構文
tadm set-virtual-server-prop common_options --config=config_name
--vs=vs_name (property_name=property_value)+
オプション
common_options
の詳細は、helpコマンドを実行してください。
--config|-c
仮想サーバーのプロパティを設定する構成の名前を指定します。
--vs|-s
仮想サーバーの名前を指定します。
定義する1つ以上のプロパティに対してname=value
ペアを指定します。name=value
ペアは、スペースで区切る必要があります。
仮想サーバーの次のプロパティを設定できます。
enabled
: 仮想サーバーを有効にするかどうかを指定します。
値: true
、false
。デフォルト: true
。
host
: 仮想サーバー・サービスのホスト名を示します。
値: 値はホスト名またはワイルド・カード。
注意: プロパティhost では、複数の値を指定できます。それぞれの値を引用符で囲い、カンマで区切ります。 |
default-object-name
: ルート・オブジェクト(obj.conf)の名前を指定します。
値: デフォルト値: default
。
注意: プロパティdefault-object-name には、値としてdefault を指定できます。defaultは、サーバーが実行時にこのプロパティの値を計算することを示します。 |
http-listener-name
: 1つ以上の仮想サーバーのホスト名に関連付けられたHTTPリスナーの名前。
値: http-listener
要素の名前の1つ。
注意: プロパティhttp-listener-name では、複数の値を指定できます。それぞれの値を引用符で囲い、カンマで区切ります。 |
object-file
: 仮想サーバーのリクエスト処理を制御するobj.conf
ファイルを指定します。
値: デフォルト値: config_name
-obj.conf
、およびユーザーは任意の有効なファイルを指定可能。
canonical-server-name
: 仮想サーバーの正規名。
値: 値はホスト名またはURL接頭辞。
log-file
: 仮想サーバーのログ・ファイルを指定します。
値: 値は../logs/errors.log
などのログ・ファイル名
server-cert-nickname:
サーバーがクライアントに提供する証明書のニックネームを指定します。
値: RSAについて0または1、およびECCについて0または1。
注意: プロパティserver-cert-nickname では、複数の値を指定できます。それぞれの値を引用符で囲い、カンマで区切ります。 |
webapp-firewall-ruleset
: Webアプリケーション・ファイアウォール(WAF)のルールセット・ファイルが格納される場所を指定します。
値: WAFルールセット・ファイルが格納される任意の有効なディレクトリ。
注意: プロパティwebapp-firewall-ruleset では、複数の値を指定できます。それぞれの値を引用符で囲い、カンマで区切ります。 |
プロパティをデフォルト値にリセットするには、プロパティ値を指定しないでください。
例: property=<empty_string>
例
tadm set-virtual-server-prop --user=admin --password-file=./admin.passwd --host=admin.example.com --port=8989 --no-prompt --config=www.example.org --vs=soa.example.org log-file=../logs/errors host=www.example.com
終了コードと構文表記の詳細は、helpコマンドを実行してください。