この章では、Oracle Solarisゾーンのモニタリングについて説明します。
内容は次のとおりです。
Oracle Solarisゾーン(Oracle Solarisコンテナとも呼ばれます)は、オペレーティング・システムを仮想化するために使用され、ソフトウェア・アプリケーションを実行するための隔離されたセキュアな環境を提供します。ゾーンとは、Oracle Solarisオペレーティング・システムの1つのインスタンス内で作成される、仮想化されたオペレーティング・システム環境です。
ゾーンは、ソフトウェアで定義された壁で作成された柔軟な箱と考えてください。単一または複数のアプリケーションが、システムの他の部分と対話することなく、この箱で実行されます。ゾーンはソフトウェア・アプリケーションまたはサービスを隔離するため、Oracle Solaris OSの同じインスタンスで実行されている複数のアプリケーションは、互いに独立に管理されます。たとえば、同じアプリケーションの異なるバージョンを、別々のゾーンで実行できます。ゾーンは、Oracle Solaris 10以上のオペレーティング・システムを実行しているマシンを必要とします。Solaris 11グローバル・ゾーンとSolaris 10 update 11グローバル・ゾーンはサポートされています。
グローバル・ゾーンはデフォルトのオペレーティング・システムであり、すべてのプロセスを制御し、システム全体の管理を制御します。グローバル・ゾーンは、すべての非グローバル・ゾーンのCPU、メモリーおよびネットワーク・リソース割当てを監督します。他のゾーンが構成されていない場合でも、グローバル・ゾーンは常に存在します。
非グローバル・ゾーンまたは単にゾーンは、グローバル・ゾーンの内部に構成されます。ゾーンは、仮想プラットフォーム層によって物理ハードウェアから隔離されます。ゾーンは、他のゾーンの存在を認識できません。
カーネル・ゾーンとは、グローバル・ゾーンのオペレーティング・システム・カーネル内からの仮想化を実装するゾーンです。各カーネル・ゾーンには、グローバル・ゾーン、独自のファイルシステムおよびユーザー空間からの、別個のカーネルがあります。各ゾーン(グローバル・ゾーンを含む)の構成は、ゾーンで利用できるCPU、メモリーとI/Oリソースに制限を設定します。カーネル・ゾーンは、Solaris 11.2以降でサポートされます。カーネル・ゾーンを使用すると、非グローバル・ゾーンを独自のオペレーティング・システム・カーネル・インスタンスとともにデプロイできます。非グローバル・ゾーンには、グローバル・ゾーンと異なるカーネル・バージョンがあります。カーネル・ゾーンの中に1レベルの非カーネル・ゾーンを作成できます。
Oracle Solarisでは、次のタイプの非グローバル・ゾーンを使用できます。
ネイティブ・ゾーン: グローバル・ゾーンと同じバージョンのSolarisを持つ別個のSolaris 10またはSolaris 11インスタンス。入れ子にされたゾーンは作成できません。
Solaris 10ブランド・ゾーン: Solaris 11グローバル・ゾーン内部で実行される、独立したSolaris 10インスタンスで、既存のSolaris 10デプロイメントから移行するための道筋となります。入れ子にされた非グローバル・ゾーンはサポートされません。
カーネル・ゾーン: 非グローバル・ゾーン内部で、異なるカーネル・バージョンを実行します。カーネル・ゾーンは完全に独立したオペレーティング・システム・インスタンスで、カーネル・ゾーン内では、入れ子にされた(非カーネル)ゾーンを作成できます。カーネル・ゾーンは、Oracle Solaris 11.2リリース以上で使用できます。
ユーザー・インタフェースでは、ゾーンはアイコンによって表されます。グローバル・ゾーン、カーネル・ゾーン、非グローバル・ゾーンなどの異なるタイプのゾーンは、異なるアイコンで示されます。
次のSolaris 10およびSolaris 11のグローバル・ゾーンと非グローバル・ゾーンは、Enterprise Managerユーザー・インタフェースを介してモニターできます。
ネイティブのSolaris 10非グローバル・ゾーンを実行している、Solaris 10グローバル・ゾーン
Solaris 10のブランド非グローバル・ゾーンを実行している、Solaris 11グローバル・ゾーン
ネイティブのSolaris 11非グローバル・ゾーンを実行している、Solaris 11グローバル・ゾーン
Solaris 11カーネル・ゾーンを実行しているSolaris 11グローバル・ゾーン
Enterprise Managerは、次のタイプの仮想化をサポートしています。
