コンパイラに付属の fpversion ユーティリティーは、装備されている CPU を識別し、プロセッサおよびシステムバスの クロック速度を推定します。fpversion は、CPU および FPU によって格納されている識別情報を解釈して、CPU と FPU の種類を特定します。このユーティリティーは、予測可能な所要時間内に動作する単純な命令を実行するループの時間を計測することによって、クロック速度を推定します。時間計測の正確さを高めるため、このループは何度も実行されます。このため、fpversion は即座には完了しません。実行には数秒かかる場合があります。
fpversion は、ホストシステムでの使用に最適な –xtarget コード生成オプションも報告します。
T4-2 サーバーでは、fpversion は次のような情報を表示します。これはタイミングやマシン構成の違いによって異なる場合があります。
demo% fpversion A SPARC-based CPU is available. Kernel says CPU's clock rate is 1500.0 MHz. Kernel says main memory's clock rate is 150.0 MHz. Sun-4 floating-point controller version 0 found. An UltraSPARC chip is available. Use "-xtarget=T4 -xcache=16/32/4/8:128/32/8/8:4096/64/16/64" code-generation option. Hostid = hardware_host_id
詳細は、fpversion(1) のマニュアルページを参照してください。