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Oracle® Fusion Middleware Oracle Access Management管理者ガイド
11g リリース2 (11.1.2.3) for All Platforms
E61950-08
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9.5 ロギング・レベルのアクティブ化および抑制

特定のログ・ハンドラでは、ロギング・レベルのアクティブ・ステータスが様々な要因によって決まります。

表9-5に、これらの要因をリストします。

表9-5 ロギングがアクティブかどうかを決定する要因

要因 重要度 説明

LOG_ THRESHOLD_ LEVEL

プライマリ

このパラメータは、ロギングのカットオフを設定します。しきい値よりも詳細なログ・レベルは抑制されます。有効なログ・レベルは、表9-1を参照してください。

MODULE_CONFIGパラメータを使用して、ログを記録できる項目のサブセットに対してこのパラメータをオーバーライドできます。詳細は、「異なるデータのタイプへの異なるしきい値レベルの構成」を参照してください。

MODULE_CONFIG

プライマリ

このパラメータは、グローバル・ロギングしきい値のモジュール固有のオーバーライドを設定します。

詳細は、「異なるデータのタイプへの異なるしきい値レベルの構成」を参照してください。

LOG_STATUS

セカンダリ

このパラメータは、ロギングしきい値またはモジュール固有のオーバーライドでオーバーライドされないかぎり、ロギングのオンとオフを切り替えます。

ログ・ハンドラの物理的な位置

セカンダリ

「ログ・ハンドラの優先順位について」を参照してください。

9.5.1 ログ・ハンドラの優先順位について

ログ構成ファイルに単一のログ・レベルに対して最大3つのログ・ハンドラ定義を構成できます。

特定のログ・レベルの出力を、表9-3で説明される3つの各ログ・ライターに送信する場合は、3つの異なるログ・ハンドラが必要です。

異なるLOG_STATUS設定をこれらのログ・ハンドラに設定する場合、ログ構成ファイルの物理的な終わりに最も近いログ・ハンドラ定義の設定が、同一のログ・レベルの他のログ・ハンドラ定義のステータスを設定します。たとえば、「エラー」ログ・レベルの最初の2つのログ・ハンドラに対してLOG_STATUSOffに設定できますが、構成ファイル内の3番目の最後のログ・ハンドラに対してLOG_STATUSOnに設定すると、ロギングは3つのハンドラすべてに対して行われます。

LOG_STATUS設定は、そのレベルが現在のLOG_THRESHOLD_LEVELよりもきめ細かい場合には、無意味になります。この場合、しきい値がモジュール固有のしきい値でオーバーライドされないかぎり、ロギングはこのレベルでアクティブ化されません。詳細は、「異なるデータのタイプへの異なるしきい値レベルの構成」を参照してください。