12 ライブラリおよびデバイス情報の表示

SLC には、ライブラリコントローラのデータベースに保存されている最新のライブラリおよびデバイスの情報のみが表示されます。「Refresh」をクリックして、最新の構成データで SLC を更新します。

関連項目

ライブラリ動作ステータスの表示

  1. 「Tools」 > 「System Detail」を選択し、デバイスツリーで「Library」を選択します。

  2. Status」タブをクリックします。

  3. セカンダリタブを選択します。

    • General — ライブラリの現在の動作状態を表示します。これらの値は、ホストアクティビティー、バックグラウンド操作、またはオペレータアクティビティーが発生した場合は常に更新されます。このタブを使用すると、ライブラリをオンラインまたはオフラインにすることができます (ライブラリをオフラインにするおよび ライブラリをオンラインにするを参照してください)。

    • Status Module — ライブラリのステータスアラートを表示し、重要なメッセージを強調表示します。この機能は、サービスがライブラリでアクティブな場合にのみ使用できます。ライブラリステータスアラートのクリアも参照してください。

    • HLI — ライブラリのすべての HLI インタフェースポートの現在のステータスを表示します。情報には、ローカル TCP/IP ソケット、ローカル IP、接続のステータス、ポートのステータス、接続時から送受信された伝送が含まれます。

    • FC-SCSI — ライブラリのすべてのホスト FC–SCSI インタフェースポートの現在のステータスを表示します。詳細情報はポート番号別に表示されます。ライブラリで Multi Port Fibre 機能がアクティブ化されている場合には、すべてのポートの詳細が表示されます。

ライブラリのプロパティーおよび構成の表示

  1. 「Tools」 > 「System Detail」を選択し、デバイスツリーで「Library」を選択します。

  2. Properties」タブをクリックします。

  3. セカンダリタブを選択します。

    • General — ライブラリの物理的構成、機械的構成、論理的構成、およびネットワーク構成を表示します。

    • Library Controller — ライブラリコントローラの詳細 (シリアル番号やファームウェアバージョンなど) を表示します。

    • Drive Controller — ドライブコントローラの詳細 (シリアル番号や現在のファームウェアバージョンなど) を表示します。

デバイスのステータスおよびプロパティーの表示

CAP、ドライブ、ロボット、冗長電子装置、電源装置、および安全ドアに関する情報を表示できます。SLC Reports ユーティリティーを使用して、デバイスの情報を表示することもできます (Reports ユーティリティーを使用したライブラリおよびデバイスのレポートの表示を参照してください)。

  1. 「Tools」 > 「System Detail」を選択します。

  2. デバイスツリーでデバイスフォルダを選択します。

  3. 詳細な情報を表示するには、デバイスフォルダを展開します。デバイスを選択します。

  4. タブを選択します。選択したデバイスに応じて、対応する次の情報を参照してください。

デバイスのステータスおよびプロパティーの情報

次のシステム詳細タブは、すべてのデバイスに用意されています。

  • 「Status」タブ — デバイスの現在の動作状態を表示します。このタブを使用すると、デバイスをオンラインまたはオフラインにすることができます (デバイスをオフラインにするおよび デバイスをオンラインにするを参照してください)。

    注記:

    AEM の場合、「閉じた」ドアの位置は、安全ドアが完全に閉じていて、AEM アクセスドアを開いても安全であることを示しています。
  • 「Properties」タブ — デバイスの構成情報 (シリアル番号や現在のファームウェアレベルなど) を表示します

ドライブの情報

次のシステム詳細タブは、ドライブにのみ用意されています。

  • 「Display」タブ — ネットワークデータ、T10000 および T9840D ドライブの Virtual Operator Panel (VOP)、ドライブ LED のステータスを表示します

  • 「Drive Tray」タブ — ドライブトレイの現在のステータスを表示します

ドライブのステータス
意味
Empty ドライブにカートリッジがマウントされていません。
Unloaded カートリッジのマウントを解除する準備ができています。
Ready カートリッジがロードされています。
NotCommunicating コントローラカードがデバイスと通信できません。
rewindUnload ドライブの巻き戻しとアンロードがビジー状態です。

冗長電子装置カードのステータス

  • hbca — ライブラリコントローラ、A (最下部) スロット

  • hbcb — ライブラリコントローラ、B (最上部) スロット

  • hbta — ドライブコントローラ、A (最下部) スロット

  • hbtb — ドライブコントローラ、B (最上部) スロット

カードのステータス
意味
Duplex: Software ready, switch possible アクティブなライブラリコントローラは正常に機能しています。
Not installed カードは、ライブラリに取り付けられていません。
Ok アクティブまたはスタンバイドライブコントローラカードは正常に機能しています。
Pre-standby: software not ready スタンバイライブラリコントローラカードはスタンバイコードをロード中で、自動フェイルオーバーまたは手動切り替えに使用する準備ができていません。
Standby: software ready スタンバイライブラリコントローラカードは正常に機能しており、自動フェイルオーバーまたは手動切り替えに使用できます。

ローカルオペレータパネルのタイプの表示

  1. 「Tools」 > 「Diagnostics」を選択します。

  2. デバイスツリーで「Library」を選択し、「OpPanel」タブをクリックします。

    タイプは画面の最下部に一覧表示されます。W は Windows ベースを示し、DL または OL は Linux ベースを示します。

SLC ライブラリおよびデバイスのステータスインジケータ

SLC アイコン 定義
Green circle with checkmark 正常
Yellow triangle with exclamation 警告
Red hexagon with exclimation エラー

デバイスの健全性ステータス

この情報は、「System Details」および「Diagnostics」ページのデバイスツリーで見つかります。

  • Normal — ライブラリデバイスは正常に機能しています

  • Warning — デバイスはオフラインか、機能低下状態で動作しています

  • Error — デバイスで障害が発生しました

通信ステータス

この情報は、すべての SLC 画面の左下で見つかります。SLC とライブラリコントローラ間の通信ステータスを示します。

  • Normal — SLC はライブラリコントローラと正常に通信しています

  • Warning - サーバーは応答に 10 秒以上かかっています

  • Error - サーバーは応答に 30 秒以上かかっています

約 30–60 秒通信が途絶えると、ハートビートモニターが灰色に変わったあと赤色に変わり、次のエラーメッセージが表示されます。

Heartbeat message not received from the library controller.

通信を復元するには、SLC からログオフしてから再度ログオンします。

ライブラリの健全性ステータス

この情報は、すべての SLC 画面の右下で見つかります。

  • Normal — すべてのライブラリデバイスが正常に機能しています

  • Warning — 1 つまたは複数のライブラリデバイスがオフラインであるか、機能低下状態で動作しています

  • Error — 1 つまたは複数のライブラリデバイスで障害が発生しました

    デバイスエラーが修正されると、ライブラリの健全性インジケータが「Warning」に変わります。インジケータは、ライブラリがオフラインになるまで、「Normal」に変わりません。デバイスに複数の問題がある場合や、ステータスアラート状態が発生している場合、健全性インジケータにはもっとも重大な状態が表示されます。