説明
このコマンドを使用して、フェイルオーバー・グループを削除します。フェイルオーバー・グループのVIPまたは任意のプロパティを変更するには、フェイルオーバー・グループを削除してから新しく作成しなおす必要があります。
フェイルオーバー・グループを削除する際、管理ノード・プロセスがインスタンスの置かれているノードで非rootとして実行中であり、少なくとも1つのフェイルオーバー・グループが引き続き使用可能である場合、これらのノードでrootユーザーとしてstart-failoverを実行する必要があります。これは手動によるフェイルオーバーの再起動となります。それに対し、フェイルオーバー・グループを削除した後、対応するインスタンスに対して使用可能なフェイルオーバー・グループが他にない場合は、stop-failoverを実行してフェイルオーバーを停止する必要があります。start-failoverおよびstop-failoverのいずれも実行しない場合、削除されたフェイルオーバー・グループに関連付けられたVIPが引き続き使用可能となります。
オプション
common_optionsの詳細は、helpコマンドを実行してください。
--config|-cフェイルオーバー・グループを削除する構成を指定します。
--virtual-ip|-i削除するフェイルオーバー・グループの仮想IPアドレスを指定します。
force|-fこのオプションを指定すると、ノードがオフラインの場合でもフェイルオーバー・グループを削除できます。
例
tadm delete-failover-group --config=soa --virtual-ip=10.228.12.250
tadm start-failover --user=admin --password-file=./admin.passwd --host=admin.example.com --port=8989 --no-prompt --config=soa --instance-home=/home/otd
tadm stop-failover --user=admin --password-file=./admin.passwd --host=admin.example.com --port=8989 --no-prompt --config=www.example.org --instance-home=/home/otd
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。