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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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37.7 Identity Federationの管理

Access Managerと統合されているIdentity Federationは、Oracle Access ManagementコンソールとOracle WebLogic Scripting Tool (WLST)コマンドを使用して、各種構成の組合せとともに管理できます。

Oracle Access Managementコンソールを使用すると、Identity Federationサービスを有効にしたり、IdPおよびSPのパートナ・プロファイルを管理したり、フェデレーテッド認証スキームおよびポリシーに対する作業を実行できます。WLSTユーティリティを使用すると、追加のサーバーおよびパートナの構成プロパティを管理できます。

ノート:

すべてのWLSTコマンド機能に対応する機能がOracle Access Managementコンソールにあるわけではなく、また、すべてのコンソール機能に対応する機能がコマンド行に実装されているわけではありません。

管理者はOracle Access Managementコンソールを使用して、フェデレーション・サービスとパートナに関連する構成を管理できます。表37-9に、Oracle Access Managementコンソールを使用してIdentity Federationについて構成できる情報の種類をまとめます。

表37-9 Identity Federation設定の構成

構成対象 説明

フェデレーション管理者

フェデレーテッド・パートナおよび関連する構成を管理できる管理者。

フェデレーション・サービス

Access ManagerのIdentity Federationサービスを有効または無効にします。「Identity Federationの有効化」を参照してください。

フェデレーション設定

基本的なIdentity Federationサービス構成プロパティの管理。「Identity Federationの設定管理」を参照してください。

フェデレーションで使用するプロバイダ

IdPパートナはIdentity FederationをSPとして管理するコンテキスト内において管理されます。反対に、SPパートナは、Identity FederationをIdPとして管理するコンテキスト内において管理されます。「サービス・プロバイダとしてのIdentity Federationの管理」または「アイデンティティ・プロバイダとしてのIdentity Federationの管理」を参照してください。

フェデレーションの認証スキームおよび認証モジュール

フェデレーションの認証スキームの管理。「Identity Federationの認証スキームおよび認証モジュールの使用」を参照してください。

フェデレーションで使用するポリシー

フェデレーション・パートナに使用するポリシーの管理。「Identity Federationで使用するAccess Managerのポリシーの管理」を参照してください。

Oracle Access Managementコンソールを使用してアイデンティティ・フェデレーションを実装する際に必要なタスクの概要を表37-10に示します。

表37-10 Identity Federationの実装

タスク 参照先

Identity Federationサービスを有効にします。

Identity Federationの有効化

フェデレーション設定を構成します。

フェデレーションの一般設定の管理

IdPパートナまたはSPパートナを識別し、それらに対する属性を構成します。

サービス・プロバイダとしてのIdentity Federationの管理

認証または認可ポリシーを構成します。

フェデレーションのスキームおよびポリシーの管理

このポリシーでリソースを保護します。

リソースを保護してSSOを有効化するポリシーの管理