Oracle VM Server for SPARC (Logical Domains) ソフトウェアのすべてのバージョンで導入された機能については、What's New in Oracle VM Server for SPARC Software (http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/vm/documentation/sparc-whatsnew-330281.html)を参照してください。
Oracle VM Server for SPARC 3.4 ソフトウェアの主な変更点は、次のとおりです。特に明記されていないかぎり、各機能は UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 以外のサポートされているすべてのプラットフォームで使用可能です。サポートされているプラットフォームのリストについては、Oracle VM Server for SPARC 3.4 インストールガイド の サポートされるプラットフォームを参照してください。
SPARC S7 シリーズサーバーのサポートが追加されました。Oracle VM Server for SPARC 3.4 インストールガイド の サポートされるプラットフォームを参照してください。
仮想 SCSI HBA 機能が拡張され、サービスドメイン内の I/O マルチパスが有効になりました。Oracle VM Server for SPARC 3.4 管理ガイド の 第 12 章, 仮想 SCSI ホストバスアダプタの使用を参照してください。
この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 サーバーでも利用可能です。ただし、これらの古いサーバーは、仮想 SCSI HBA からのブートをサポートしません。
仮想 SCSI HBA 関連の ldm list コマンドの MIB サポートが追加されました。Oracle VM Server for SPARC 3.4 管理情報ベースユーザーズガイドを参照してください。
ゲストで指定された MAC アドレスと VLAN ID を許可することにより、信頼されるホストで仮想デバイス (VLAN や VNIC など) を作成可能になりました。Oracle VM Server for SPARC 3.4 管理ガイド の トラステッド仮想ネットワークの使用を参照してください。
ゲストドメインを含むようにベリファイドブート機能が拡張されました。この機能を使用すると、SPARC ブートブロックおよび Oracle Solaris カーネルモジュールの署名を検証できます。Oracle VM Server for SPARC 3.4 管理ガイド の ベリファイドブートの使用を参照してください。
デフォルトの inter-vnet-link プロパティー値が auto に変更されました。デフォルトの動作では、8 つより多くの仮想ネットワークが単一の仮想スイッチに関連付けられていないかぎり、inter-vnet LDC チャネルが有効になっていることが保証されます。このプロパティーは、数が構成された値 (デフォルトは 8) を超えている場合に inter-vnet-link のオフを強制します。Oracle VM Server for SPARC 3.4 管理ガイド の Inter-Vnet LDC チャネル、および ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。
この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 サーバーでも利用可能です。
ldm add-vnet、ldm set-vnet、ldm add-vsw、および set-vsw コマンドのプロパティーの変更方法が拡張されました。ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。
この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 サーバーでも利用可能です。
いくつかのプラットフォームで LDC チャネルの数が 4096 に拡張されました。
InfiniBand SR-IOV デバイスでデバイス固有プロパティーの動的変更のサポートが追加されました。ldm set-io property=value InfiniBand-VF-or-PF コマンドを使用します。
デフォルトの linkprop プロパティー値が phys-state に変更されました。ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。
この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 サーバーでも利用可能です。
仮想ネットワークおよび仮想スイッチデバイスに関する詳細を表示するように ldm list-bindings コマンドが拡張されました。ldm(1M) のマニュアルページを参照してください。
この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 サーバーでも利用可能です。
Oracle VM Server for SPARC テンプレートユーティリティーが拡張され、ovmtadm コマンドが追加されました。ovmtadm(1M) のマニュアルページを参照してください。
この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 サーバーでも利用可能です。
XML インタフェースは、TLS (Transport Layer Security) プロトコルのバージョン 1.2 以上のサポートのみに制限されました。SSLv3、TLSv1.0、TLSv1.1 などの非推奨のプロトコルのサポートは終了しました。
この機能は、UltraSPARC T2、UltraSPARC T2 Plus、および SPARC T3 サーバーでも利用可能です。
Fujitsu M10 サーバー 用に物理パーティション動的再構成ポリシーオプションのサポートが追加されました。『Fujitsu M10/SPARC M10 システム システム運用・管理ガイド』を参照してください。
この機能は、Fujitsu M10 サーバーでのみサポートされています。
バグの修正。