Oracle Solarisゾーン: オペレーティング・システム仮想化
Oracle VM Server for SPARC: SPARCプラットフォーム上のハードウェア仮想化
SPARCプラットフォーム上の、任意のタイプの論理ドメイン内にあるゾーンを表示できます。
ハイパーバイザは、1つ以上の非グローバル・ゾーンの管理を担当します。非グローバル・ゾーンは、物理サーバーから利用できるCPU、メモリーおよびI/Oリソースのサブセットを与えられた仮想サーバーや、グローバル・ゾーンの構成済リソースの裏付けのある一部の仮想リソース(仮想ディスクやネットワークなど)にデプロイされたオペレーティング・システム・インスタンスとして表されます。グローバル・ゾーンは常に存在するものであり、非グローバル・ゾーンの制御ゾーンです。
ゾーンの子または親である任意のターゲット(仮想プラットフォーム、ホストまたはサーバー)を選択でき、ゾーンはターゲットのナビゲーション・ペインに表示されます。
仮想化プラットフォームは、ゾーンを実行するコンテナです。グローバル・ゾーンおよび関連するすべてのゾーンがゾーン仮想化プラットフォーム・ページに表示されます。グローバル・ゾーンは、仮想サーバーによっても表されます。各非グローバル・ゾーン(仮想サーバー)およびカーネル・ゾーンには、そのゾーン固有の詳細を表示する独自の「仮想サーバー」ページがあります。
「すべてのターゲット」ページでは、次のオプションを使用できます。
「仮想化プラットフォーム」をクリックすると、仮想プラットフォームのリストが表示されます。このリストで任意の仮想プラットフォームをクリックして、仮想プラットフォームのホームページを開くことができます。
「仮想サーバー」をクリックすると、仮想サーバーのリストが表示されます。このリストで任意の仮想サーバーをクリックして、仮想サーバーのホームページを開くことができます。
表39-1 UI中でのゾーン情報の場所
オブジェクト | 場所 |
---|---|
仮想化プラットフォーム |
仮想プラットフォーム・ターゲットのホームページには、「すべてのターゲット」ページから、またはその親または子ターゲットのいずれかから、ターゲット・ナビゲーション・ペインを使用してアクセスできます。 ページの上部にある「すべてのターゲット」セレクタをクリックします。「検索の絞込み」セクションで、「仮想化プラットフォーム」を選択します。 ターゲットは、この仮想プラットフォーム上で実行中のホスト、サーバーまたはゾーン・ターゲットにすることができます。 ターゲット・ナビゲーション・ペインは、親または子のホームページの左上隅にあります。ターゲット・ナビゲーション・ペインをクリックして展開し、ナビゲーション・ペイン内の仮想プラットフォームを確認します。 |
ゾーン固有の(仮想サーバー)ページ |
ゾーン仮想サーバー・ターゲットのホームページには、Solarisゾーンの「仮想化プラットフォーム」ページまたは、「すべてのターゲット」ページからアクセスできます。 ページの上部にある「すべてのターゲット」セレクタをクリックします。「検索の絞込み」セクションで、「仮想サーバー」を選択します。 Solarisゾーンの「仮想化プラットフォーム」ページを表示している場合は、ゾーンをクリックして、そのゾーンの仮想サーバー・ページに移動します。 |
Solaris 11またはSolaris 10 update 11のホスト・オペレーティング・システムを検出すると、仮想化プラットフォームが自動的に昇格されます。
実行可能な操作は次のとおりです。
ゾーンの構成およびステータスの表示
CPUとメモリー・リソースの使用率およびCPUとメモリー・コンシューマの配分の表示
インシデントおよびパフォーマンス・メトリックを使用した問題の診断。
モニタリング通知とモニタリングの無効化および有効化
ターゲット・ナビゲーション・ツリーは、Solarisゾーン仮想プラットフォームにあるターゲット間の移動に役立ちます。グローバル・ゾーンのエージェント・デプロイ全体で、すべてのリソースが検出およびモニタリングされている場合は、サーバーからゾーンまで移動できます。
ターゲット・ナビゲーション・ツリーのトップ・レベル、つまりノードは物理サーバーであり、第2ノードは、グローバル・ゾーンをホストしているOracle Solarisゾーン仮想プラットフォームとなります。グローバル・ゾーンおよびその他すべてのタイプのゾーンは、Oracle Solarisゾーン仮想プラットフォームの下に表示されます。ノードを展開してターゲット階層をドリルダウンするか、または特定のターゲットをクリックして、そのターゲットのランディング・ページを開きます。
