この項では、様々な側面からアプリケーションを表示できるアプリケーション・ビルダー・ユーティリティおよびレポートについて説明します。これらのレポートを使用して、統計を表示したり、ページやアプリケーション・コンポーネントのレポート、テンプレート、プラグインおよび条件にアクセスできます。たとえば、アプリケーション内の全ページで使用されるボタンの詳細を表示できます。さらに、多くのレポートは更新可能なため、個々のページに移動せずにアイテムやリージョン・ラベルなどのコンポーネントを標準化できます。
この項では、アプリケーション・ビルダー・ユーティリティ・ページで使用できるツールおよびレポートについて説明します。
アプリケーション・ビルダー・ユーティリティ・ページにアクセスするには、次の手順を実行します。
「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
「ユーティリティ」アイコンをクリックします。
ユーティリティ・ページには、次のツールおよびレポートにリンクするアイコンがあります。
アプリケーション・ダッシュボード: 「アプリケーション・ダッシュボードの表示」を参照してください。
変更履歴: 「「変更履歴」レポートの表示」を参照してください。
最近更新されたページ: 「「最近更新されたページ」レポートの表示」を参照してください。
エクスポート・リポジトリ: 「エクスポート・リポジトリへのアクセス」を参照してください。
デバッグ・メッセージ: 「アプリケーションのデバッグ」を参照してください。
アドバイザ: 「アプリケーション整合性のチェックのためのアドバイザの実行」を参照してください。
アプリケーションのアップグレード: 「アプリケーションのアップグレードの実行」を参照してください。
データベース・オブジェクトの依存性: 「「データベース・オブジェクトの依存性」レポートの使用」を参照してください。
属性ディクショナリ: 「属性ディクショナリの使用」を参照してください。
Application Expressビュー: 「Application Expressビューへのアクセス」を参照してください。
「アプリケーション・ダッシュボード」には、アプリケーション・コンポーネントと属性の詳細が表示されます。
アプリケーション・ダッシュボードを表示するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページが表示されます。
「ユーティリティ」をクリックします。
「アプリケーション・ダッシュボード」をクリックします。
「アプリケーション・ダッシュボード」が表示され、次のセクションが表示されます。
アプリケーション概要: カレント・アプリケーションに関する詳細情報および統計(ID、名前、別名、解析対象スキーマ、関連付けられているグループ、ページ数、関連付けられているテーマなど)が表示されます。
セキュリティ: 現在の認証スキーム、パブリック・ページと非パブリック・ページの数およびカレント・アプリケーション内で使用される認可スキームの数が表示されます。
テンプレート: カレント・アプリケーション内で使用されるテンプレートのレポートへのリンクが表示されます。
タイプ別の表示: コンポーネントのカウント(レポートとフォームのタイプ、動的HTMLなど)が表示されます
アプリケーション・コンポーネント: アプリケーション・レベルのコントロールとロジックのレポート(リスト、ショートカット、LOV、タブ、アプリケーションの計算、アプリケーション・アイテム、プラグインおよびアプリケーション・プロセスなど)へのリンクが表示されます。
ページ・コンポーネント: リージョン、アイテム、ブランチ、計算、検証、動的アクション、クラシック・レポートの列、対話モード・レポートの列およびボタンを含むページレベルのコントロールおよびロジックのレポートへのリンクが含まれています。
特定のレポートを表示するには、コンポーネント・タイプまたはテンプレートの右にある数字をクリックします。
「変更履歴」レポートには、カレント・アプリケーションに対する編集のサマリー・レポートが開発者、コンポーネント・タイプおよびページ番号別に表示されます。
「変更履歴」レポートを表示するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページが表示されます。
「ユーティリティ」をクリックします。
「変更履歴」をクリックします。
検索バーがページの上部に表示されます。「検索バーについて」を参照してください。
「最近更新されたページ」レポートには、現在のユーザーによって最近更新されたページのレポートが表示されます。
「最近更新されたページ」レポートを表示するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページが表示されます。
「ユーティリティ」をクリックします。
「最近更新されたページ」をクリックします。
検索バーがページの上部に表示されます。「検索バーについて」を参照してください。
この項では、現在のリリースで使用可能な新しいコンポーネントが組み込まれるように既存のアプリケーションをアップグレードする方法について説明します。
