この章では、Cloud Controlを使用してシステム・インフラストラクチャ・ターゲットを検出、昇格および追加する方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。
Cloud Controlを使用すると、Oracle VM Server for SPARC、Oracle Solarisゾーン、Oracle SuperCluster、サーバー、オペレーティング・システム、ストレージ、ネットワーク、ラック、電力配分装置(PDU)などの、様々なシステム・インフラストラクチャ・ターゲットをモニタリングできます。システム・インフラストラクチャ・ターゲットを追加する手順は、ほとんどのターゲットについて同じです。ただし、いくつかのターゲットには特別な手順が必要です。
完全に管理されている場合、システム・インフラストラクチャ・ターゲットはモニタリング可能であり、Oracle SolarisやLinuxのオペレーティング・システム、仮想化されたオペレーティング・システム(ゾーン)や仮想マシン(論理ドメイン)、サーバー、記憶域アプライアンス、ホストの記憶域、ネットワーク・リソースなどのスタックの下半分について、エンタープライズ全体のビューを提供します。
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注意: ILOMサーバーまたは仮想化ターゲットをモニタリングするには、sudo権限を持つEMエージェントをデプロイするか、または手動でroot.shスクリプトをインストールして実行します。
モニタリングするには、 |
検出されたすべてのターゲットのモニタリングを開始するためにかかる時間は、環境、構成およびゲスト数に応じて異なります。仮想化ターゲットの場合、仮想化プラットフォームの「サマリー」ダッシュレットに、モニタリングされているゲストの合計数が表示されます。プラットフォーム上で、ゲストが検出され、構成されているものの、まだモニタリングされていない場合は、アイコンと、モニタリングが保留されているゲストの数が、ダッシュレットに表示されます。たとえば、図16-1では、ホスト上に63のゲストが構成されており、これらのゲストのうち16がまだモニタリングされていません。すべてのゲストがモニタリングされている場合、ダッシュレットにアイコンは表示されません。
Oracle SolarisおよびLinuxのオペレーティング・システムは、ホスト検出と昇格プロセスの一環として検出および昇格されます。ホスト・ターゲットの検出、昇格およびその手順の詳細は、「ホスト・ターゲットと非ホスト・ターゲットの検出および追加」を参照してください。
Oracle Solarisゾーンの検出および昇格は、ホスト検出に依存します。グローバル・ゾーン上のホストが昇格されると、ゾーンの検出とモニタリングがトリガーされます。
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注意: サポートされているすべてのOracle Solaris Zoneモニタリングを活用するには、グローバル・ゾーン上のOracle Solarisリリースは、Oracle Solaris 10 Update 11以降である必要があります。ゾーン・ターゲットを検出およびモニタリングするには、 |
ホストがゾーン内にある場合は、仮想サーバー・ターゲットを追加する前に、グローバル・ゾーンを検出する必要があります。この仮想サーバーに関連付けられている仮想プラットフォームが存在しないことを示すメッセージが表示された場合は、仮想サーバーのグローバル・ゾーンを検出し、管理対象ターゲットとして追加します。
Oracle Solarisゾーンは、次のターゲット表示名で表示されます。
仮想化プラットフォーム: <Oracle Solarisグローバル・ゾーンのOSホスト名> (Solarisゾーン仮想プラットフォーム)
仮想サーバー: <Oracle Solarisゾーン名>
検出されたOracle Solarisゾーンの表示名は、CLIを使用して変更できます。たとえば、仮想化プラットフォーム表示名を変更するには、次を実行します。
emcli modify_target -name="Virtual Platform Target Name" -type="oracle_si_virtual_platform_map" -display_name="New Display Name"
仮想サーバー表示名を変更するには、次を実行します。
emcli modify_target -name="Virtual Server Target Name" -type="oracle_si_virtual_server_map" -display_name="New Display Name"
ホストの検出、昇格およびホストを追加する手順の詳細は、「ホスト・ターゲットと非ホスト・ターゲットの検出および追加」を参照してください。
Oracle VM Server for SPARCの検出および昇格は、ホスト検出に依存します。制御ドメイン上のホストが昇格されると、これにより、その他のドメインの検出とモニタリングがトリガーされます。
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注意: ターゲットを検出およびモニタリングするには、sudo権限を持つEMエージェントをデプロイするか、または手動でroot.shスクリプトをインストールして実行します。 |
エージェントが制御ドメインまたは論理ドメインのOSにデプロイされると、ILOMサーバー、仮想プラットフォーム、仮想サーバーなどの関連ターゲットが自動的に昇格されます。
ホストが論理ドメイン内にある場合は、仮想サーバー・ターゲットを追加する前に、制御ドメインを検出する必要があります。この仮想サーバーに関連付けられている仮想プラットフォームがないことを示すメッセージが表示された場合は、仮想サーバーのプライマリ・ドメインを検出し、管理対象ターゲットとして追加します。
Oracle VM Server for SPARCを検出および追加するには、次の前提条件を満たす必要があります。
制御ドメイン上のOracle Solarisリリースは、Oracle Solaris 11.1以上である必要があります。
Oracle VM Server for SPARCソフトウェアは、バージョン3.1以上である必要があります。
