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Oracle® Application Express管理ガイド
リリース5.0
E67399-02
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2.8 エクスポートしたアプリケーションをランタイム環境にインストール


注意:

管理サービス・アプリケーションの機能は、Oracle Database Cloud Service (Database Schema)では利用できません。

このセクションでは、エクスポートしたアプリケーションをランタイム環境にインストールする方法について説明します。

2.8.1 ランタイム環境を使用するメリットについて

Oracle Application Expressランタイム環境では、本番アプリケーションは実行できますが、管理用のWebインタフェースは提供されません。ランタイム環境にはアプリケーションの実行に必要なパッケージのみしか含まれていないため、ランタイム環境は外部からの攻撃に対して強い環境になります。SQL*PlusおよびAPEX_INSTANCE_ADMIN APIを使用して、Oracle Application Expressランタイム環境を管理できます。


参照:

Oracle Application Express APIリファレンスの「APEX_INSTANCE_ADMIN」。


ヒント:

Webシートは、Oracle Application Expressランタイム環境ではサポートされていません。

2.8.2 エクスポートしたアプリケーションをランタイム環境にインストール

エクスポートされたアプリケーションをランタイム環境にインストールするには、次のステップを実行する必要があります。

  1. 「ワークスペースのエクスポートおよびインポート」の説明に従って、アプリケーションが開発されたApplication Expressインスタンスからワークスペースをエクスポートします。

  2. SQL*Plusを使用して、ワークスペースをランタイム環境にインポートします。

    • APEX_050000SYSSYSTEM、またはロールAPEX_ADMINISTRATOR_ROLEが付与されているスキーマとして接続します。


      ヒント:

      APEX_ADMINISTRATOR_ROLEは、別のデータベース・ロールを介してではなく、ユーザーに直接付与される必要があります。

    • ワークスペースのインポート・ファイルを実行します。

      ワークスペースのエクスポート・ファイルがOracle Application Express 3.2より前のバージョンで作成されている場合、APEX_050000として接続する必要があります。

  3. SQL*Plusを使用して、アプリケーションをエクスポートし、ランタイム環境にインポートします。Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの「アプリケーションおよび関連ファイルのエクスポート」を参照してください。