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Oracle® Traffic Directorコマンドライン・リファレンス
11g リリース1 (11.1.1.9.0)
B66437-05
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set-tcp-listener-prop

構文

tadm set-tcp-listener-prop common_options --config=config_name --tcp-listener=name (property_name=property_value)+

説明

このコマンドを使用して、TCPリスナーのプロパティを設定します。

オプション

common_optionsの詳細は、helpコマンドを実行してください。

--config|-c

TCPリスナーのプロパティを設定する構成の名前を指定します。

--tcp-listener|-t

TCPリスナーの名前を指定します。

オペランド

property-name=property-value

定義する1つ以上のプロパティに対してname=valueペアを指定します。name=valueペアは、スペースで区切る必要があります。

tcp-listenerの次のプロパティを設定できます。

enabled: インスタンスを有効にするかどうかを指定します。
値: true、false。デフォルト: true。

name: TCPリスナーの名前を指定します。
値: テキスト文字列であることが必要です。

ip: TCPリスナーのインターネット・プロトコル(IP)アドレスを指定します。
値: 有効なIPアドレス、またはすべてのIPアドレスでリスニングする場合はアスタリスク(*)。

family: IPV4およびIPV6などのインターネット・プロトコル・ファミリを指定します。デフォルトはIPv4(family=inet)です。IPv6アドレスを使用するには、family=inet6と指定します。


注意:

プロパティfamilyには、値としてauto-tunedを指定できます。auto-tunedは、サーバーが実行時にこのプロパティの値を計算することを示します。

acceptor-threads: このリスナーが受信する接続の受入れ専用スレッドの数を指定します。
値: 1 - 128。デフォルト: CPU当たり1つ。


注意:

プロパティacceptor-threadsには、値としてauto-tunedを指定できます。auto-tunedは、サーバーが実行時にこのプロパティの値を計算することを示します。

tcp-proxy-name: TCPプロキシの名前を指定します。
値: テキスト文字列であることが必要です。

listen-queue-size: リスニング・キューのサイズ(バイト単位)を指定します。
値: 0 - 65536。

receive-buffer-size: オペレーティング・システムのソケット受信バッファのサイズ(バイト単位)を指定します。
値: 1 - 1048576。

send-buffer-size: オペレーティング・システムのソケット送信バッファのサイズ(バイト単位)を指定します。
値: 1 - 1048576。

description: TCPリスナーの説明を指定します。
値: テキスト文字列であることが必要です。

プロパティをデフォルト値にリセットするには、プロパティ値を指定しないでください。
例: property-name=<empty_string>

tadm set-tcp-listeners-prop --user=admin  
--password-file=./admin.passwd --port=8989 
--config=www.example.org --tcp-listener=TCP_Listener1 listen-queue-size=238 max-threads=789

終了コード

次の終了値が戻されます。

0: コマンドの実行に成功しました。

>0: コマンドの実行時にエラーが発生しました。

終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。