Oracle® Fusion Middleware Oracle Cloud Adapter for Oracle RightNow Cloud Serviceユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1) E72708-01 |
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この項では、Oracle Service BusコンソールとJDeveloperを使用してOracle Service Busプロジェクトを作成する方法について説明します。これらのプロジェクトを作成するには、最初にJDeveloper 12cを使用してOracle RightNowアダプタ・アーティファクトを生成し、次にそれらのアーティファクトを使用しながらOracle Service BusコンソールでOracle Service Busプロジェクトおよびサービスを作成する必要があります。
この章の内容は以下のとおりです。
Oracle Service Busコンソールを使用してOracle Service Busプロジェクトを作成するには、JDeveloperを使用して生成されたOracle RightNowアダプタ・アーティファクトを使用する必要があります。BPELコンポジットを作成するには、5.3項「サービス統合のためのコンポジットの設計」を参照してください。
5.4項「Oracle RightNowアダプタの構成」で生成したアーティファクトを使用して、Oracle Service BusコンソールでOracle Service Busビジネス・サービスを作成します。
注意: Fusion Middleware ControlコンソールでCSFキーを構成する必要があります。Fusion Middleware ControlコンソールでCSFキーを構成する手順の詳細は、付録A「RightNow資格証明を管理するための資格証明ストアの構成」を参照してください。 |
Oracle Service Busコンソールを使用してOracle Service Busプロジェクトおよびサービスを作成するには、次の手順を実行します。
Oracle Service Bus Console (http://hostname:port/servicebus
)にログインします。
ページの右側の「作成」をクリックします。これによって、Oracle Service Bus Consoleに新しいセッションが開かれ、変更が可能になります。
「すべてのプロジェクト」を右クリックし、「作成」→「プロジェクト」をクリックします。
Oracle Service Bus Consoleに、「新規プロジェクトの作成」ダイアログ・ボックスが表示されます。
「リソース名」フィールドにプロジェクト名を入力し、「説明」フィールドに説明を指定します。
「作成」をクリックします。RightNow Create
という新しいプロジェクトが、「すべてのプロジェクト」の下に表示されます。
このプロジェクトにOracle RightNowアダプタ・アーティファクトをインポートします。作成されたプロジェクト名を右クリックします。「作成」→「WSDL」を選択します。
コンソールにWSDLの作成ページが表示されます。「参照」をクリックし、JDeveloperから受け渡されたアーティファクトが格納されているディレクトリに移動します。Oracle Cloud Adapter for RightNow WSDLを選択します。
「作成」をクリックします。
プロジェクト名を右クリックし、メニューから「作成」→「WSDL」を選択します。WSDLの作成ページで、rightnowReference WSDL
を検索します。
「作成」をクリックします。
プロジェクト名の「作成」ドロップダウン・リストからJCAバインドを選択します。
JCAバインドの作成ダイアログ・ボックスが表示されます。「参照」をクリックし、JDeveloper 12cから受け渡されたアーティファクトが格納されているディレクトリに移動します。Oracle Cloud Adapter for RightNow JCA
ファイルを選択します。
「作成」をクリックします。「プロジェクト」ページに戻ります。「JCAバインド"rightnowReference_rightnow"が正常に作成されましたが、検証エラーが発生しています。JCAバインド/競合を表示して、詳細な診断メッセージを参照してください。」
などのエラー・メッセージが表示されることがあります。
このエラーは、JCAバインドが関連するWSDLを検出できない場合にスローされます。エラーが発生した場合に修正するには、作成したJCAファイルをクリックしてから「編集」をクリックします。
「参照」をクリックします。作成したWSDLを検索し、WSDLの選択後に「発行」をクリックします。
「保存」をクリックします。
プロジェクト・フォルダに移動します。作成したJCAバインドを右クリックし、WSDLとサービスの生成オプションをクリックします。
新規WSDL名フィールドにWSDLの新しい名前を入力し、新規サービス名フィールドにサービス名を入力します。
注意: 生成される新しいWSDLおよびサービスのための適切な場所を選択します。 |
「生成」をクリックします。
コンソールによって、新しいWSDLと新しいビジネス・サービスが生成されます。
右隅の「アクティブ化」をクリックしてOracle Service Busセッションをアクティブ化します。
コンソールにセッションのアクティブ化の確認ダイアログ・ボックスが表示されます。「アクティブ化」をクリックしてセッションをアクティブ化します。
「アクティブ化」をクリックしてセッションをアクティブ化します。
この項では、JDeveloperを使用してService Busプロジェクトを作成する方法について説明します。ここには、Oracle RightNowアダプタを使用してOracle Service Bus JCAビジネス・サービスを生成する場合の情報も含まれます。ここでは、最初にOracle Service Busの空のコンポジットを作成する方法について、次にOracle Service Busアウトバウンド・プロセスを定義する方法について、最後にそのOracle Service Busプロジェクトをサーバーにデプロイする方法について説明します。