Enterprise Managerエージェントをインストールおよび実行するために使用するユーザーに権限がない場合は、そのユーザーにsolaris.ldoms.readとsolaris.ldoms.ldmpowerの認可を付与し、LDoms Power Mgmt監視性権限プロファイルを割り当てる必要があります。次に例を示します。
/usr/sbin/usermod -A solaris.ldoms.read,solaris.ldoms.ldmpower oracle /usr/sbin/usermod -P 'LDoms Power Mgmt Observability' oracle
システムまたは制御ドメイン上の大量のリソースが他のソフトウェアによって消費されている場合は、ターゲットの検出およびモニタリングに時間がかかることがあります。
Oracle VM Server for SPARCは、次のターゲット表示名で表示されます。
仮想化プラットフォーム: <制御ドメインのOSホスト名> (OVM SPARC仮想プラットフォーム)
仮想サーバー: <ドメイン名>
検出されたOracle VM Server for SPARCの表示名は、CLIを使用して変更できます。たとえば、仮想化プラットフォーム表示名を変更するには、次を実行します。
emcli modify_target -name="Virtual Platform Target Name" -type="oracle_si_virtual_platform_map" -display_name="New Display Name"
仮想サーバー表示名を変更するには、次を実行します。
emcli modify_target -name="Virtual Server Target Name" -type="oracle_si_virtual_server_map" -display_name="New Display Name"
ホストの検出、昇格およびホストを昇格する手順の詳細は、「ホスト・ターゲットと非ホスト・ターゲットの検出および追加」を参照してください。
サーバーの検出および追加は、個別に実行することも、ホスト検出の一環として実行することもできます。ホストが昇格されると、そのホストをサポートするサーバーの検出および自動昇格がトリガーされます。ホストの検出、昇格およびホストを昇格する手順の詳細は、「ホスト・ターゲットと非ホスト・ターゲットの検出および追加」を参照してください。
ILOMサーバーを検出および昇格するには、次を参照してください。
ILOMサーバーを検出後、表示名を変更するには、「検出されたILOMサーバーの表示名の変更」を参照してください。
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注意: ターゲットを自動昇格するには、sudo権限を持つEMエージェントをデプロイするか、または手動でroot.shスクリプトをインストールして実行します。
ILOMがホストの前に検出され、HMPパッケージがホスト上にインストールされている場合、システム・インフラストラクチャ・サーバーはILOMサーバー名で表示されます。それ以外の場合は、システム・インフラストラクチャ・サーバーは、<ホスト名>/serverという名前で表示されます。 |
一部のサーバーでは、パフォーマンスを向上させるために、ファームウェアのバージョンを最小にすることが推奨されます。
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注意: SPARC M6-32サーバーでは、システム・ファームウェア9.4.2.E以上をお薦めします。 |
ILOMサーバーを検出するには、次の手順を実行します。
「設定」メニューから、「ターゲットの追加」を選択します。
「ターゲットの手動追加」をクリックします。
「ガイド付きプロセスを使用して非ホスト・ターゲットを追加」に表示される「ガイド付きプロセスを使用した追加」をクリックします。
「ガイド付きプロセスを使用した追加」ウィンドウが、ガイドされた検出および検出済ターゲット・タイプのリストとともに表示されます。
「ガイド付きプロセスを使用した追加」ウィンドウのリストから、「システム・インフラストラクチャ・サーバーILOM」を選択して、「追加」をクリックします。
ターゲットの場合、次の詳細を入力します。
ターゲット名: ILOMサーバーの名前を入力します。
サーバーILOM DNS名またはIPアドレス: サーバーDNS名またはIPアドレスを入力します。
モニタリング・エージェントの場合、次の詳細を入力します。
モニタリング・エージェントEMD URLを入力します。
(オプション): バックアップ・エージェントEMD URLを入力します。
「モニタリング資格証明」には、次のSSHモニタリング資格証明を入力します。
「ILOM SSH資格証明」として、資格証明タイプを選択します。
「ユーザー名」フィールドにrootユーザー名を入力します。
「パスワード」および「パスワードの確認」の各フィールドにrootパスワードを入力します。
「追加」をクリックします。
ターゲットが正常に追加された場合には、確認ウィンドウが表示されます。
サーバーを検出するには、emcliコマンドライン・ツールを使用します。コマンドを発行する前に、コマンドライン・インタフェースを構成する必要があります。詳細を確認するには、「設定」メニューをクリックしてから、「コマンドライン・インタフェース」をクリックします。ダウンロードおよびデプロイの手順に従います。
emcliを使用してサーバーを検出するには、次の手順を実行します。
OMSを実行中のホスト上で、コマンドラインを開きます。
コマンドemcli login –username=<自分のユーザー名>を使用して、emcliにログインします。
要求されたら、パスワードを入力します。
コマンドemcli syncを実行します。
emcli add_targetコマンドを使用して次のオプションを定義し、新しいサーバーを検出します。
-name=Enterprise Manager内に表示するサーバーの名前
-type=oracle_si_server_map
-host=モニタリング対象のサーバー・ターゲットを検出するホスト名
-access point name=EM内に表示するアクセス・ポイント名
-access_point_type=oracle_si_server_ilom
-properties=検出で使用するkey:ILOM IPアドレス。たとえば、-properties='dispatch.url=ilom-ssh://<ILOM_IP_ADDRESS>'となります。
