Oracle® Fusion Middleware Oracle DatabaseのためのOracle GoldenGateのインストールおよび構成 12c (12.2.0.1) E70107-04 |
|
前 |
次 |
この項では、Oracle Databaseに固有のOracle GoldenGate要件を示します。これらは、特に指定されていないかぎり、両方のキャプチャ・モードに適用されます。
DBMS_LOB.LOADFROMFILE
プロシージャを使用してLOB列のみを更新し、サプリメンタル・ログがすべての列にある場合、統合Extractはキー列およびパフォーマンスを改善するLOBをキャプチャします。クラシックExtractはデフォルトですべての列をキャプチャします。これらの動作は同種レプリケーションを生じさせません。ただし、データ・ウェアハウスへのレプリケーションがあると、更新のためにすべての列が必要になる場合があります。クラシックExtractから統合Extractに変換する場合、次のパラメータのうち1つを使用してExtractが確実に正しく動作するようにする必要があります。
KEYCOLS
を使用して(LOB以外の)すべての列を追加します。
LOGALLSUPCOLS
を使用して、サプリメンタル・ロギングされる列の書込みを制御します。
データベース・ユーザーの権限および構成要件は、「Oracle GoldenGate資格証明の確立」を参照してください。
Windowsシステム上で複数のOracleインスタンス(ORACLE_SID
)に対してOracle GoldenGateを実行するには、それぞれに対してOracle GoldenGateのインスタンスをインストールする必要があります。
64ビットのSun Solarisでは、Oracle GoldenGateでは32ビットのOracleライブラリが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH
が必要です。LD_LIBRARY_PATH
の設定については、「UNIX上での動的ビルドのライブラリ・パスの設定」を参照してください。
Bequeath接続を使用するようにデータベースが構成されている場合、sqlnet.ora
ファイルにbequeath_detach=true
設定が含まれている必要があります。
Oracle GoldenGateのプログラムがOracle XDKライブラリにアクセスできるように、完全なOracleクライアントとOracle GoldenGateを併用する必要があります。それらのライブラリがないOracle Instant Clientは使用しないでください。完全なクライアントはOracle Webサイトからダウンロードできます。
Oracle Real Application Cluster (RAC)環境にOracle GoldenGateをインストールするには、RACノードによってアクセスされる共有ドライブにOracle GoldenGateをインストールします。詳細は、「クラスタ内でのOracle GoldenGateのインストールの準備」を参照してください。
(統合キャプチャ・モード)統合キャプチャ・モードでは、ソース・システム上またはダウンストリームOracle Databaseのログマイニング・サーバーを使用します。Oracle GoldenGate用のすべてのOracle Databaseリリース・バンドル・パッチの詳細は、My Oracle Supportの記事1557031.1を参照してください。
Oracle 11.2.0.3ソース・データベースで統合キャプチャ・モードを使用するには、統合Extractに必要な11.2.0.3データベース固有のバンドル・パッチをダウンロードしてインストールします。
詳細は、「キャプチャおよび適用モードの選択」を参照してください。
Oracle Databaseは、Extractでログ・ファイルを処理できるように、ARCHIVELOG
モードにする必要があります。