ユーティリティ・ページの「アプリケーションのアップグレード」アイコンを使用して、次のコンポーネントをアップグレードします。
「テキスト・フィールド」アイテムを「数値フィールド」アイテムに更新します(IS NUMERIC検証がある場合)。
「必須の値」アイテム属性を「はい」に更新します(NOT NULL検証がある場合)。
日付ピッカー(クラシック)を新しい日付ピッカーにアップグレードします。
ページ・アイテムのLOVのNULL戻り値で%null%
を削除します。
FCKeditor 2をCKEditor 4にアップグレードします。
SVGチャートをHTML5チャートにアップグレードします。
HTMLチャートをHTML5チャートにアップグレードします。
FlashチャートをHTML5チャートにアップグレードします。
対話モード・レポート:
対話モード・レポートに対してグループ化を有効にします。
対話モード・レポートに対してパブリック・レポートの保存を有効にします。
対話モード・レポートに対してサブスクリプションを有効にします。
対話モード・レポートに対してページごとの行数セレクタを有効にします。
ページ上部に固定されたレポート・ヘッダーを有効にします。
数値、必須および日付ピッカー・アイテムは条件付き検証に基づいて更新されます。
ウィザードでは、関連するすべての検証がページごとに表示され、アイテム設定に置き換える検証を選択できます。次に、検証を行わないボタン(「取消」など)を選択します。最後に、常に実行する検証(たとえば、削除前の権限のチェックなど)を選択できます。
「データベース・オブジェクトの依存性」レポートは、カレント・アプリケーションで参照されるデータベース・オブジェクトを識別します。アプリケーションのデプロイ時に移動するオブジェクトを判別するには、このレポートを確認します。
データベース・オブジェクトの依存性レポートを表示するには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページが表示されます。
「ユーティリティ」をクリックします。
「データベース・オブジェクトの依存性」をクリックします。
データベース・オブジェクトの依存性ページが表示されます。
「依存性の計算」をクリックします。
ヒント: アプリケーションのサイズや複雑性に応じて、レポートの表示に時間がかかる場合があります。 |
「データベース・オブジェクトの依存性」レポートが表示されます。
Application Expressビューは、アプリケーションのメタデータを公開するデータ・ディクショナリ・ビューです。Application Expressビューでは、ビューを表示するだけでなく、ビューに含まれているデータを表示することもできます。
「Application Expressビュー」へアクセスするには、次の手順を実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページが表示されます。
「ユーティリティ」をクリックします。
「Application Expressビュー」をクリックします。
Application Expressビュー・ページが表示されます。
検索バーがページの上部に表示されます。使用可能なコントロールは次のとおりです。
検索列の選択: 虫めがねに似ています。このアイコンをクリックして、検索を絞り込みます。すべての列を検索するには、「すべての列」を選択します。
テキスト領域: 名前でビューを検索するための大/小文字を区別しない検索基準(ワイルドカード文字を含む)を入力し、「実行」をクリックします。
「実行」ボタン: 検索を実行したり、フィルタを適用します。
アイコンの表示: 各ビューを大きいアイコンとして表示します。ビューにアクセスするには、適切なアイコンをクリックします。
レポートの表示: 各ビューをレポート内の1行として表示します。ビューにアクセスするには、名前をクリックします。
「アクション」メニュー: 「アクション」メニューを使用して、レポート・ビューをカスタマイズします。「「アクション」メニューについて」を参照してください。
ビューを選択します。
ビュー内のデータを表示するには、「列の選択」タブで列を選択し、「結果」ボタンをクリックします。
「結果」タブで、「問合せ」リージョンを拡張して、実行された問合せを表示します。この問合せをコピーしてSQLコマンドまたはSQL Developerで再利用できます。
「ページ固有のユーティリティ」ページへアクセスするには、次の手順を実行します。
「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページが表示されます。
「ユーティリティ」をクリックします。
「ページ固有のユーティリティ」で、次のいずれかを選択します。
この項では、クロス・ページ・ユーティリティ・ページで使用できるツールおよびレポートについて説明します。
クロス・ページ・ユーティリティ・ページにアクセスするには、次のステップを実行します。
「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーションを選択します。