図39-1は、グローバル・ゾーンおよび2つのカーネル・ゾーンを示すターゲット・ナビゲーション・ツリーの例です。最初のノードは物理サーバー(smx42-1)です。第2ノードは、グローバル・ゾーンと2つのカーネル・ゾーン(kernelzone1およびkernelzone2)をホストしている、Solarisゾーン仮想プラットフォームです。グローバル・ゾーンはオペレーティング・システムを実行中です(smx42-1-n17ホスト。)エージェントがkernelzone1上にデプロイされた場合、これにより、Solarisゾーン仮想プラットフォーム(smvt-175-10)の検出および昇格がトリガーされます。kernelzone1のSolarisゾーン仮想プラットフォームでは、グローバル・ゾーン、オペレーティング・システム(smvt-175-10 host)および2つのローカル・ゾーン(ゾーン1およびゾーン2)が実行されています。
プラットフォームの観点から、または特定のゾーンについて、ゾーンに関する情報を表示できます。ゾーンは、Solarisゾーンの「仮想化プラットフォーム」ページに表示され、各グローバル・ゾーン、カーネル・ゾーンおよび非グローバル・ゾーンには、独自の仮想サーバー・ページがあります。
Solarisゾーンの「仮想化プラットフォーム」ページには、ゾーンについての一般情報(オープン・インシデント、CPU使用状況、メモリー・リソース、実行中および構成済のゾーンの数、グローバル・ゾーンのすべてのゾーンのリストとその状態など)が表示されます。
仮想化プラットフォームは、ゾーンを実行するコンテナです。「仮想化プラットフォーム」ページに移動すると、仮想プラットフォーム上で実行中のゾーン(仮想サーバー)のリストが表示されます。ゾーンをクリックすると、そのゾーンのホームページが表示されます。
「サマリー」には、選択したゾーンの詳細およびメトリックが表示されます。
ダッシュレット: ページの上部にある一連のダッシュレットにはサマリー情報が含まれており、タブ内のより詳細な情報に関連付けられていることもあります。
タブ: ページの右側にある一連のタブは、CPUやメモリー・パフォーマンスなど、より詳細な情報にリンクされています。
ページの上部には、上位の統計のクイック・ビューを表示する一連のダッシュレットが含まれています。ダッシュレット行の下にある小さなボタンをクリックすると、次の一連のダッシュレットに切り替わります。ダッシュレットを最小化するには、切替えアイコンの下のアイコンをクリックします。
仮想化プラットフォームのダッシュレットには、次のタイプの情報が表示されます。
プラットフォーム・ステータス
ゾーン・プラットフォームが稼働していた時間
オープン・インシデント
ゲストの構成
ゾーン当たりのCPUおよびメモリー・コンシューマの配分
最後の構成変更とインシデントの日時
詳細は、「ゾーン・プラットフォーム・メトリックの処理」を参照してください。
仮想サーバーのダッシュレットには、固有のゾーンに関する次のタイプの情報が表示されます。
ゾーン・ステータス
CPUとメモリーの使用状況
ゲストの構成
最後の構成変更とインシデントの日時
詳細は、「ゾーン固有のメトリックの処理」を参照してください。
仮想化サーバーのプラットフォーム・メトリックを使用して、データ・センター内の仮想サーバーのパフォーマンスおよびリソース使用率をモニタリングできます。この情報を使用して、リソースをバランスさせたり、将来のパフォーマンスを向上させるためにリソースの追加を事前に計画したりすることができます。
CPUおよびメモリー・コンシューマの配分は、潜在的な問題をプロアクティブに識別できるため、最も負荷の高いゾーンの管理に役立ちます。「サマリー」ページにある最新のダッシュレットには、最後の構成変更および最後のインシデントの日付とタイム・スタンプが表示されます。
ページ上部に横並びに表示されるダッシュレットでは、次のゾーン・メトリックを使用できます。
プラットフォーム・ステータス
Oracle Solarisバージョン。
現在の状態: 現在のヘルス・ステータスおよびゾーンが稼働している時間が表示されます。
オープン・インシデント: 致命的、クリティカルおよび警告のインシデントの数が表示されます。数字をクリックすると、シノプシスが表示されます。インシデント詳細を表示するには、シノプシスをクリックして、インシデント・マネージャ・コンソールに移動します。
CPU使用率: プラットフォームによって使用されているCPUの割合が表示されます。
メモリー使用量。
ゲスト数。ゲスト数は、ゾーンの合計数を示します。ゾーンがまだ検出および昇格の処理中である場合、ゲスト数は、ゲストの合計数と自動昇格のキューにまだ入っているゲストの数を示します。
