次の手順では、PXE ネットワーク環境から Oracle Solaris 11.3 (SRU5 適用済み) オペレーティングシステムをインストールする方法について説明します。
Oracle Solaris 11.3 (SRU5 適用済み) の PXE ブートインストールを開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
PXE を使用して、ネットワーク経由でインストールメディアをブートするには、Automated Installation (AI) イメージインストールサーバーが設定されていて、ネットワーク経由でサーバーからアクセス可能であることを確認してください。
AI サーバーでインストールクライアントの MAC アドレスが必要な場合は、Oracle ILOM SP に root としてログインして、次を入力することで、システムの MAC アドレスを取得できます。
-> show /SYS/MB/NET0 fru_macaddress /SYS/MB/NET0 Properties: fru_macaddress = 00:21:28:e7:77:24
たとえば、サーバーをリセットするには、次のいずれかを行います。
ローカルサーバーで、サーバーのフロントパネルにある電源ボタンを約 1 秒間押してサーバーの電源を切ってから、もう一度電源ボタンを押してサーバーに電源を入れます。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択してから、「Save」をクリックします。
Oracle ILOM CLI で reset /System と入力します
システムがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。
BIOS 設定ユーティリティーが表示されます。
BIOS 設定ユーティリティーの「Advanced」画面が表示されます。
BIOS 設定ユーティリティーの「Network Stack」画面が表示されます。
これにより、サーバーがリセットされます。リセット後、再度、BIOS 画面が表示されます。
「Please Select Boot Device」メニューが表示され、使用可能なブートデバイスが一覧表示されます。表示される画面は、BIOS をレガシー BIOS ブートモードに構成したか、UEFI ブートモードに構成したかに応じて異なります。
レガシー BIOS ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。
UEFI ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。
PXE ブートポートは、ネットワークインストールサーバーと通信するように構成された物理ネットワークポートです。
「GRUB」メニューが表示されます。
PXE インストールを完了する手順については、http://docs.oracle.com/cd/E53394_01/index.html にある『Oracle Solaris 11.3 カスタムインストールイメージの作成』を参照してください。