「ユーティリティ」をクリックします。
「ページ固有のユーティリティ」で、「クロス・ページ・ユーティリティ」をクリックします。
クロス・ページ・ユーティリティ・ページでは、次のツールおよびレポートにアクセスできます。
すべてのページのグリッド編集:「すべてのページのグリッド編集」を参照してください。
複数のページの削除: 「複数のページの削除」を参照してください。
ページ属性: 「ページ属性」を参照してください。
ページ・ロック: 「ページ・ロック」を参照してください。
「すべてのページのグリッド編集」レポートを使用して、ページ名、別名、タイトル、ページ・テンプレートおよびセキュリティ・オプションを編集します。特定のページにリンクするには、ページ番号の横の「編集」アイコンをクリックします。変更を保存するには、「変更の適用」をクリックします。
複数のページを一度に削除するには、「複数のページの削除」を使用します。「複数のページの削除」を参照してください。
「ページ属性」レポートには、カレント・アプリケーション内の各ページの属性、コンポーネント、コントロールおよびアプリケーション・ロジックの詳細が表示されます。レポートをカスタマイズするには、ページ上部にある検索バーを使用します。「検索バーについて」を参照してください。
特定のページにリンクするには、ページ番号をクリックします。
アプリケーション内のページをより適切に編成するには、「ページ・グループ」を使用します。「ページ・グループの作成」を参照してください。
アプリケーション開発中に競合が発生しないようにするには、「ページ・ロック」を使用します。ページをロックすると、他の開発者がページを編集できなくなります。「ページ・デザイナの使用」および「ページのロックおよびロック解除」を参照してください。
現在のワークスペースで複数のアプリケーションの情報を表示および編集するには、アプリケーション間レポート・ページ上のリンクを使用します。ワークスペース・ユーティリティ・ページからアプリケーション間レポートにアクセスします。
アプリケーション間レポートにアクセスするには、次のステップを実行します。
Oracle Application Expressにサインインします。
ワークスペースのホームページが表示されます。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。
「ワークスペース・ユーティリティ」アイコンをクリックします。
ウィンドウの右側に、「アプリケーション間レポート」があります。
「アプリケーション間レポート」で、「すべてのレポート」をクリックしてアプリケーション間レポート・ページを表示します。
表示するレポートを選択します。
この項では、ユーティリティ・ページの右側の対話モード・レポート・ユーティリティの下にあるオプションについて説明します。
保存された対話モード・レポート・ページには、現在選択しているアプリケーションに保存された対話モード・レポートが一覧表示されます。
保存された対話モード・レポートを管理するには、次の手順を実行します。
Oracle Application Expressにサインインします。
ワークスペースのホームページが表示されます。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページが表示されます。
「ユーティリティ」をクリックします。
「対話モード・レポート・ユーティリティ」で、「保存されたレポート」を選択します。
レポートに、プライマリ・デフォルトではないアプリケーションの保存されたレポートがすべて表示されます。各行には、ページ番号、リージョン名、レポート・タイプ、レポート名、レポートの別名および所有者が含まれます。
プライベートの保存済レポートを表示するには、検索バーの下にある「プライマリ・デフォルト」フィルタのチェック・ボックスの選択を解除します。
レポートを削除するには、ページ番号の横にあるチェック・ボックスを選択して「チェックした項目の削除」をクリックします。
レポートを含むページを表示するには、ページ番号をクリックします。
関連項目: 「共有対話モード・レポートへのリンクの設定」、「対話モード・レポートの保存」および『Oracle Application Express管理ガイド』の保存された対話モード・レポートの管理に関する項 |
エンド・ユーザーはレポートをサブスクライブすると、レポートの更新バージョンを受信できます。ワークスペース管理者はサブスクリプション・ページでこのサブスクリプションを表示して管理できます。
保存された対話モード・レポートを管理するには、次の手順を実行します。
Oracle Application Expressにサインインします。
ワークスペースのホームページが表示されます。
「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。
アプリケーションを選択します。
アプリケーションのホームページが表示されます。
「ユーティリティ」をクリックします。
「対話モード・レポート・ユーティリティ」で、「サブスクリプション」を選択します。
レポートが表示されます。