ゲストの構成
ゾーンの数: 実行中のゾーン数および構成済のゾーン数が表示されます。
仮想CPU: 仮想CPUの数が表示されます。円グラフにカーソルを重ねると、専用CPUと共有CPUの数が表示されます。
ゾーン当たりのCPUおよびメモリー・コンシューマの配分:
CPU使用量: 合計CPU使用量と、0-20、20-40、40-60、60-80および80-100パーセントの範囲でCPUを消費しているゾーンまたはゲストの数が表示されます。
メモリー使用量: 合計メモリー使用量と、0-20、20-40、40-60、60-80および80-100パーセントの範囲でメモリーを消費しているゾーンまたはゲストの数が表示されます。
最終変更
構成の変更: 構成における最終変更の日付およびタイム・スタンプが表示されます。
インシデント: 最後のインシデントの日付およびタイム・スタンプが表示されます。
ページの本体には、仮想化プラットフォームの詳細が含まれます。「仮想プラットフォームのゲスト」には、ゾーンおよびゾーン詳細(ゾーン名、ゾーンのタイプ、過去5時間にわたるCPU使用率およびインシデント)のリストが含まれます。ページは、リストまたは表として表示できます。デフォルト・ビューはリスト・ビューであり、インシデント数でソートされています。リスト・ビューにはソートとフィルタリングのオプションがあり、これにより、ゾーンのタイプ、ゾーン名または割当て済リソースによってソートできます。または、「仮想プラットフォームのゲスト」ページをソート可能な表として表示することもできます。「名前」、「タイプ」、「可用性」、「ステータス」、「状態」または「メモリー」の各列でソートできます。また、「致命的」、「クリティカル」または「警告」インシデントの各列でソートすることもできます。
メトリックの一部はダッシュレットに表示されますが、特定のゾーン・メトリックの詳細は、「サマリー」ページを参照してください。
「ターゲット」リストから、「すべてのターゲット」を選択します。
「サーバー、ストレージおよびネットワーク」から、「仮想化プラットフォーム」を選択します。
Solaris仮想化プラットフォームの「サマリー」ページを開くには、ターゲット名をクリックします。
ダッシュレットには、メトリック情報が表示されます。「サマリー」ページには、各ゾーンの詳細が表示されます。詳細には、ゾーン名、ゾーンのタイプ(グローバル、非グローバル、カーネル)、ステータス、vCPUの数、メモリーおよびインシデントが含まれます。
ページの本体には、仮想化プラットフォームのゲストまたはゾーンの詳細が含まれます。
仮想サーバー・メトリックを使用すると、特定のゾーンのパフォーマンスおよびリソース使用率をモニタリングできます。
仮想化プラットフォームには、ゾーン当たりのCPUおよびメモリー・コンシューマの配分が表示されます。仮想サーバーには、単一のゾーン(グローバル、非グローバルまたはカーネル)による負荷が表示されます。仮想サーバーの「サマリー」ページにある最新のダッシュレットには、最後の構成変更および最後のインシデントの日付とタイム・スタンプが表示されます。
ページ上部に横並びに表示されるダッシュレットでは、次のメトリックを使用できます。
仮想サーバーのステータス
現在の状態: 現在のヘルス・ステータスおよびゾーンのタイプ(グローバル、非グローバルまたはカーネル)が表示されます。
オープン・インシデント: 致命的、クリティカルおよび警告のインシデントの数が表示されます。数字をクリックすると、シノプシスが表示されます。インシデント詳細を表示するには、シノプシスをクリックして、インシデント・マネージャ・コンソールに移動します。
CPUとメモリーの使用率
CPU使用率: 仮想サーバーによって使用されているCPUの割合が表示されます。
メモリー使用量: 仮想サーバーによって使用されているメモリーの割合が表示されます。
仮想サーバーの構成
ゲストOS情報: ホスト名、IPアドレスおよびゲスト(ゾーン)が稼働している時間が表示されます。ゲストOS情報を受信するには、ゾーンのオペレーティング・システム上にエージェントをデプロイする必要があります。
ゲスト構成: ゲストUUID、ホストIDおよび自動ブートが有効化されているかどうかが表示されます。
最終変更
構成の変更: 構成における最終変更の日付およびタイム・スタンプが表示されます。
インシデント: 最後のインシデントの日付およびタイム・スタンプが表示されます。