-subseparator=サブセパレータ文字列を含むプロパティ(たとえば、キーと値のペア間のセパレータとして=を使用できます)。または、区切る必要のあるプロパティ(キーと値のペア)が複数存在する場合には、-separatorオプションを使用することもできます。
-monitoring_cred=検索対象のサーバーILOMの資格証明
例16-1 ILOMサーバーを検出するCLIコマンドの例
次のコマンドでは、ILOMサーバーを検出および管理し、ホスト名を設定して、アクセス・ポイント名とタイプを定義し、モニタリング・プロパティと資格証明を指定します。
emcli add_target -name=<TARGET_NAME> -type=oracle_si_server_map -host=<AGENT_HOST_NAME> -access_point_name='<ACCESS_POINT_NAME>' -access_point_type='oracle_si_server_ilom' -properties='dispatch.url=ilom-ssh://<ILOM_IP_ADDRESS>' -subseparator=properties='=' -monitoring_cred='ilom_creds_set;oracle_si_server_ilom;ilom_creds;username:<ROOT_USER>;password:<ROOT_PWD>' -monitoring_cred='ssh_creds_set;oracle_si_server_ilom;ssh_creds;username:<ROOT_USER>;userpass:<ROOT_PWD>'
CLIを使用して、検出されたサーバーの表示名を変更するには、emcliコマンドを実行してターゲット名を変更します。次に例を示します。
emcli modify_target -name="Server Target Name" -type="oracle_si_server_map" -display_name="New Display Name"
検出プロセスを開始する前に、スムーズな検出のために実行する必要のあるチェックがいくつかあります。
スムーズな検出に必要なシステムの適切な構成を自動的に確認するために、検出事前チェック・スクリプトを使用できます。
Oracle Enterprise Manager 13c上でOracle SuperCluster検出を行うと、ソフトウェア設定時の構成の不一致のために問題が発生することがあります。検出事前チェック・スクリプトは、共通する構成上の問題のほとんどを解決するのに役立ちます。Oracle SuperCluster検出の前にこのスクリプトを実行して、出力を確認してから、Oracle Enterprise Managerでの検出を続行します。
最適な検索結果を得るには、スクリプトを実行してすべての問題(無視できるものもあります)を解決し、プロセスを正常に終了します。
スクリプトは、Enterprise Managerエージェントのバンドルに含まれています。
次のいずれかの方法を使用してスクリプトを取得できます。:
システム・インフラストラクチャのプラグイン13.1.1.0.0をエージェントにデプロイした後、その一部として含まれる次のスクリプトにアクセスします。
<エージェント・インストール・ディレクトリ>/plugins/oracle.sysman.si.discovery.plugin_13.1.1.0.0/discover/sscDiscoveryPreCheck.pl
My Oracle Supportで、最新バージョンの前提条件スクリプトを確認します。
My Oracle Supportからダウンロードしたスクリプトを実行する場合は、必ずEnterprise Managerエージェントのバンドルがデプロイされている計算ノード(CDOM)上で実行するようにしてください。
スクリプトを実行するには、次のコマンドを入力します。
$ cd <エージェント・インストール・ディレクトリ>/plugins/oracle.sysman.si.discovery.plugin_13.1.1.0.0/discover
$ perl ./sscDiscoveryPrecheck.pl
オプション・パラメータのヘルプを確認するには、次のコマンドを入力します。
$ perl ./sscDiscoveryPrecheck.pl --help
スクリプトを実行すると、様々な入力を要求されます。スクリプトにより、すべての組込みチェックが実行され、重要なメッセージが標準出力で表示されます。詳細情報はログ・ファイルに格納され、実行エラーをデバッグするために使用できます。
検出事前チェック・スクリプトにより、次のチェックが実行されます。
実行環境およびネットワーク
ネットワーク構成(IP、ホスト名の有効性、ping)
ハードウェアのモニタリング資格証明(オプション)
詳細なハードウェアまたはソフトウェアのチェック(資格証明が必要な場合があります)
モニタリングするtargetsExadataセル管理のILOMバージョン、およびセル・サーバーのバージョンとステータスが適切かどうか
PDUファームウェア・バージョン、トラップおよびNMSテーブル可用性
Oracle SuperClusterバージョン
IPMIツール・バージョン
Oracle SuperClusterの検出に必要な資格証明は、次のとおりです。
表16-1 SSC検出の資格証明
| ターゲット・タイプ | 資格証明 |
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システム・インフラストラクチャ・サーバー |
ILOMモニタリング資格証明 |
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システム・インフラストラクチャ・インフィニバンド・スイッチ |
ILOMモニタリング資格証明、SNMP資格証明 |
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システム・インフラストラクチャCISCOスイッチ |
CiscoスイッチIOS資格証明、SNMP資格証明 |
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システム・インフラストラクチャZFS記憶域アプライアンス・コントローラ |
