の列を縮小して、各行に対するラベルやデータ・ペアのブロックのような外観の積上げ表示形式にすることによって機能します。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

関連項目: 「レポートの開発」

使用不可

使用可能

列切替えレポート

モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。デフォルトでは、列切替えレポートはすべての列が同じ優先度に設定されて作成されます。ただし、開発者はレポート列属性を編集し、重要度に応じて列をランク付けできます。優先度がより低い列は、より狭い幅で表示されます(たとえば、優先度6の列は最初に非表示になり、優先度1の列は最後に非表示になります。)レポートには、エンド・ユーザーが表示する列を選択できる「列」ボタンが含まれています。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

クラシック・レポート

SQL問合せの結果がフォーマット化されます。カスタムSQL SELECT文またはSQL問合せを戻すPL/SQLファンクションを指定します。

関連項目: 「ページ・デザイナでのクラシック・レポートの編集」および「コンポーネント・ビューでのクラシック・レポートの編集」

使用可能

使用不可

リスト・ビュー

リスト・ビューは、スマートフォンでのデータ表示およびナビゲーション用に最適化されています。

SQL問合せの書式設定された結果を含むページを作成します。カスタムSQL SELECT文またはSQL問合せを戻すPL/SQLファンクションを指定します。

注意: デスクトップ・アプリケーションは、このレポート書式をサポートしません。

使用不可

使用可能

Webサービスのレポート

Webサービスの結果でレポートを作成します。

関連項目: 「Webサービスの実装」

使用可能

使用可能


10.2.4 アプリケーションの作成ウィザードを使用したレポートの作成

アプリケーションの作成ウィザードを実行すると、1つまたは複数のレポート・ページを含む新しいアプリケーションを作成できます。

アプリケーションの作成ウィザードを使用してレポートを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. 作成」ボタンをクリックします。

  3. アプリケーション・タイプで「デスクトップ」を選択し、「次へ」をクリックします。

  4. 「名前」で、次のステップを実行します。

    1. スキーマ: アプリケーションは、すべてのSQLを特定のデータベース・スキーマとして解析することで、権限を取得します。データベース・スキーマ所有者を指定します。

    2. 名前: アプリケーションを識別するための名前を入力します。

    3. アプリケーション: アプリケーションを識別するための一意の整数値を入力します。3000から9000の範囲のアプリケーションIDは、Oracle Application Expressの内部使用向けに予約されています。

    4. ユーザー・インタフェース: アプリケーションのユーザー・インタフェースを選択します。主としてデスクトップで使用するために設計するアプリケーションの場合は、「デスクトップ」を選択します。

    5. テーマ: このアプリケーションのテーマを選択します。

      テーマは、アプリケーション全体のレイアウトおよびスタイルの定義に使用できるテンプレートのコレクションです。「テーマの使用」を参照してください。

    6. テーマ・スタイル: テーマ・スタイルを選択します。

      テーマ・スタイルは、ユニバーサル・テーマ - 42モバイル - 51などのより新しいアプリケーションにのみ使用できます。「テーマ・スタイルの使用」を参照してください。

    7. 「次へ」をクリックします。


    ヒント:

    この時点で、ログイン・ページと空白ページのみで構成されるアプリケーションを作成するには、「アプリケーションの作成」をクリックします。

    次に、ページをアプリケーションに追加します。

  5. 「ページの追加」ボタンをクリックします。「ページの追加」で、次のステップを実行します。

    1. ページ・タイプの選択 - ページ・タイプを選択します。「アプリケーションの作成ウィザード - 使用可能なレポート・タイプ」を参照してください。


      ヒント:

      ページ・タイプによって、追加属性を表示するかどうかが決まります。属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。「フィールドレベル・ヘルプの表示」を参照してください。

    2. 親ページ - このページが別のページに従属している場合は、親ページを選択します。

    3. ページ名 - このページの名前を指定します。

    4. 「ページの追加」をクリックします。

  6. さらにページを追加するには、前のステップを繰り返します。

  7. ページの追加が完了したら、「次へ」をクリックします。

  8. 画面に表示されるステップに従います。

10.2.5 ページの作成ウィザードを使用したレポートの作成

ページの作成ウィザードを実行すると、レポートを含む新しいページを既存のアプリケーションに追加できます。

ページの作成ウィザードを使用してレポートを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. 「ページの作成」をクリックして、「次へ」をクリックします。

  4. 「ページの作成」で、次のステップを実行します。

    1. ユーザー・インタフェース: ページのユーザー・インタフェースを選択します。

    2. ページ・タイプの選択: 「レポート」を選択します。

    3. 「次へ」をクリックします。

  5. レポート・タイプを選択し、「次へ」をクリックします。「ページの作成ウィザード - 使用可能なレポート・オプション」を参照してください。

    表示されるレポート・オプションは、アプリケーション・ユーザー・インタフェース(デスクトップ、jQuery Mobileスマートフォンなど)によって異なります。

  6. 「次へ」をクリックします。

  7. 画面に表示されるステップに従います。

    属性の詳細は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。「フィールドレベル・ヘルプの表示」を参照してください。


ヒント:

この項では、アプリケーションのホームページからページの作成ウィザードを実行することによってレポートを作成する方法を説明しています。「作成」メニューをクリックして「ページ」を選択することによって、ページ・デザイナおよびコンポーネント・ビューでこのウィザードを実行することもできます。

10.2.6 ページ・デザイナでのウィザードを使用したレポートの作成

ページ・デザイナでページに新しいレポートを宣言的に追加するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。「ページ・デザイナでのページの表示」を参照してください。

  2. ページ上部のページ・デザイナ・ツールバーに移動します。

  3. ページ・デザイナ・ツールバーで、「作成」メニューをクリックしてレポート・リージョンの作成を選択します。

    「リージョンの作成」ウィザードが表示されます。

  4. 作成するレポート・タイプを選択して、「次へ」をクリックします。レポート・オプションの詳細は、「リージョンの作成ウィザードのレポート・オプション」を参照してください。

  5. 画面に表示されるステップに従います。