ページの本体には、操作ステータス、仮想サーバーのタイプ(グローバル、非グローバルまたはカーネル・ゾーン)、共有や専用CPUの数、すべてのゾーンで共有されている制限されたメモリー量(定義されている場合)や制限されていないメモリー量など、仮想サーバーに関する詳細が含まれます。また、このページには、CPU使用率プロファイルとメモリー使用量プロファイルを示す2つのグラフも含まれます。グラフには、それぞれ過去7日間および24時間の履歴データが含まれます。「仮想サーバーの使用状況」タブには、より詳細なCPUとメモリーのグラフが表示されます。
ゾーンの仮想プラットフォームの「サマリー」ページには、ゾーン固有のメトリックおよびリソース使用率のグラフが表示されます。
「ターゲット」リストから、「すべてのターゲット」を選択します。
「サーバー、ストレージおよびネットワーク」という見出しの下にある、「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。仮想化プラットフォームでは、ドリルダウンしてオープン・インシデントのある仮想サーバーを確認できます。
Solaris仮想化プラットフォームの「サマリー」ページを開くには、ターゲット名をクリックします。
ゾーン固有のCPUおよびメモリーの使用率メトリックとリソース使用率のグラフは、ゾーンの仮想サーバー・ページに表示されます。「すべてのメトリック」ページでは、さらに詳細なメトリックを入手できます。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」をクリックします。
仮想サーバーの「サマリー」ページを開くには、ターゲット名をクリックします。CPUおよびメモリーのメトリックは、ゾーンのホームページおよびホームページのダッシュボードに表示されます。次の7日間に加えて24時間および過去5時間の使用率プロファイルが表示されます。
ページの右側にある「仮想サーバーの使用状況」アイコンをクリックすると、CPUおよびメモリーの「リソース使用状況」グラフが表示されます。グラフ・ページのスライダ・アイコンを動かして、グラフで表示する日数を変更します。最大7日分の表示ができます。
「すべてのメトリック」ページでは、プラットフォームおよび仮想サーバー・メトリックを使用できます。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」をクリックします。
ターゲット名をクリックして、ターゲットに応じて、Solaris仮想化プラットフォーム・ページまたは「仮想サーバー」ページを開きます。
ページの左上隅にあるSolaris仮想化プラットフォームまたは「仮想サーバー」をクリックします。「モニタリング」をクリックして、「すべてのメトリック」をクリックします。メトリックをクリックすると、詳細、収集スケジュール、アップロード間隔およびその他の詳細が表示されます。
注意: 構成メトリック・リストに表示されますが、コンポーネント・フォルト・メトリックは仮想サーバーにサポートされていません。
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次の情報は、ゾーンのインシデント情報を処理するときに役立ちます。
「仮想化プラットフォーム」ページには、その仮想化プラットフォームに関するすべてのオープン・インシデントが表示されるため、プラットフォームに問題があるかどうかをすばやく確認できます。
ゾーンについては、「仮想化プラットフォーム」ページに表示されるインシデントの数に、グローバル・ゾーンおよびグローバル・ゾーンに関連付けられているすべてのゾーンのインシデントが含まれます。「オープン・インシデント」ダッシュレット内の数字をクリックすると、インシデントと、そのインシデントが発生したターゲットのリストが表示されます。
インシデントのリストでは、ターゲット(グローバル・ゾーンまたはゾーン)・リンクをクリックして、対応するターゲットのホームページに移動したり、インシデントをクリックして、対応するターゲットの「インシデント・マネージャ」ページにリダイレクトできます。
注意: 「仮想化プラットフォーム」ページでのオープン・インシデントの数は、そのプラットフォーム(グローバル・ゾーンおよびすべてのゾーン)に対するすべてのオープン・インシデントを示します。デフォルトでは、グローバル・ゾーンの「インシデント・マネージャ」ページには、グローバル・ゾーンのオープン・インシデントが表示され、関連付けられているゾーンについては表示されません。グローバル・ゾーンおよびゾーンに対するインシデントが表示されるように、インシデント・マネージャでの表示を変更できます。インシデント・マネージャで、「検索」を選択して、「メンバーを含む」検索基準に「ターゲットとすべてのメンバー」を選択します。 |