ZFS SAストレージ・コントローラSSH資格証明 |
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システム・インフラストラクチャPDU |
HTTPモニタリング資格証明、SNMP資格証明 |
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Oracle Exadata Storage Server |
Exadata権限付きの資格証明、SNMPコミュニティ文字列。これにより、SNMPサブスクリプションを使用できますが、使用できるのは1回のみです。モニタリングには、より低い権限を持つ他の資格証明を使用します。 |
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ホスト |
エージェント・ホスト・ユーザー資格証明。この資格証明には、ストレージ・セルへのパスワードなしのアクセスを設定する必要があります。 |
ターゲットの管理には、複数のEnterprise Managerエージェントを使用することをお薦めします。Oracle Supercluster検出プロセスの前にエージェントをデプロイします。Enterprise Managerエージェントは、管理する予定の仮想化プラットフォームごとにデプロイする必要があります。
図16-2は、Oracle SuperCluster検出のワークフローを示したものです。
Oracle SuperClusterシステムを検出するには、次の手順を実行します。
Enterprise Managerにログインします。
「設定」で、「ターゲットの追加」、「ターゲットの手動追加」の順にクリックします。
「概要」セクションで、「ガイド付きプロセスを使用したターゲットの追加」をクリックします。
「ガイド付きプロセスを使用した追加」画面で、「Oracle SuperCluster」までスクロールして、「追加」をクリックします。Oracle SuperCluster検出ウィザードが開きます。
概要ウィザードによって、Oracle Enterprise ManagerでOracle SuperClusterを検出するために必要な手順が示されます。検出プロセスを続行するには、「次」をクリックします。
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注意: ガイド付き検出プロセスでは、Oracle Enterprise Managerエージェントが計算ノードにすでにデプロイされているとみなします。計算ノード上の仮想化スタックをモニタリングするには、Enterprise Managerエージェントがデプロイされている必要があります。 |
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注意: DBドメイン上で実行されるデータベース・インスタンスをモニタリングする場合は、データベースがインストールされているすべてのゾーンおよびゲストLDOM上に、Enterprise Managerエージェントをインストールする必要があります。 |
「検出入力」画面で、必要な情報を入力します。
「エージェントEMD URL」フィールドで、検索アイコンをクリックして、エージェントを選択します。
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注意: エージェントは、Oracle SuperClusterインフィニバンド・スイッチのいずれかと同じネットワーク上にある必要があります。 |
「プライマリ・ドメインのホスト名」フィールドで、Oracle SuperClusterシステムの設定時にOneCommand実行に使用されたプライマリ・ドメインのホスト名を指定します。
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注意: このドメインは、システム・ターゲットの検出に使用されます。これは1回かぎりの操作です。検出では、特権ユーザー(root)資格証明を使用して、システムの詳細およびOneCommandディレクトリ(/opt/oracle.SupportTools/onecommand)内のcatalog.xmlファイルまたはdatabasemachine.xmlファイルを検出する必要があります。 |
「資格証明」フィールドで、「新規」を選択して資格証明を作成します。
既存の資格証明をすでに持っている場合は、「名前付き」をクリックします。
「ユーザー名」フィールドに、root権限を持つユーザーの名前を入力します。
「パスワード」フィールドに、計算ノードのパスワードを入力します。
後で使用するために資格証明を保存するには、「別名で保存」をクリックします。
「インフィニバンド・スイッチ・ホスト名」フィールドに、インフィニバンド・スイッチのDNS名またはIPアドレスを入力します。
「資格証明」フィールドで、「新規」を選択して資格証明を作成します。
既存の資格証明をすでに持っている場合は、「名前付き」をクリックします。
「ユーザー名」フィールドに、インフィニバンド・スイッチのILOMに接続するためのユーザー名を入力します。
「パスワード」フィールドに、インフィニバンド・スイッチILOMのパスワードを入力します。
「実行権限」フィールドで、「なし」を選択します。
後で使用するために資格証明を保存するには、「別名で保存」をクリックします。
(オプション)接続をテストするには、「接続テスト」をクリックします。
「次へ」をクリックして次の手順に進みます。Oracle SuperCluster検出プロセスが開始されます。検出が完了すると、確認ウィンドウに検出されたターゲット数が表示されます。ウィンドウを閉じるには、「閉じる」をクリックします。
検出の前提条件の画面が開きます。検出の基本情報が表示されます。検出プロセスで警告およびエラーが発生したら、それも表示されます。「次へ」をクリックして続行します。
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注意: エラーが発生した場合は、エラーを修正してから次のステップに進むことができます。警告の表示後に続行するには、警告を慎重に読んで理解します。 |
