OpenStack 構成の計画

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更新: 2016 年 5 月
 
 

セキュリティーの強制

Oracle Solaris は、デフォルトでセキュリティー保護されています。ただし、インストール後は、企業の要件を満たすために追加のセキュリティー対策を採用できます。Oracle Solaris システムのセキュリティーを強化する手順については、使用している Oracle Solaris バージョンのライブラリのセキュリティーのドキュメントを参照してください。これらのドキュメントは、Oracle Solaris システムでセキュリティーを調整するための情報および手順 (アクセス権の設定、パスワード設定の管理、強力なパスワード制約の設定、監査など) について説明しています。セキュリティーの一般的なガイドラインについては、同じライブラリの Oracle Solaris セキュリティーと強化ガイドラインを参照してください。

OpenStack に固有のセキュリティー上の問題については、クラウドフレームワークのさまざまなノードにアクセスするデフォルトのプロセスおよびサービスのパスワードを準備してください。デフォルトでは、ユーザーアカウント名とそれに対応するパスワードは OpenStack サービス名に従います。たとえば、Cinder コンポーネントの場合、ユーザー名は cinder であり、そのパスワードも cinder です。同様に、Neutron コンポーネントの場合、ユーザー名とパスワードはどちらも neutron です。このデフォルト設定は、分離された環境で OpenStack のクイック設定およびテストを行う際に役立ちます。本番環境用の構成時には、構成ファイルでパスワードが必要になる、セキュアなパスワードを指定してください。