「仮想化プラットフォーム」および「仮想サーバー」ページには「オープン・インシデント」ダッシュレットがあり、ここに「致命的」、「クリティカル」、「警告」のインシデントの数が表示されます。「仮想化プラットフォーム」ページには、グローバル・ゾーンおよび関連付けられているすべてのゾーン(非グローバルおよびカーネル)のオープン・インシデントが表示されます。「仮想サーバー」ページには、選択したゾーンのインシデントのみが表示されます。
「ターゲット」リストから、「すべてのターゲット」を選択します。
「サーバー、ストレージおよびネットワーク」という見出しの下にある、「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」または「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。「仮想化プラットフォーム」では、ドリルダウンしてオープン・インシデントのある仮想サーバーを表示する機能を提供します。
Solaris仮想化プラットフォームの「サマリー」ページを開くには、ターゲット名をクリックします。
「オープン・インシデント」ダッシュレットには、いくつのオープン・インシデントがグローバル・ゾーンと非グローバル・ゾーンに関連付けられているかを示す数が表示されます。
ゾーンにオープン・インシデントがある場合、数は「サマリー」ペインの「仮想プラットフォームのゲスト」のセクションにあるゾーン名の横に表示されます。
「オープン・インシデント」ダッシュレットのターゲット名をクリックし、ゾーンの「仮想サーバー」ページに進みます。
「インシデント・マネージャ」ページに進むには、サマリー・テキストをクリックします。
インシデント・マネージャは、インシデントの詳細とインシデントをもたらしたイベントを表示します。ドリルダウンしてイベントおよび通知の詳細を取得できます。「インシデント・マネージャ」ページでは、インシデントの認識、コメントの追加またはインシデントの管理ができます。
注意: 「仮想化プラットフォーム」には、グローバル・ゾーンおよびそのゾーンのすべてのインシデントが表示されます。デフォルトでは、「インシデント・マネージャ」ページにはグローバル・ゾーンのインシデントのみが表示されます。ターゲットおよびすべてのメンバーを表示するように、「インシデント・マネージャ」の設定を変更できます。 |
次のタスクを実行して、モニタリングおよびインシデント通知を管理できます。
メトリック収集エラーの原因は通常、インストールまたは構成の問題です。仮想サーバーまたは仮想化プラットフォームのエラーを表示できます。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」または「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。
ターゲット名をクリックしてホームページを開きます。
ページの左上隅にある「仮想サーバー」または「仮想化プラットフォーム」をクリックします。「モニタリング」をクリックして、「メトリック収集エラー」をクリックします。
「メトリック」タブには、モニター対象属性がすべて表示されます。デフォルトのビューは、しきい値が設定されるメトリックです。このようなタイプのモニター対象属性の場合、比較演算子、しきい値の制限、修正処理、収集スケジュールを変更できます。
ゾーンのメトリックおよび設定を編集するには、「仮想サーバー」に移動します。仮想化プラットフォームの設定を編集するには、「仮想化プラットフォーム」に移動します。パラメータはそれぞれ異なります。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」または「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。
ターゲット名をクリックしてホームページを開きます。
ページの左上隅にある「仮想サーバー」をクリックします。「モニタリング」をクリックして、「メトリックと収集設定」をクリックします。
しきい値の制限または収集スケジュールを変更します。しきい値のフィールドが空の場合、そのメトリックのアラートは無効になります。
詳細設定の「編集」アイコンをクリックします。
「収集されたその他のアイテム」タブをクリックすると、しきい値以外のモニター対象属性が表示されます。このような属性の収集期間を変更したり、モニタリングを無効にできます。
ブラウンアウトを使用すると、ターゲットでの通知を一時的に抑止できます。エージェントはブラウンアウトの間ターゲットをモニタリングし続けます。実際のターゲット・ステータスとともにターゲットが現在ブラウンアウト中であること示す内容を表示できます。