「検出されたターゲット」画面に、Oracle SuperClusterシステムで検出されたすべてのターゲットがリストされます。すべてのターゲットがデフォルトで選択されます。「管理対象」列は、ターゲットがEnterprise Managerによってすでに検出、管理されているかどうかを示します。検出およびモニタリングの対象としないターゲットの選択を解除します。
「次へ」をクリックします。
「モニタリング・エージェント」画面では、以前の手順で選択したターゲットに、モニタリングおよびバックアップのエージェントを割り当てることができます。検出ウィザードは、最高のパフォーマンスと信頼性を求めて、使用できるエージェントを自動的に割り当てます。Enterprise Managerでまだ管理されていないターゲットについては、必要に応じて、デフォルトのエージェント以外のエージェントを手動で選択できます。「次へ」をクリックします。
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注意: エージェントは同じネットワーク上にあり、ターゲットに到達できる必要があります。 |
「モニタリング資格証明」画面に、ターゲットをモニターするために使用される資格証明がリストされます。情報がないターゲットのモニタリング資格証明を変更または指定するには、「編集」をクリックします。「次へ」をクリックします。
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注意: インフィニバンド・ネットワーク・スイッチを検出するには、rootのユーザー名とパスワードを使用します。 |
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注意: 「モニタリング・エージェント・ホスト」セクションで、指定のホストでEMエージェントを実行しているユーザーのユーザー名とパスワードを入力します。 |
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注意: 同じターゲット・タイプのすべてのターゲットに同じ資格証明を使用するには、すべてに使用オプションを選択します。 |
システム・レビューの画面で、システム情報を検討します。
「テスト接続」をクリックして、選択されたすべてのターゲットについて指定された資格証明が適切かどうかを確認します。
「ターゲットの昇格」をクリックして、ターゲットを作成および管理します。これが完了するまで数分かかる場合があります。プロセス中に発生したエラーは、すべて通知されます。1つ以上のエラーがある場合、ターゲットは作成されません。すべてのエラーを修正して、検出を再実行します。プロセスがエラーなしで完了すると、ターゲットが管理され、Oracle SuperClusterシステムに、そのターゲットがすべて表示されます。
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注意: Oracle SuperCluster検出ウィザードでは、ハードウェア・ターゲットが検出されなかった場合、任意の画面に戻って入力データを修正したり、問題のあるハードウェアの選択を解除したりした後、検出に戻ることができます。システムの不足しているターゲットを検出するために、後で検出を再実行できます。 |
モニタリング・エージェントのバックアップを使用する計画がある場合は、PDU検出を実行する前に、PDUのNMSテーブルおよびTrap Hosts Setupテーブルに、モニタリング・エージェント用の空の行とバックアップ・エージェント用の空のスロットが含まれていることを確認します。
PDU v1上のNMSテーブルおよびTrap Hosts Setupテーブルを確認して変更するには、PDUユーザー・インタフェースで次の手順を実行します。
WebブラウザでPDU管理インタフェースを開きます。
PDUユーザー・インタフェースで、「ネット構成」をクリックします。
自分のユーザー名とパスワードでログインします。
NMS表を探し、PDUをモニターするEMエージェントのIPアドレス用に十分な空のスロットがあることを確認します。
空のスロットの「IPアドレス」フィールドには値0.0.0.0が、「コミュニティ文字列」フィールドには空の文字列が含まれます。
空のスロットが不足している場合は、「IPアドレス」フィールドに値0.0.0.0を入力し、「コミュニティ文字列」フィールドは空にします。
「発行」をクリックします。
同じページでTrap Hosts Setupテーブルを探し、PDUをモニタリングするEMエージェントのIPアドレス用に十分な空のスロットがあることを確認します。
空のスロットの「IPアドレス」フィールドには値0.0.0.0が、「コミュニティ文字列」フィールドには空の文字列が含まれます。
空のスロットが不足している場合は、「IPアドレス」フィールドに値0.0.0.0を入力し、「コミュニティ文字列」フィールドは空にします。
「発行」をクリックします。
PDUインタフェースからログアウトします。
PDU v2上のNMSテーブルおよびTrap Hosts Setupテーブルを確認して変更するには、PDUユーザー・インタフェースで次の手順を実行します。
WebブラウザでPDU管理インタフェースを開きます。
PDUユーザー・インタフェースで、「ネット構成」をクリックします。
自分のユーザー名とパスワードでログインします。
SNMPアクセス・タブをクリックします。
NMS (SNMP v1/v2)テーブルで、PDUをモニタリングするEMエージェントのIPアドレス用に十分な空のスロットがあることを確認します。
空のスロットは、「有効化」チェック・ボックスの選択が解除されているスロットのことです。
空のスロットが不足している場合は、「有効化」チェック・ボックスの選択を解除します。
「発行」をクリックします。
「SNMPトラップ」タブをクリックします。
トラップ・リモート・ホスト設定テーブルで、PDUをモニタリングするEMエージェントのIPアドレス用に十分な空のスロットがあることを確認します。
空のスロットは、「有効化」チェック・ボックスの選択が解除されているスロットのことです。
空のスロットが不足している場合は、「有効化」チェック・ボックスの選択を解除します。
「発行」をクリックします。
PDUインタフェースからログアウトします。
PDUを検出するには、次の手順を実行します。
Enterprise Managerにログインします。
「設定」で、「ターゲットの追加」、「ターゲットの手動追加」の順にクリックします。
「概要」セクションで、「ガイド付きプロセスを使用したターゲットの追加」をクリックします。
