次の手順では、PXE ネットワーク環境から Oracle VM Server 3.4.1 (Unbreakable Enterprise Kernel 4 を含む) ソフトウェアをインストールする方法について説明します。
準備作業として次の要件が満たされていることを確認したあとで、Oracle VM Server 3.4.1 (Unbreakable Enterprise Kernel 4 を含む) PXE ブートインストールを開始してください。
PXE を使用してネットワーク経由でインストールメディアをブートするには、Automated Installation (AI) イメージインストールサーバーが設定され、ネットワーク経由でサーバーからアクセス可能であることを確認してください。
AI サーバーでインストールクライアントの MAC アドレスが必要な場合は、Oracle ILOM SP に root としてログインして次を入力することで、システムの MAC アドレスを取得できます。
-> show /SYS/MB/NET0 fru_macaddress /SYS/MB/NET0 Properties: fru_macaddress = 00:21:28:e7:77:24
たとえば、次のいずれかを行なってサーバーをリセットします。
ローカルサーバーで、サーバーのフロントパネルにある電源ボタンを (約 1 秒間) 押してサーバーの電源を切ってから、もう一度電源ボタンを押してサーバーに電源を入れます。
Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択してから、「Save」をクリックします。
Oracle ILOM CLI から、「reset /System」と入力します。
システムがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。
BIOS 設定ユーティリティーが表示されます。
BIOS 設定ユーティリティーの「Advanced」画面が表示されます。
BIOS 設定ユーティリティーの「Network Stack」画面が表示されます。
これにより、サーバーがリセットされます。リセット後、再度 BIOS 画面が表示されます。
「Please Select Boot Device」メニューが表示され、使用可能なブートデバイスが一覧表示されます。表示される画面は、BIOS がレガシー BIOS ブートモードまたは UEFI ブートモードのどちらに構成されているかによって異なります。
レガシー BIOS ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。
UEFI ブートモードの場合、次のような画面が表示されます。
PXE ブートポートは、ネットワークインストールサーバーと通信するように構成された物理ネットワークポートです。
GRUB メニューが表示されます。
PXE インストールを完了する手順については、『Oracle VM インストールおよびアップグレードガイド (リリース 3.4)』(http://www.oracle.com/technetwork/documentation/vm-096300.html) を参照してください。