仮想サーバーまたは仮想化プラットフォームにブラウンアウトを作成できます。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」または「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。
ターゲット名をクリックしてホームページを開きます。
ページの左上隅にある「仮想サーバー」または「仮想化プラットフォーム」をクリックします。「制御」をクリックします。
「ブラウンアウトの作成」をクリックします。
ブラウンアウト・イベントの名前を入力します。
メニューから理由を選択し、必要に応じてコメントを追加します。
オプションをクリックして、ジョブの実行方法とメンテナンス・ウィンドウを定義します。
「発行」をクリックします。
ブラックアウトを使用すると、メンテナンス操作を実行するために1つ以上のターゲットに対するモニタリングを一時停止できます。ターゲットをブラックアウトにするには、少なくともターゲットに対する「ブラックアウト・ターゲット」権限が必要です。ホストを選択すると、デフォルトでそのホスト上のターゲットはすべてブラックアウトに含まれます。同様に、メンバーを持つターゲットを選択すると、デフォルトでメンバーはすべてブラックアウトに含まれます。
仮想サーバーまたは仮想化プラットフォームにブラックアウトを作成できます。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」または「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。
ターゲット名をクリックしてホームページを開きます。
ページの左上隅にある「仮想サーバー」または「仮想化プラットフォーム」をクリックします。「制御」をクリックします。
「ブラックアウトの作成」をクリックします。
メニューから理由を選択します。
必要に応じて、コメントを追加します。
「発行」をクリックします。
仮想サーバーまたは仮想化プラットフォームのブラックアウトまたはブラウンアウトを終了できます。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」または「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。
ターゲット名をクリックしてホームページを開きます。
ページの左上隅にある「仮想サーバー」または「仮想化プラットフォーム」をクリックします。「制御」をクリックします。
「ブラックアウトの終了」または「ブラウンアウトの終了」をクリックします。
次のタスクを実行して、ゾーンを管理できます。
「コンプライアンス」ページでは、コンプライアンス・フレームワーク、標準およびゾーンのコンプライアンスを表示できます。
仮想サーバーまたは仮想化プラットフォームのコンプライアンスを表示できます。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」または「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。
ターゲット名をクリックしてホームページを開きます。
ページの左上隅にある「仮想サーバー」または「仮想化プラットフォーム」をクリックします。「コンプライアンス」をクリックします。
オプションをクリックして、「結果」、「標準アソシエーション」または「リアルタイム監視」を表示します。
管理者がゾーン構成を変更する場合、いつ、構成が最後に変更されたかを知っておくと便利なことがあります。この情報は、「サマリー」ページの構成ダッシュレットに表示されます。ゾーン構成情報では、ゾーンにエージェントがインストールされている必要はありません。
仮想サーバーまたは仮想化プラットフォームの詳細情報を表示するには、次の手順を実行します。
「すべてのターゲット」ページから「システム・インフラストラクチャ仮想サーバー」または「システム・インフラストラクチャ仮想化プラットフォーム」をクリックします。
ターゲット名をクリックしてホームページを開きます。
ページの左上隅にある「仮想サーバー」または「仮想化プラットフォーム」をクリックします。「構成」をクリックします。
オプションをクリックして、「最新収集」、「比較およびドリフト管理」、「比較」、「検索」、「履歴」、「保存」、「保存済」または「トポロジ」を表示します。
詳細は、次を参照してください:
Oracle SolarisおよびOracle Solarisゾーンの詳細は、>http://docs.oracle.com/en/operating-systems/
を参照してください。