Oracle Service Busの空のコンポジットを作成するには、次の手順を実行します。
新しいOracle Service Busアプリケーションを作成します。「ファイル」→「新規」→「アプリケーション」を選択します。「新規ギャラリ」が表示され、作成するアプリケーション・コンポーネントを選択できます。
「アプリケーションの名前付け」ページで、アプリケーションの名前とディレクトリの場所を任意に変更します。
新しいService Busプロジェクトを作成します。
「プロジェクトの名前付け」ページで、Service Busプロジェクトの名前を任意に変更します。プロジェクト・ディレクトリがアプリケーション・ディレクトリ(これがデフォルトです)内にあることを確認します。
「終了」をクリックします。
この項では、Oracle RightNowアダプタを使用して、RightNow統合のためにOracle Service Busビジネス・サービスを定義する方法について説明します(次のステージで構成されます)。
Oracle RightNowアダプタ・コンポーネントを構成するには、次の手順を実行します。
Service Bus概要エディタを開きます。
「コンポーネント」パネルから「外部サービス」スイムレーンにOracle RightNowアダプタ・コンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップします。
アダプタ構成ウィザードの「ようこそ」ページが表示されます。
「名前」フィールドにRightNowアダプタ参照の参照名を入力し、「次」をクリックします。
「接続情報」ページで、「参照」ボタンをクリックしてエンタープライズWSDLの場所を検索します。
「WSDLチューザ」ダイアログが表示されます。ダウンロードしたエンタープライズWSDLを検索して選択し、「OK」をクリックします。
「OK」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
「終了」をクリックします。ウィザードは、「RightNowクラウド・サーバー構成」ページに戻ります。
ドロップダウンから認証キーを選択するか(使用可能な場合)、「+」ボタンをクリックして認証キーを作成します。
「資格証明の追加」ダイアログ・ボックスが表示されます。適切な名前とRightNow資格証明を指定し、「OK」をクリックします。
「接続のテスト」ボタンをクリックして認証キーを検証します。
「次へ」をクリックします。「クラウド操作構成」ページが表示されます。
デフォルトのWSDL操作はCreate
です。ビジネス要件に合致した操作名を指定してこの操作を編集できます。「選択可能」オブジェクト・リストからAccountオブジェクトを選択し、「選択済」オブジェクト・リストに移動します。
「次」をクリックすると、「終了」ページが表示されます。
Service Busプロキシ・サービスを構成するには、次の手順を実行します。
Oracle Service Bus概要エディタで、パイプライン/分割結合レーンを右クリックして、「挿入」→「パイプライン」をクリックします。
「パイプライン・サービスの作成」ダイアログが表示されます。
「サービス名」フィールドに、パイプライン名を識別するための名前を入力し、プロジェクトの対応する場所を選択します。
「次」をクリックし、サービス・タイプとして「WSDL」を選択します。
WSDL URLの右側にある「参照」アイコンをクリックし、ファイル・システムからWSDLを選択します。
「アプリケーション」→「リソース」から適切なWSDLファイルを選択します。
「OK」をクリックします。選択したWSDLと対応するバインディングが表示されます。プロキシ・サービスとして公開のチェック・ボックスが選択されていることを確認します。
プロキシ・トランスポートとしてhttpを選択します。
「終了」をクリックします。パイプライン・コンポーネントが表示されます。
rightnowReference
をパイプラインに接続します。
デフォルト・ルーティングを表すパイプラインを開きます。サービスと対応する操作がルーティング・プロパティに表示されることを確認します。
これで、アウトバウンドService Busプロジェクトをデプロイできます。
アウトバウンドOracle Service Busプロジェクトをデプロイするには、次の手順を実行します。
プロジェクトを選択し、「Service Busサーバーへのデプロイ」を選択します。
構成済のアプリケーション・サーバーを選択して「次」をクリックします。
デプロイメント・サマリーを確認して「終了」をクリックします。
成功メッセージ・ページに、プロジェクトが正常にデプロイされたことが示されます。
正常にデプロイされたプロジェクトは、Service Bus Consoleからテストできます。
Service BusコンソールでOracle Service Busプロジェクトをテストするには、次の手順を実行します。
Service Busコンソールを開いてユーザーIDとパスワードを入力します。
デプロイされたすべてのプロジェクトが「すべてのプロジェクト」の下に表示されます。
テストするプロジェクトを開き、そのプロジェクトのプロキシ・サービスをクリックします。たとえば、この場合はPipelineProxyServiceです(次の図を参照)。
アウトバウンド・エンドポイントのテスト用に、「テスト・コンソールの起動」(緑色の矢印ボタン)のオプションが表示されます。
テスト・コンソールを起動すると、プロキシ・サービスと、「実行」、実行-保存、「リセット」および「閉じる」ボタンによるテスト操作が表示された新しいウィンドウが開きます。
「リクエスト・ドキュメント」セクションには、リクエスト・ペイロードが含まれます。
入力を指定して「実行」ボタンをクリックします。これによって、ペイロードがOracle RightNow Cxに送信され、レスポンスがレスポンス・ドキュメント・セクションに表示されます。