「ガイド付きプロセスを使用した追加」画面で、「システム・インフラストラクチャPDU」までスクロールして、「追加」をクリックします。
システム・インフラストラクチャPDU検出の画面で、必要な情報を入力します。
「ターゲット名」フィールドに、ターゲットの名前を入力します。
「PDU DNS名またはIPアドレス」フィールドで、PDUのIPアドレスまたはDNS名を入力します。
「モニタリング・エージェントEMD URL」フィールドで、検索アイコンをクリックし、モニタリング・エージェントを選択します。エージェントは、ネットワーク経由でPDUと通信できる必要があります。
(オプション) PDUについて、モニタリング・エージェントのバックアップを選択できます。「バックアップ・エージェントEMD URL」フィールドで、検索アイコンをクリックし、モニタリング・エージェントを選択します。エージェントは、ネットワーク経由でPDUと通信できる必要があります。
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注意: プライマリ・エージェントが使用不可であるか、メンテナンス状態にある場合は、ターゲットのモニタリングおよびそのメトリックの収集にバックアップ・エージェントが使用されます。 |
「HTTPモニタリング資格証明」セクションに、PDU管理インタフェースの資格証明を入力します。
「資格証明のタイプ」フィールドで、SNMPV1資格証明オプションを選択します。
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注意: 現在、PDUモニタリングではSNMPv1資格証明のみがサポートされています。 |
SNMPプロトコルを使用してPDUと通信するために使用する、SNMPコミュニティ文字列を入力します。
エージェントIPアドレスおよびコミュニティ文字列は、PDUが検出されると、PDUのNMSテーブルおよびTrap Hosts Setupテーブルに追加されます。
(オプション)「プロパティ」セクションはデフォルトで移入されます。SNMPポートとタイムアウトの設定を変更する場合は、ポートとタイムアウト値を入力します。
画面の右隅にある「テスト接続」ボタンを使用して、入力されたすべての値、PDUの使用可能性および構成の妥当性をテストすることを強くお薦めします。テスト接続が正常に完了すると、引き続きターゲットを追加できます。
画面の右上隅の「追加」をクリックします。ジョブが正常に実行されると、PDUが検出され、「ターゲットの手動追加」画面が表示されます。PDUターゲットのランディング・ページを開いて表示する前にデータをロードすると、数分かかることがあります。
emcliコマンドライン・ツールを使用して、電力配分装置を検出できます。
emcliを使用してPDUを検出するには、次の手順を実行します。
OMSを実行中のホスト上で、コマンドラインを開きます。
コマンドemcli login –username=<自分のユーザー名>を使用して、emcliにログインします。
要求されたら、パスワードを入力します。
コマンドemcli syncを実行します。
次のコマンドを使用して、新しいPDUを検出します。
emcli add_target \
-name='Name of you PDU' \
-type=oracle_si_pdu \
-host="Host on which the deployed agent is used to monitor the PDU" \
-subseparator=properties='=' \
-separator=properties=';' \
-properties='dispatch.url=http://PDU IP or DNS name' \
-monitoring_cred='http;oracle_si_pdu;http;username:PDU admin user username;password:PDU admin user password' \
-monitoring_cred='snmp_v1v2_v3;oracle_si_pdu;SNMPV1Creds;COMMUNITY:SNMP community string'
emcli add_targetコマンドで、次のように設定します。
Name of your PDUは、使用するPDUの名前に置き換えます。
ホストには、ポートなしのモニタリング・エージェントEMD URL (つまり、エージェントがデプロイされているホストのホスト名のことで、このエージェントはネットワーク経由でPDUと通信できる必要があります)を設定します。
PDU IP or DNS nameは、PDUのIPアドレスまたはDNS名で置き換えます。
PDU admin user usernameは、PDU Web管理インタフェースを使用してPDUを管理可能な管理ユーザーのユーザー名で置き換えます。
PDU admin user passwordは、PDU Web管理インタフェースを使用してPDUを管理可能な管理ユーザーのパスワードで置き換えます。
SNMP community stringは、SNMPプロトコルを使用してPDUと通信するために使用するSNMPコミュニティ文字列で置き換えます。
次に、汎用PDUを作成するサンプル・コマンドを示します。
emcli add_target \
-name=pdu.example.com \
-type=oracle_si_pdu \
-host=host.example.com \
-subseparator=properties='=' \
-separator=properties=';' \
-properties='dispatch.url=http://pdu.example.com'\
-monitoring_cred='http;oracle_si_pdu;http;username:admin;password:password123' \
-monitoring_cred='snmp_v1v2_v3;oracle_si_pdu;SNMPV1Creds;COMMUNITY:public'
この項では、Oracle ZFS Storage ApplianceターゲットおよびOracle ZFS Storage Applianceクラスタの手動記憶域検出プロシージャについて説明します。
ZFS記憶域サーバー・ターゲットは、AKCLIとREST/WebSvcの2つのアクセス・ポイントをサポートする、マルチアクセス・ポイント(MAP)・ターゲットです。検出ユーザー・インタフェースではAKCLIアクセス・ポイントのみがサポートされます。ただし、REST/WebSvcアクセス・ポイントは、EMCLIを使用して追加できます。REST/WebSvcアクセス・ポイントを追加すると、AKCLIによってサポートされないメトリック以外のほとんどのメトリックを実装できます。REST/WebSvcとAKCLIの両方のアクセス・ポイントを使用できますが、REST/WebSvcアクセス・ポイントからのメトリックのみがアップロードされます。REST/WebSvcアクセス・ポイントを追加するには、次のコマンドを使用できます。
emcli add_target -name=<name> -type=oracle_si_zfssa_storage_server -host=<emagent name> -access_point_name=<any name> -access_point_type='oracle_si_zfssa_storage_server_websvc' -properties='dispatch.url=https://<applianceURL>:215/api/' -subseparator=properties='=' -monitoring_cred='ZfssaHttpCredentialSet;oracle_si_zfssa_storage_server_websvc;AliasCredential;Alias:root;Password:<password>'
次のフローチャートは、Oracle ZFS Storage Applianceを検出する手順を視覚化したものです。
Oracle ZFS Storage Applianceを検出するには、次の手順を実行します。
「設定」メニューから、「ターゲットの追加」を選択します。
「ターゲットの手動追加」をクリックします。
「ガイド付きプロセスを使用して非ホスト・ターゲットを追加」に表示される「ガイド付きプロセスを使用した追加」をクリックします。
「ガイド付きプロセスを使用した追加」ウィンドウが、ガイドされた検出および検出済ターゲット・タイプのリストとともに表示されます。
「ガイド付きプロセスを使用した追加」ウィンドウのリストから「システム・インフラストラクチャZFS記憶域アプライアンス・コントローラ」を選択します。
「追加」をクリックします。
ターゲットの場合、次の詳細を入力します。
ターゲット名を入力します。
ZFSストレージ・サーバーのDNS名またはIPアドレスを入力します。
モニタリング・エージェントの場合、次の詳細を入力します。
モニタリング・エージェントEMD URLを入力します。
(オプション): バックアップ・エージェントEMD URLを入力します。
モニタリング資格証明の場合、次の詳細を入力します。
「SSH資格証明」として資格証明タイプを選択します。
ユーザー名とパスワードをそれぞれのフィールドに入力します。
「パスワードの確認」フィールドにパスワードを再度入力します。
(オプション): ロール名、ロール・パスワードを入力して、ロール・パスワードの確認フィールドでパスワードを再度入力します。
「追加」をクリックします。
検出ウィザードを使用してOracle ZFS Storage Appliance Controllerターゲットを追加すると、次のターゲット・メンバーは自動的に昇格されます。
ZFS記憶域サーバー
ターゲット・タイプ: Oracle ZFS Storage Server
ディスクシェルフ
ターゲット・タイプ: ZFSディスク・シェルフ記憶域
クラスタ・ノードとして設定されたZFS Storage Applianceノードを2つ追加すると、ZFS Storage Appliance Clusterは自動検出されます。
次のターゲットは、2つのZFS記憶域サーバーにクラスタ構成設定がある場合に追加されます。
ZFS記憶域サーバー
ターゲット・タイプ: Oracle ZFS Storage Server
ディスクシェルフ
ターゲット・タイプ: ZFSディスク・シェルフ記憶域
ZFS Storage Applianceクラスタ
ターゲット・タイプ: Oracle ZFS Storage Server - クラスタ
Enterprise Managerでは、イーサネット・ファブリックとインフィニバンド・ファブリックを検出および管理します。ネットワーク・スイッチによって、そのポート、データリンクおよびファブリックへのネットワークが提供されます。
検出後、第32章「ネットワークの管理」の手順に従って、これらのファブリックのコンポーネントを管理したり、それらの属性やメトリックを表示できます。
「ターゲットの手動追加」をクリックします。
ガイド付きプロセスを使用して非ホスト・ターゲットを追加セクションで、「ガイド付きプロセスを使用した追加」をクリックします。
「システム・インフラストラクチャOracle InfiniBandスイッチ」までスクロールして、「追加...」ボタンをクリックします。
「ターゲット」セクションで、新しいターゲットの名前とそのDNS名またはIPアドレスを入力します。
「モニタリング・エージェント」セクションで、モニタリング・システムのURLとバックアップ・システムのURLを入力します。
「ILOM SSHモニタリング資格証明」セクションで、資格証明のタイプを選択し、ユーザー名とパスワードを入力します。資格証明を使用すると、Enterprise Managerでスイッチのサービス・プロセッサをモニターできるようになります。
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注意: インフィニバンド・ネットワーク・スイッチを検出するには、rootのユーザー名とパスワードを使用します。 |
「SNMPモニタリング資格証明」セクションで、Enterprise Managerがハードウェア・コンポーネントのモニタリングに使用するSNMPバージョン番号を指定します。バージョン2cがデフォルト・バージョンで、コミュニティ文字列のみ必要です。バージョン3では、ユーザー名、8文字のパスワード、および暗号化タイプが必要です。「ファブリックのパフォーマンスについて」で説明しているとおり、バージョン1はサポートされていますが、推奨されていません。
「プロパティ」セクションで、デフォルトのポート番号とタイムアウト間隔を受け入れるか、これらを変更できます。
「グローバル・プロパティ」セクションで、Oracle Customer Support Identifier (CSI)などの、特定地域向けの値を指定できます。
ウィンドウの上部にある「追加」をクリックします。
「ターゲットの手動追加」をクリックします。
ガイド付きプロセスを使用して非ホスト・ターゲットを追加セクションで、「ガイド付きプロセスを使用した追加」をクリックします。
「システム・インフラストラクチャCiscoスイッチ」までスクロールして、「追加...」ボタンをクリックします。
「ターゲット」セクションで、新しいターゲットの名前を入力し、そのDNS名またはIPアドレスを指定します。
「モニタリング・エージェント」セクションで、モニタリング・システムのURLとバックアップ・システムのURLを入力します。
「CiscoスイッチIOSモニタリング資格証明」セクションで、資格証明のタイプを指定し、ユーザー名とパスワードを入力します。また、Cisco EXECパスワードを入力します。資格証明を使用すると、Enterprise Managerでスイッチのサービス・プロセッサをモニターできるようになります。
「SNMPモニタリング資格証明」セクションで、Enterprise Managerが使用するSNMPバージョン番号を指定して、ハードウェア・コンポーネントをモニターします。バージョン3では、ユーザー名、8文字のパスワード、および暗号化タイプが必要です。「ファブリックのパフォーマンスについて」で説明しているとおり、バージョン1はサポートされていますが、推奨されていません。
「プロパティ」セクションで、ポート番号とタイムアウト間隔など、デフォルト構成の詳細を変更できます。
「グローバル・プロパティ」セクションで、Oracle Customer Support Identifier (CSI)などの、特定地域向けの値を指定できます。
ウィンドウの上部にある「追加」をクリックします。
次の例では、コマンドライン・インタフェースを使用して、ネットワーク・スイッチを検出および管理します。コマンドを発行する前に、コマンドライン・インタフェースを構成する必要があります。詳細を確認するには、「設定」メニューをクリックしてから、「コマンドライン・インタフェース」をクリックします。ダウンロードおよびデプロイの手順に従います。
例16-2 SNMPバージョン3を使用したインフィニバンド・スイッチを検出するコマンド
次のコマンドでは、MY_SWITCHという名前のインフィニバンド・スイッチを検出および管理し、SNMPバージョンをバージョン3に設定します。
emcli add_target -name=MY_SWITCH -type=oracle_si_netswitch -host=AGENT_HOST -access_point_name=MY_SWITCH -access_point_type=oracle_si_switch_oracle_ib -properties='dispatch.url=ilom-ssh://MY_SWITCH_IP_ADDR' -subseparator=properties='=' -monitoring_cred='ilom_creds_set;oracle_si_switch_oracle_ib;ilom_creds;username:PRIV_USER;password:PASSWORD' -monitoring_cred='snmp_v1v2_v3;oracle_si_switch_oracle_ib ;SNMPV3Creds;authUser:PRINCIPAL;authPwd:AUTHCRED;authProtocol:MD5;privPwd:PRIV_CREDS'
例16-3 SNMPバージョン3を使用したCiscoイーサネット・スイッチを検出するコマンド
次のコマンドでは、MY_SWITCHという名前のCiscoイーサネット・スイッチを検出および管理し、SNMPバージョンをバージョン3に設定します。
emcli add_target -name=MY_SWITCH -type=oracle_si_netswitch -host=AGENT_HOST -access_point_name=MY_SWITCH -access_point_type=oracle_si_switch_cisco_ios -properties='dispatch.url=ios-ssh://MY_SWITCH_IP_ADDR' -subseparator=properties='=' -monitoring_cred='cisco_creds_set;oracle_si_switch_cisco_ios;cisco_creds;username:PRIV_USER;userpass:USER_PASSWORD;privpass:PRIV_PASSWORD' -monitoring_cred='snmp_v1v2_v3;oracle_si_switch_cisco_ios;SNMPV3Creds;authUser:PRINCIPAL;authPwd:AUTHCRED;authProtocol:MD5;privPwd:PRIV_CREDS'
例16-4 SNMPバージョン1を使用したインフィニバンド・スイッチを検出するコマンド
次のコマンドでは、MY_SWITCHという名前のインフィニバンド・スイッチを検出および管理し、SNMPバージョンをバージョン1に設定して、SNMPプロパティの時間間隔を変更します。
emcli add_target -name=MY_SWITCH -type=oracle_si_netswitch -host=AGENT_HOST -access_point_name=MY_SWITCH -access_point_type=oracle_si_switch_oracle_ib -properties='dispatch.url=ilom-ssh://MY_SWITCH_IP_ADDR;SNMPTimeout=180' -subseparator=properties='='-monitoring_cred='ilom_creds_set;oracle_si_switch_oracle_ib;ilom_creds;username:PRIV_USER;password:PASSWORD' -monitoring_cred='snmp_v1v2_v3;oracle_si_switch_oracle_ib;SNMPV1Creds;COMMUNITY:<COMMUNITY>'
詳細は、次を参照してください: