本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2023年5月31日 | 助成金管理 | スポンサに対する複数のアカウントおよび信用状 | 文書の更新。情報の追加。 |
2023年5月31日 | プロジェクト管理 | 財務および作業プランニング全体でのプロジェクト労務リソースの共通レート | 文書の更新。オプトイン情報の改訂。 |
2023年5月31日 | リソース管理 | プロジェクト・リソース要求および履行の拡張タレント・プロファイル | 文書の更新。オプトイン情報の改訂。 |
2023年5月31日 | プランニング、スケジューリングおよび予測 | 定期列、拡張リソース選択肢および複数バージョン・ビューによるプロジェクト予測 | 文書の更新。オプトイン情報の改訂。 |
2023年1月13日 | プロジェクト管理 | 財務および作業プランニング全体でのプロジェクト労務リソースの共通レート | 文書の更新。オプトイン情報の改訂。 |
2022年12月20日 | 請求および収益管理 | プロジェクト契約請求書の承認時の自動リリース | 文書の更新。情報の追加。 |
2022年12月20日 | プロジェクト管理共通 | 次に実行する可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得 | 文書の更新。情報の追加。 |
2022年12月20日 | 重要な処理と考慮事項 | プロジェクト管理作業領域の拡張プロジェクト・アクセス構成 |
文書の更新。表の置換機能に関する情報の追加。 |
2022年12月7日 | プランニング、スケジューリングおよび予測 | 定期列、拡張リソース選択肢および複数バージョン・ビューによるプロジェクト予測 | 文書の更新。デモの追加。 |
2022年12月2日 | 初版作成。 |
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。クラウド・サービスをさらに改善する方法について提案がございましたらどうぞお教えください。アイデアを送信するにはいくつかの方法があります。たとえば、Oracle Customer ConnectのIdeas Labを使用します。機能名の後にこのアイコンが表示されている箇所は、お客様のアイデアを実現した機能です。
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。
免責事項
この文書に記載された情報には、オラクルの製品開発プランに関する説明文が含まれていることがあります。オラクルの製品開発プランと、今後の製品リリースの本質および時期に対し、様々な要因が大きく影響を及ぼします。したがって、この情報はあくまで情報として提供されるものであり、マテリアルやコード、機能を提供することのコミットメント(確約)ではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないでください。記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、オラクルの単独の裁量により決定されます。
この情報は、オラクルおよびその子会社や関連会社との契約を構成するものではありません。特にこの情報についてオラクルは一切の責任を負いかねます。詳細は、法律上の注意点および使用条件を参照してください。
Oracle Cloud Applicationsは、四半期ごとに新しい更新を提供します。つまり、ビジネスの効率的かつ効果的な管理に役立つ新しい機能を3か月ごとに受け取ります。一部の機能は使用可能な状態でされ、エンド・ユーザーが即時に使用できます。その他の機能はすぐ使用できない状態で提供され、使用可能にするために処理を実行する必要があります。無効化されている機能は、次の権限を使用して、次のステップでエンド・ユーザーに対してアクティブ化できます。
- アプリケーション・オファリングのレビュー(ASM_REVIEW_APPLICATIONS_OFFERINGS_PRIV)
- Oracle Fusion Applicationsオファリングの構成(ASM_CONFIGURE_OFFERING_PRIV)
新機能をオプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「新機能」をクリックします。
- 「機能の概要」ページで、オファリングを選択し、それに固有の新機能をレビューします。または、デフォルトの選択肢であるすべての使用可能なオファリングをそのまま使用して、すべてのオファリングの新機能を確認できます。
- 「新機能」タブで新機能を確認し、「使用可能」列で機能のオプトイン・ステータスを確認します。機能がすでに有効化されている場合は、チェック・マークが表示されます。それ以外の場合は、機能を使用可能にするアイコンが表示されます。
- 「使用可能」列にあるアイコンをクリックし、機能を使用可能にするステップを完了します。
「新機能」作業領域に表示されない機能のオプトインが必要になる場合があります。オプトインする方法を次に示します。
- 「ナビゲータ」→「自分の企業」→「オファリング」をクリックします。
- 「オファリング」ページでオファリングを選択し、「オプトイン機能」をクリックします。
- 「オプトイン」ページで、オファリングまたは機能が含まれている機能領域の「機能の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
- 「機能の編集」ページで、ステップを完了して機能を使用可能にします。
オファリングの新機能をオプトインする方法の詳細および詳細な手順は、オファリングの構成に関する項を参照してください。
オプト・イン失効
オプトインを介して無効化された状態で提供される機能は、将来の更新で自動的に有効化される場合があります。これはオプト・イン失効と呼ばれます。クラウド・サービスにオプト・イン失効がある場合、このドキュメントに関連タブが表示されます。このタブをクリックすると、最初に機能が無効状態で提供されたのはいつか、そしてこの機能のオプト・インがいつ失効し、自動で使用可能となる見込みかが表示されます。ここをクリックして、すべてのOracle Cloud Applicationsにわたる「オプト・イン失効」がある機能を確認することもできます。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は最小になります。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに対する潜在的な影響は高くなります。
使用不可の状態で提供される機能 = 処理を実行するまで、エンド・ユーザーはこれらの機能を使用できません。これらの機能は無効化されており、有効にするかどうかとその時期は自分で選択します。たとえば、a)新規または拡張BIサブジェクト領域は、レポートにまず組み込む必要があり、b)新規Webサービスは使用する前に統合する必要があり、c)ユーザー・ロールに機能を割り当てないと機能にアクセスできません。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用可能にするために処理が必要になるため、中断されません。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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この更新では、次の領域が改善されました。
プロジェクト管理共通
- プロジェクト時間の取得およびプロジェクト管理スキルに対するOracle Digital Assistantの機能強化: ユーザーが実行しようとしている内容、および要求にコンテキストを追加するために指定したプロジェクト名などのエンティティを検出するためのデジタル・アシスタントの機能が強化されました。追加のトレーニング・モデルでは、ニューラル・ネットワークと機械学習を活用して、賦課可能なプロジェクト名とタスク名の様々な長さとスタイル、および作業時間を示す様々な方法を集中的に強化しました。「プロジェクト管理デジタル・アシスタント・スキルの動的エンティティのリフレッシュ」プロセスを定期的にスケジュールすると、会話要求のプロジェクト名と番号を正確に照合するデジタル・アシスタントの能力がさらに向上します。
コスト管理および制御
- プロジェクト・コスト計算 - 未処理トランザクション・リアルタイムOTBIサブジェクト領域の拡張: コスト計算済トランザクションの件数およびコスト未計算トランザクションの件数を表示する新しいメジャーを「未処理トランザクション詳細」→「未処理トランザクション・メジャー」フォルダで使用できます。
助成金管理
- 連邦財務レポート拡張: レポートの有効期限が、Grants.govにより投稿された有効期限(02/28/2025)と一致します。
- プロジェクト - 助成金管理 - 交付金リアルタイムOTBIサブジェクト領域の機能拡張: 機関の「一意エンティティ識別子」を「機関」フォルダで使用できます。
プランニング、スケジューリングおよび予測
- プロジェクト課題とタスクの関連付け: 課題のクローズでタスクの完了を促せるように、プロジェクト課題とタスクをリンクします。プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーは、タスク、マイルストンおよびゲートの課題を作成して、タスク進捗を促進するための作業項目としてそれらを自動的にリストできます。各作業項目にタスク完了基準を設定して、関連付けられたすべての作業項目が基準を満たしたときにタスクを完了としてマークできます。
ビジネス・フロー:
- 「課題の管理」ページで課題を作成し、既存のプロジェクト・タスクにリンクします。
- 「プロジェクト・プランの管理」ページで、課題がリンクされているプロジェクト・タスクを右クリックして、「作業項目の管理」ダイアログにナビゲートします。
- 課題タイプの作業項目のタスク完了基準を設定して、タスクの完了を促進します。
設定されたタスクの完了基準を現在のステータスが満たしている場合、タスク完了率と実質完了率が更新されてタスクが完了とマークされます。
タスク完了イベントが設定されたプロジェクト・タスクへのプロジェクト課題の関連付け
Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア628330に基づいています。
-
新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用した財務プロジェクトにおけるタスクのコピー・アンド・ペースト: 財務プロジェクトのタスクをコピー・アンド・ペーストして、プロジェクト・プランに新しい作業をすばやく追加できます。以前は、タスクのコピー・アンド・ペーストを財務以外のプロジェクトでのみ使用できましたが、この更新では、タスクのすべての財務属性を含む財務プロジェクトのタスクをコピー・アンド・ペーストできます。
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コピーするタスクは1つのみ選択してください。複数のタスクを同時に選択してコピーすることはできません。
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最下位レベルのタスクはいつでもコピー・アンド・ペーストできます。
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拡張バージョンで要約タスクをコピーすることを選択した場合は、そのタスクのみがコピーされ、サブタスクのタスクはコピーされません。または、要約タスクを縮小して、そのタスクとそのすべてのサブタスクをコピー・アンド・ペーストします。
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コピー元のタスクまたは貼付先の要約に制約および依存関係が存在する場合は、それらが適用されます。
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制約違反がある場合は、実行する操作を選択する必要があります。
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制約または依存関係がない場合、貼り付けられたタスクでは、プロジェクト開始日がデフォルト開始日として継承されます。
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有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
次に実行する可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得
ニュース・フィード・レイアウトで、次に実行する可能性が高い処理に関する提案を取得します。この機能は現在制限付き提供であり、Oracle Fusion Cloud FinancialsおよびOracle Fusion Cloud Project Managementで使用できます。人工知能と機械学習のアルゴリズムにより、セッション中に各ユーザーが実行する可能性が最も高い処理が予測されて提案されます。このアルゴリズムでは、各ユーザーのナビゲーション動作とパターンの履歴を使用して、同様のユーザーがどのナビゲーション・ターゲットにアクセスする可能性が最も高いかを判断します。
Oracle Fusion Cloud Applicationsには広範な機能があり、タスクにナビゲートする方法を把握するのが困難な場合があります。ニュース・フィードの提案により、自分にとって重要なタスクに迅速にアクセスできます。たとえば、組織内のマネージャによって一般的に実行されるタスクが経費精算書のレビューと承認である場合、新しいマネージャがそのタスクを実行するための提案を自分のニュース・フィードで受け取ります。または、数人のチーム・メンバーがパフォーマンス目標を入力している場合は、そのチームの他のメンバーにこのタスクがニュース・フィードの提案として表示されます。
ビジネス上の利点は次のとおりです。
- そのセッション中に次に実行する可能性が高い処理に関する推奨事項をニュース・フィードで受信
- 自分と同じような他のユーザーがFusion内で実行した処理の発見
- タスクが目立つように特定のタスク・フロー・ペーシを提案として管理者がピン留め
6つの推奨事項が表示されたニュース・フィード・レイアウトの「提示」タブ
有効化のステップ
この機能を有効にするには、My Oracle Supportでサービス・リクエスト(SR)を登録してプロモーション・コードを要求する必要があります。この機能は現在制限付きで提供されているため、プロモーション・コードが必要です。詳細は、Fusion Global FIN/PPM: How to Apply for News Feed Suggestions Under Controlled Availability (文書ID 2915308.1)を参照してください。
ワークフローまたはユーザー・インタフェースを使用して、承認時にプロジェクト契約請求書を自動的にリリースします。請求書の手動リリース・ステップをスキップして、プロジェクト契約請求書の売掛管理内の移動を速めます。
プロジェクト契約請求書は、「請求書の概要」、「請求書の管理」または「請求書詳細」ページを使用して承認されたとき、またはアプリケーション内またはEメールの承認通知を使用して承認されたときに自動的にリリースされます。
この機能のビジネス上の利点は、プロジェクト契約請求書をリリースする手動プロセスを回避できるため、プロジェクト契約請求書の売掛管理への転送がより合理化されることです。
有効化のステップ
- 契約ビジネス・ユニットの「顧客契約管理ビジネス機能プロパティの指定」設定ページの「承認時の請求書のリリース」オプションを使用可能にする必要があります。その後、ビジネス・ユニットに属するプロジェクト契約請求書が承認時に自動的にリリースされます。このオプションは、新しい契約ビジネス・ユニットが構成されるとデフォルトで有効になりますが、既存のビジネス・ユニットについては、このオプションを有効にする必要があります。
プロジェクト契約請求書が承認時に自動的にリリースされるように、請求書採番方法を自動に設定し、契約ビジネス・ユニットの「クレジット・メモ事由が必要」オプションを無効にする必要があります。
ヒントと考慮事項
-
プロジェクト契約請求書オブジェクトに対する承認を必要としない場合は、請求書の発行時に請求書が自動的に承認およびリリースされるように、ワークフローに自動承認ルールを構成できます。
- この新機能を活用しやすくするために、「顧客契約管理ビジネス機能プロパティの指定」設定ページを使用して新規契約ビジネス・ユニットを構成する際のデフォルト設定が改善されました。
- 顧客請求の請求書バッチ・ソースがデフォルトでCONTRACT INVOICESに設定されます。
- 内部請求の請求書バッチ・ソースがデフォルトでCONTRACT INTERNAL INVOICESに設定されます。
- 「トランザクション・タイプの手動入力が必要」オプションがデフォルトで無効になります。
- 「クレジット・メモ事由が必要」オプションがデフォルトで無効になります。
- プロジェクト契約請求書REST APIの単一の発行済請求書の承認処理を使用して承認された請求書は、単一の承認済請求書のリリース処理を使用してリリースできます。
主なリソース
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア511836に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
- 契約設定(ORA_OKC_CONTRACT_SETUP_DUTY)
収益方法または請求方法で割り当てられるプロジェクト・プロセス・コンフィギュレータの制限の引上げ
収益または請求方法にさらにプロセス・コンフィギュレータを割り当てると、その収益または請求方法で作成された新しい収益または請求プランに自動的に割り当てられます。独自のビジネス・ニーズを満たすには、より多くのプロセス・コンフィギュレータを組み合せます。
この機能の主な利点は、最大10個のプロセス・コンフィギュレータを収益または請求方法に割り当てることができることです。たとえば、次の図に示すように、複数の固定価格収益認識、売上原価の見越計上および戻し処理、発生損失および戻し処理のプロセス・コンフィギュレータをすべて同じ収益または請求方法に割り当てることができます。
収益方法の作成
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア570003に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
REST APIを使用して、UIで編集可能なプロジェクト契約請求書ヘッダーおよび明細の属性を更新します。さらに、請求先顧客、発行者、プロジェクト情報などの請求書詳細、請求書受入日および正味請求書インジケータを取得する際に、多数の追加属性を使用できるようになりました。
REST APIを使用して、次の属性を更新できます。
- 請求日
- 請求書コメント
- 請求指図
- 課税国コード
- 文書サブタイプ・コード
- 請求書ヘッダー追加情報
- 請求書明細番号
- 請求書明細摘要
- 仮受税分類
- 免税証明書番号
- 免税理由コード
- 評価額
- トランザクション・ビジネス・カテゴリ・コード
- 使用目的
- 製品会計分類
- 製品カテゴリ・コード
- 製品タイプ・コード
- ユーザー定義会計分類
- 翻訳済摘要
- 出荷先アカウント番号
- 出荷先サイト
- 請求書明細追加情報
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
-
システム・インテグレータ、管理者および開発者は、プロジェクト契約請求書の更新のために、新しい統合および自動化ソリューションを作成したり、既存の統合および自動化ソリューションを拡張できます。
-
Oracle Visual Builder Add-in for Excelなどの補完的な製品を利用し、わかりやすいワークブックを作成して、プロジェクト契約請求書の更新を実行することもできます。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center > 対象となるアプリケーション・サービス領域 > APIおよびスキーマからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help CenterのOracle Fusion Cloud Project Management REST APIガイド。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発についてはこちらで説明されています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST_JOB)
プロジェクトに経費処理された内部ソースの購買依頼に対する予算管理の適用
スポンサード・プロジェクトおよび非スポンサード・プロジェクトに経費として計上される内部ソースの購買依頼を発行する際に、使用可能な資金を確認し、プロジェクト管理予算およびアカウントの予算引当金(該当する場合)に対して資金を予約します。経費配賦先品目の内部購買依頼を作成し、配分にプロジェクト・コスト計算詳細を含めることで、転送コストをプロジェクトに賦課できますが、購買依頼を発行する前に使用可能な資金を確認する必要があります。トランザクションに予算管理が適用される場合は、元帳およびビジネス・ユニットの予算管理オプションの予約ポイントに基づいて、承認時または発行時に取引約定として資金が予約されます。転送オーダーの受入時に、受入会計配分の作成プロセスによって受入コストが予約され、取引約定が清算されます。「コストのインポート」プロセスでは、受入予約が清算されて、予算が引き当てられ、サプライ・チェーン在庫受入アプリケーションから転送オーダー・コストがプロジェクト・コストとしてインポートされます。スポンサード・プロジェクトの場合、「交付の管理」ページで管理予算残高を表示できます。非スポンサード・プロジェクトの場合は、予算管理分析レポートを使用できます。
これらのスクリーンショットは、この機能を示しています。
- 「購買依頼」トランザクション・タイプの「費用を計上するためのプロジェクト社内資材転送」サブタイプ・トランザクション・タイプで、「予算管理および予算引当会計」オプションを有効にします。
- プロジェクト原価計算詳細を指定して、経費配賦先に対する購買依頼を作成します。
- 転送オーダーが出荷され、受け入れられて、転送オーダー受入がOracle Supply Chainの受入会計に計上された後、転送オーダー・コストをプロジェクト・コストとしてインポートしてレビューします。
プロジェクト・コストとしてインポートされ、「プロジェクト・コストの管理」ページに表示された転送オーダー搬送コスト
プロジェクト・コストの資金予約詳細
スポンサード・プロジェクトのプロジェクト管理予算残高の表示
経費トランザクション・サブタイプへのプロジェクト内部資材転送の予算管理および予算引当会計を使用可能にすると、次のことができます。
- 重要なプロジェクト管理予算について、使用可能な資金と資金消費をトラッキングする。
- プロジェクトに経費計上されている内部資材転送購買依頼に使用できる資金を確認する。
- プロジェクトに経費が計上された内部資材転送購買依頼の引当を追跡および計上する。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 製造およびサプライ・チェーン資材管理
機能: プロジェクト駆動のサプライ・チェーン
オプト・イン後、プロジェクト駆動のサプライ・チェーンを有効にするステップを追加で実行する必要があります。手順は、Oracle Inventory Management Cloud新機能更新20Aにある、プロジェクト固有の在庫の分離と管理の機能の「有効化のステップ」の項を参照してください。
プロジェクトに経費処理された内部ソース購買依頼に予算管理を適用するために必要な追加ステップは次のとおりです。
- 元帳、元帳に割り当てられたビジネス・ユニットおよびプロジェクト会計ビジネス機能の予算管理を使用可能にします。
- 購買依頼発行ビジネス機能の予算管理の管理の「費用を計上するためのプロジェクト社内資材転送」トランザクション・サブタイプを使用可能にします。
- さらに、受入ビジネス機能および内部費用転送トランザクション・タイプの受入に対して予算管理が有効になっていることを確認します。プロジェクトへのインポート時にプロジェクトでこれらのコストに必要な予算管理機能を実行するために、プロジェクトにもこれが必要です。
- プロジェクト原価計算補助元帳アプリケーションに、2つの新しい仕訳明細ルールが追加されています。新しいルールは次のとおりです。
- 同一明細間接費計算が有効なプロジェクト用の「購買依頼の同一明細プロジェクト引当間接費清算」。
- 個別明細間接費計算が有効なプロジェクト用の「購買依頼の個別明細プロジェクト引当間接費清算」。
受入会計では直接費の予算引当のみが軽減されるため、これらの新しいルールにより、購買依頼の間接費の予算引当も軽減できます。ユーザー定義の補助元帳会計処理基準が元帳に割り当てられている場合は、これらの新しい仕訳明細ルールを間接費および在庫の仕訳ルール・セットに追加し、補助元帳会計処理基準を再コンパイルして、プロジェクトに経費計上された内部資材購買依頼に対して予算引当が正常に計上されるようにしてください。
ヒントと考慮事項
- この機能は、セルフサービス調達のUIで配分レベルにプロジェクト原価計算の詳細が作成された経費配賦先の内部資材転送購買依頼にのみ使用できます。
- 購買依頼インポートでは内部資材転送がサポートされていないため、購買依頼インポート(FBDIおよび購買要求Webサービス)ではこの機能を使用できません。
- この機能は、RESTリソースおよびレスポンシブ・セルフサービス調達アプリケーションで使用できます。ただし、該当する場合は、承認の完了後にのみ資金が予約されることに注意してください。
- 購買依頼コストは、転送オーダーが受け入れられるまで、「確定コストの管理」ページで確定コストとして使用できます。転送オーダーの受入が完了すると、「確定コストの管理」ページにこれらのコストがプロジェクトの取引約定として表示されなくなり、これらのコストがプロジェクトにインポートされるまで実績コストとして使用できなくなります。
- 予算管理は、プロジェクト、プロジェクトおよび最上位リソース、または交付および資金ソースのセグメントに対して設定できます。リソース・レベルの予算管理を使用している場合、内部資材転送購買依頼で使用されるプロジェクトのリソースをリソース階層に定義して予算計上すれば、資金予約の失敗を防ぐことができます。
- トランザクション元帳とビジネス・ユニットに対して予算管理を有効にすると、同じ元帳にあるプロジェクト管理予算に対して予算管理検証が実行されます。
- 「費用を計上するためのプロジェクト社内資材転送」トランザクション・サブタイプの予算管理の有効化を変更すると、このサブタイプの既存のトランザクションの予算管理に影響します。
既存のプロジェクト・コストに対する修正が経費配賦先への社内資材転送であり、当初は予算管理されていなかった場合は、有効化のステップ・セクションの説明に従って予算管理を有効にした後にプロジェクトの予算管理に適格になります。経費配賦先への内部資材転送関連で、以前に予算計上されていなかったプロジェクト・コストを修正した場合は、新しく修正された金額のみが予算計上されます。
主なリソース
- 予算管理および予算引当会計の詳細は、次のトピックを参照してください。
アクセス要件
- 次のいずれかの事前定義済ジョブ・ロールを持つユーザーは、自動的にプロジェクト駆動のサプライ・チェーン・プロセスに参加できます。
- 倉庫オペレータ(ORA_INV_WAREHOUSE_OPERATOR)
- 出荷マネージャ(ORA_WSH_SHIPPING_MANAGER)
- 出荷エージェント(ORA_WSH_SHIPPING_AGENT)
- 受入エージェント(ORA_RCV_RECEIVING_AGENT_JOB)
- 原価会計担当(ORA_CST_COST_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- プロジェクト請求スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_BILLING_SPECIALIST)
- サプライ・チェーン・アプリケーション管理者(ORA_RCS_SUPPLY_CHAIN_APPLICATION_ADMINISTRATOR)
- 独自の構成済ジョブ・ロールを保守している場合は、「プロジェクトに経費処理された内部ソースの購買依頼に対する予算管理の適用」機能をサポートするための新しい権限は導入されていません。
予算勘定トランザクション勘定科目定義を使用して、コスト修正用の予算勘定を再導出します。これにより、コストがプロジェクトまたはタスク間で転送され、プロジェクトまたはタスクで管理予算に1つ以上のセグメントが決定された場合に、トランザクションが正しく検証され、元帳ベースの管理予算に正確な残高が表示されます。
別のタスクに転送された買掛管理のサプライヤ・コストを示すスクリーンショットを次に示します。
コスト振替
資金ステータス・アイコンを使用して起動された資金結果の表示ウィンドウで予算勘定を確認します。この例では、管理予算が管理セグメントとしてセグメントの1つのみを使用するように設定されています。
当初コストの予算勘定
トランザクション勘定科目定義(TAD)のプロジェクト原価計算予算勘定トランザクション勘定科目タイプに割り当てられた勘定科目ルールに基づいて、新しいコストに対して別の予算勘定科目が導出されます。
転送済コストの予算勘定
包括的なレポートを作成するには、次に示すように、予算管理分析レポートを使用します。
当初コストと戻し処理コストに対しては同じ予算勘定
転送済コストに対しては異なる予算勘定
この機能のビジネス上の利点は、プロジェクトまたはタスク間でコストを転送するときに、買掛管理からコストを正確に管理できることです。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理 オプションでなくなるバージョン: 更新23C
コスト・トランザクションの予算勘定科目ルールを設定するには:
- プロジェクト原価計算アプリケーションの勘定科目ルールの管理の設定および保守タスクを使用して、勘定科目組合せルールを定義します。次に、賦課されたタスクに基づいて様々な勘定科目を導出するようにルールを設定する例を示します。
勘定科目ルール
- プロジェクト原価計算アプリケーションのトランザクション勘定科目定義(TAD)の管理ページで、前述のルールをプロジェクト原価計算予算勘定トランザクション勘定科目タイプに割り当てます。次のTADをアクティブ化します。
トランザクション勘定科目定義
- 補助元帳会計オプションの管理ページで、元帳およびプロジェクト原価計算補助元帳アプリケーションにTADを割り当てます。
元帳会計オプション
主なリソース
- 関連ヘルプ
- プロジェクト管理実装ユーザー・ガイドのデフォルト予算勘定の設定。
- プロジェクト原価計算の使用ガイドのプロジェクト・コスト修正
- 公共部門における財務の使用ガイドの予算管理分析レポート。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア577054に基づいています。
アクセス要件
プロジェクト・コスト修正を実行するには、次のロールが必要です。
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト・コスト・トランザクション処理(ORA_PJC_PROJECT_COST_TRANSACTION_PROCESSING_DUTY)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
勘定科目ルールを定義するには、次のジョブ・ロールが必要です。
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
プロジェクト・コストの端数処理通貨金額の表示に関する端数処理ルールの変更
プロジェクト原価計算ページおよびレポートに、定義された通貨精度に従って四捨五入の端数処理ルールを使用して通貨金額を端数処理した値を表示します。以前は、コスト作業領域のページおよびレポートには、偶数丸めの端数処理ルールを使用して端数処理された金額が表示されていました。補助元帳会計で使用されるデフォルトの四捨五入で端数処理された金額を表示して一貫したユーザー・エクスペリエンスを提供するために、コスト作業領域のページおよびレポートには、四捨五入で端数処理された金額が表示されます。たとえば、端数処理されていないUSD 2.905という値は、USD 2.91に端数処理して表示されるようになりました。
端数処理ルールにより、データベースに保存された端数処理されていない金額が、アプリケーションに定義されている通貨とその精度のコンテキストでどのように表示されるかが決まります。それぞれ独自の機能的な使用方法がある様々な端数処理ルールが存在します。たとえば、四捨五入、五捨六入、切上げ、切捨て、偶数丸め、奇数丸めなどです。次の表に、端数処理されていないUSD 2.905という値を例に、様々な端数処理ルールを示します。この例の通貨はUSDで、精度は小数点以下2桁です。端数処理ルールは、端数処理されていない値の小数点以下の桁数を、通貨に関連付けられている桁数(この例では2)に端数処理しようとするときに適用されます。
切上げ |
切捨て |
四捨五入 |
五捨六入 |
偶数丸め |
奇数丸め |
---|---|---|---|---|---|
2.91 |
2.90 |
2.91 |
2.90 |
2.90 |
2.91 |
会計の作成プロセスは、デフォルトの端数処理ルールである四捨五入に従い、該当する通貨に指定された精度に計上済金額を端数処理します。特定のシナリオでは、コスト作業領域と会計でコストを表示するために使用される端数処理ルールが異なるため、小数レベルで差異が生じます。これらの変更により、ほとんどのユースケースで小数の差異がなくなります。プロジェクト原価計算では、ダウンストリームの処理やその他の社内計算の精度を確保するために、端数処理されていない金額がデータベースに引き続き格納されます。たとえば、値が2.905のプロジェクト・コスト・トランザクションは、四捨五入ルールを使用して端数処理されるようになりました。これにより、このトランザクションの「プロジェクト・コストの管理」の検索結果と「会計の表示」ページの値が同じになります。
プロジェクト・コストと会計表示
修正する数量の小数点以下の桁数が2桁を超えるときの、プロジェクト・コスト・トランザクションの修正に対する数量およびコストの計算ロジックも変更されました。これにより、最終修正の金額と数量が、当初修正されたトランザクションの数量と金額と常に等しくなります。該当する場合は、当初修正されたトランザクションのメッセージが修正履歴に反映され、修正されたトランザクションの数量に対する小数の修正がユーザーに通知されます。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- コスト作業領域のページおよびレポート全体のプロジェクト・コスト・トランザクションのプロジェクト・コストおよび計上済金額の表示に一貫性がある。
- ExcelのエクスポートおよびExcel内の合計金額の合計が、ユーザー・インタフェースに表示される金額と一致する。
- 小数点以下が2桁を超える数量値があるプロジェクト・コスト・トランザクションに対する修正が、修正済トランザクションの修正済数量と金額の両方で正確になる。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
-
OTBIレポートを使用してプロジェクトと一般会計の間で金額を消し込む場合、またはプロジェクト・コストのみが払戻可能な請求についてプロジェクト請求書でプロジェクト・コストを検証する場合は、該当するプロジェクト・コスト・サブジェクト領域またはレポートで、必要な金額列の算式を編集することをお薦めします。次のスクリーンショットに示すように、端数処理された金額の合計を列の合計に表示する場合は、ROUND()関数を使用して、その列の集計ルールをSUMに指定します。こうすると、補助元帳と一般会計の間で消し込む金額が、共通の端数処理ルールで通貨精度にあわせて端数処理されます。
OTBI - 列式の編集
- 現在のところ、この端数処理ルールの変更はプロジェクト原価計算補助元帳アプリケーションのコスト作業領域のページおよびレポートのみに限定されています。
- プロジェクト原価計算補助元帳アプリケーションの会計オプションに定義されているデフォルトの端数処理ルールは「四捨五入」ですが、これは変更しないことをお薦めします。そうすると、プロジェクト・コストの計上済金額が、プロジェクト原価計算作業領域のページに表示される金額と常に一致します。
主なリソース
アクセス要件
この機能を使用するために必要な新しいロールおよび権限はありません。
リソース割当のプロジェクト実績コストまたは収益は、タスク階層で計画されたレベルにレポートされます。たとえば、最下位レベルのタスクで発生した実績は、リソースが計画されているタスクに対してレポートされます。最下位レベルのタスクに未計画割当を指定しなくても、プロジェクト・コストおよび収益を要約レベルのプランに対して追跡できるため、プランニングの柔軟性が向上します。
プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト管理者は、要約レベルの予測のためにコストを収集して収益を見越計上できます。
要約レベルでのプロジェクトコストの関連付け - プロジェクト・プラン・タイプ設定
要約レベルでのプロジェクト・コストと収益の関連付け - 財務プラン・バージョン設定
ビジネス上の利点は、プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト管理者が、プロジェクトのリソース・プランを分類するために余分な労力を費やさなくてもすむことです。この分類は、未計画コストおよびそのダウンストリームの影響が予測に反映されないようにするために必要でした。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「未計画割当を計画割当として設定」または「スケジューリングにサードパーティ・ソフトウェアを使用」チェック・ボックスが選択されている場合、「プロジェクト・コストを要約タスク割当に関連付ける」チェック・ボックスは選択できません。
- 「プロジェクト・コストまたは収益を要約タスクに関連付ける」チェック・ボックスは、「プラン区分」が「予測」に設定され、「プランニング・レベル」が「プロジェクトおよびすべてのタスク」に設定されている場合にのみ選択できます。
- 財務プロジェクト・プランと予測の両方にあわせてプロジェクト・コストが関連付けられるように、プロジェクト・プラン・タイプおよび財務プラン・タイプの設定でこれらのチェック・ボックスを選択します。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの財務プラン・タイプの作成。
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの「プロジェクト・プラン・タイプの作成」。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア582691に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト予測の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_PRIV)
- プロジェクト予測作業中バージョンの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_WORKING_VERSION_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
関連するビジネス・オブジェクトの属性に基づいて拡張プロジェクト・ステータス・ワークフロー承認ルールを作成して、ステータス・ライフサイクルをプロジェクトが遷移する際の管理を強化します。たとえば、プロジェクトがアクティブになるのを許可する前に、承認済コスト予算が存在するかどうかを評価するプロジェクト・ステータス承認ルールを作成します。
このリリースには、BPMワークリストにルールを構成するための次のプロジェクト・ステータス承認ワークフロー属性が導入されています。
* フォルダ「ProjectStatusNotificationApprovalPayloadType」→「projectStatusApprovalEventInfo」には、前述の属性も含まれています。
例
承認済コスト予算のベースライン・バージョンが作成されるまで、プロジェクトをアクティブにしないようなユースケースを考えてみます。この要件は、次のようにして満たすことができます。
- ワークフロー対応のプロジェクト・ステータスを構成します。ユーザーは、プロジェクトをアクティブにする準備ができたら、プロジェクトをこのステータスにします。たとえば、「送信済」にします。
- BPMワークリストのProjectStatusNotificationApprovalタスクにルールを構成して、ベースラインの承認済コスト予算が存在するかどうかに基づいてプロジェクト・ステータスの変更を自動的に承認または否認します。たとえば:
- (オプション)プロジェクト・ステータスの変更が自動的に承認または否認された理由を受信者に通知するための承認通知をパーソナライズします。
この機能のビジネス上の利点は次のとおりです。
- プロジェクトのステータスを管理するためのビジネス・プロセスを財務プロジェクト・プラン、予算および予測の管理と統合します。
- プロジェクトの財務管理が強化されました。たとえば、承認済コストまたは収益予算のベースラインが設定されるまでプロジェクトがアクティブになるのを防げます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能は、プロジェクト・ステータス承認ワークフローの新しい属性のみに限定されます。
- この機能には、プロジェクト・ステータス承認ワークフローに関連付けられた通知に対する変更は含まれませんが、必要に応じてお客様がその通知をパーソナライズできます(詳細は、主なリソースの項を参照してください)。
- ステータス変更を自動的に承認または否認するワークフロー・ルールを設定する場合、関連するワークフロー通知をパーソナライズして、承認タスクが自動的に承認または否認された理由を受信者に知らせる必要がある場合があります。たとえば、承認済のコスト予算がない場合に、プロジェクト・ステータスの変更を自動的に否認する承認ルールを作成する場合は、対応するメッセージを承認通知のタイトルまたは本文に含める必要がある場合があります。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドのプロジェクト財務管理および助成金管理: タイプおよび分類→プロジェクト・ステータス→プロジェクト・ステータス変更ワークフローのトピック
- プロジェクト管理の分析とレポートの作成および管理ガイドの構成可能なワークフロー通知→プロジェクト管理の構成可能なワークフロー通知の概要のトピック。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア534184に基づいています。
アクセス要件
ワークフロールールを変更するには、次のいずれかのロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
ファイルベース・データ・インポートを使用した財務プロジェクト・プランの更新
ファイルベース・データ・インポート(FBDI)を使用して既存の財務プロジェクト・プランを更新します。たとえば、複数のタスクにまたがるリソース割当を同時に終了日を設定し、プロジェクト変更のスタッフ・プランとして新しいアサイメントを追加します。
処理モード - 作成および更新
プロジェクトのスコープが変化したときにリソース割当を一括変更できるため、保守工数を削減できるというビジネス上のメリットがあります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 作業スコープが拡大し、財務プロジェクト・プラン明細の日付が先延ばしされて期間が延長した場合、新しい作業スコープに対応できるようにリソース割当日が変更されます。
- 作業スコープが縮小し、財務プロジェクト・プラン明細の日付が前倒しされて期間が短縮した場合、作業スコープの縮小に対応できるようにリソース割当日が変更されます。
-
プロジェクト管理のファイルベース・データ・インポート(FBDI)ガイドの最新インポート・テンプレートをダウンロードしてレビューします。テンプレートを使用してデータを準備およびインポートするには、テンプレートの指示およびCSV生成タブの手順に従ってください。
- 処理モードには、リソース割当に対して実行される操作のタイプを指定します。
- 作成 - 財務プロジェクト・プラン・リソース割当レコードを作成します。これがデフォルト値です。
- 更新 - 既存の財務プロジェクト・プラン・リソース割当レコードを更新します。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト管理のファイル・ベース・データ・インポート(FBDI)ガイドの財務プロジェクト・プランのインポート。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
数量、直接費または総コストを変更しても、手動で入力した収益金額は変更されません。また、収益計算方法が手動入力に設定されている場合は、レートをリフレッシュするときに、プラン設定で定義されたレート・スケジュールからレートをフェッチするためのレート導出ロジックに基づいて収益が再計算されません。これにより、プランの他の部分を更新またはリフレッシュする必要性に関係なく、手動入力が優先されます。
収益生成方法 - 手動入力
プロジェクト・マネージャとプロジェクト管理者が、コストと収益の金額を同じ予算で計画および保守できますが、互いに独立して作業できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理 オプションでなくなるバージョン: 更新23C
財務プラン・バージョンの場合は、プラン設定で「収益生成方法」を手動入力に設定する必要があります。
ヒントと考慮事項
- レート・ベースのリソースの数量が更新された場合や、金額をリフレッシュした後にレートがリフレッシュされた場合でも、収益金額はそのまま保持されます。
- デフォルトでは、手動で入力した収益金額は財務プランにそのまま保持されます。ただし、同じバージョンのコスト金額に関係なく収益金額を保持するためには、予算および予測バージョンの「収益生成方法」を「手動入力」に設定する必要があります。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装ガイドの財務プラン・タイプの作成
アクセス要件
この機能を使用するには、次のいずれかの権限およびロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト予算作業中バージョンの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_BUDGET_WORKING_VERSION_PRIV)
- プロジェクト予算の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_BUDGET_PRIV)
- プロジェクト予測作業中バージョンの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_WORKING_VERSION_PRIV)
- プロジェクト予測の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_PRIV)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
定期列、拡張リソース選択肢および複数バージョン・ビューによるプロジェクト予測
プロジェクト予算編成ですでに使用可能な最新のエクスペリエンスに匹敵する更新されたユーザー・インタフェースを使用して、プロジェクト予測を迅速化します。変更点には、予測明細の定期的な列レイアウト、プロファイル・イメージを含むリソース割当の改訂された選択肢および複数トランザクション通貨の選択肢、ならびに表およびリスト・ビューの両方を含むように改訂されたバージョン・ページが含まれます。新しいユーザー・インタフェースの利点は、予測明細で定期情報をより簡単に管理できる点です。
「概要」セクションには、承認済プライマリ予測バージョンのスコアカードが表示されます。リスト・ビューの「処理」メニューを使用して、予測バージョンを管理できます。
拡張された「予測バージョンの管理」ページを使用した複数の予測バージョンの管理
次の操作を実行できるために、選択したタスクの割当の管理が簡単になりました。
- 名前、ロール、区分または別名を同時に使用してリソースを検索する。
- 選択したリソース・アイコンの「下に入力」の値を使用して、通貨が同じ複数のリソースを選択する。
- サムネイル・イメージを使用して、リソースを容易に識別する。
- 多数のリソースがタスクに割り当てられている場合に、「前の割当の非表示」リンクを使用して新しいリソースを効率的に割り当てる。
選択したタスクの割当の管理
次の操作を実行できるために、予測バージョンの管理が簡単になりました。
- 「レイアウト」ドロップダウン・リストの「レイアウトのパーソナライズ」オプションを使用して、必要な列を表示するためのパーソナライズ・レイアウトを作成して保存する。
- 定期ナビゲータを使用して、パーソナライズ・レイアウトの定期情報の全体を左右に移動して表示する。
- ワン・クリックでプランニング・オプションをレビューする。
定期情報が指定されたパーソナライズ・レイアウト
デモを見る。
ビジネス上の利点
- 「予測バージョンの作成」アイコンを使用してワン・クリックで予測バージョンを作成できるので生産性が向上します。必要に応じて、「予測バージョンの作成」ドロップダウン・リストの作成方法を使用して予測バージョンを作成することもできます。
- 複数のリソースをプラン明細に同時に割り当てて、名前、ロール、区分または別名を使用してリソースを検索することにより、予測バージョンの作成が迅速化されます。
- 「予測の編集」ページから直接、列をパーソナライズして複数の期間金額を管理できるので、予測バージョンの管理が簡素化されて効率的になります。
- プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト管理者が、この機能を希望するときに「ユーザー選択インタフェース」オプションを選択して、アプリケーションの作業中に拡張ユーザー・インタフェースを試行できるようにすることで、トレーニングが最小限に抑えられます。
デモをご覧ください。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト財務管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
各オプトインの選択肢の動作は次のとおりです。
オプトインの選択肢 | 動作 |
---|---|
クラシック・ユーザー・インタフェース | クラシック予測ユーザー・インタフェースを使用できます。 |
拡張ユーザー・インタフェース | 拡張予測ユーザー・インタフェースを使用できます。 |
ユーザー選択インタフェース | デフォルトで、クラシック予測ユーザー・インタフェースを使用できます。ただし、画面上のダイアログ・ボックスまたは「プリファレンスの設定」メニューを使用して、拡張ユーザー・インタフェースに切り替えることができます。 |
ヒントと考慮事項
- ユーザー選択インタフェースを選択した場合は、拡張ユーザー・インタフェースに関する早期フィードバックを取得できます。プロジェクト・マネージャおよびプロジェクト管理者は、「プリファレンスの設定」メニューを使用して、拡張ユーザー・インタフェースとクラシック・ユーザー・インタフェースを切り替えることができます。これらのユーザー・インタフェースを切り替える詳細な手順については、「予測バージョンの管理」ページの情報アイコンをクリックしてください。
ユーザー・インターフェイスの切替え
- 拡張ユーザー・インタフェースからクラシック・ユーザー・インタフェースに切り替えても、列のパーソナライズはそのまま保持されます。
- クラシック・ユーザー・インタフェースのカスタマイズは、拡張ユーザー・インタフェースには反映されません。
- 「予測バージョンの管理」ページの「概要」セクションは、デフォルトで縮小されています。スコアカードは、承認済プライマリ予測バージョンに基づいています。
- ハンドヘルド・デバイスまたはタッチ・デバイスを使用して予測バージョンを管理する場合は、「予測バージョンの管理」ページのリスト・ビューを使用します。追加の列を表示するには、表ビューを使用します。
主なリソース
- 定期列、拡張リソース選択肢および複数バージョン・ビューによるプロジェクト予測のデモを見る
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア557988に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト予測の管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_PRIV)
- プロジェクト予測作業中バージョンの管理(PJO_MANAGE_PROJECT_FORECAST_WORKING_VERSION_PRIV)
- 職務ロール名およびコード:
- プロジェクト管理職務(ORA_PJF_PROJECT_MANAGEMENT_DUTY_ABSTRACT)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- プロジェクト管理者(ORA_PJF_PROJECT_ADMINISTRATOR_JOB)
新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用したイノベーション管理の提案の作業項目プランニング
新しいプランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用して、Oracle Innovation Managementの提案を計画します。各作業項目にタスク完了基準を設定すると、関連付けられたすべての作業項目が基準を満たしたときにタスクが完了と自動的にマークされます。
前提条件:
- イノベーション管理オファリングで提案を作成します。
ビジネス・フロー:
- プロジェクト・タスクを右クリックし、「作業項目の管理」オプションを選択します。
- 提案タイプの新規作業項目を作成し、タスク完了イベントを設定します。
タスク完了イベントが設定された提案タスクへの項目の関連付け
ビジネス上の利点は次のとおりです。
- プロジェクト・プランで提案を追跡することにより、製品開発ライフサイクルで提案をタイムリに提供します。
- 提案のステータスに基づいてプロジェクト・タスクを完了するための自動化されたワークフローにより、生産性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
新しいプロジェクト・プランニングでサポートされている作業項目:
オブジェクト名 | ソース |
---|---|
ネゴシエーション | ソーシング |
成果物 | プロジェクト管理 |
課題(23Aの新規) | プロジェクト管理 |
項目 | 製品開発 |
変更オーダー | 製品開発 |
提案(23Aの新規) | イノベーション管理 |
ノート: 課題に関する追加情報は、プロジェクト課題とタスクの関連付けサービスの卓越性機能を参照してください
- タスク完了イベントは、最下位レベルのタスクに対してのみ設定できます。
- 完了イベントが設定されているタスクに作業項目が関連付けられている場合、タスクの進捗を手動で更新することはできません。タスクに関連付けられたすべての作業項目が完了基準を満たす場合にのみ、タスクが完了としてマークされて完了率の値が100%に更新されます。
- 提案を検索するには、少なくとも3文字の事前入力が必要です。プロジェクト・マネージャ・ロールは、デフォルトで提案にアクセスできます。
-
イノベーション管理の概念と要件の仕様は将来のリリースに対して計画されていますが、「作業項目の管理」ページを使用して現在アクセスできます。
以前のリリースから変更なし:
- 「作業項目の管理」ページからの作業項目の作成。
- 変更オーダー、項目、成果物およびネゴシエーションとの既存の作業項目関連。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト実行管理の使用ガイドのプロジェクト・プラン・タスクとスケジュールに関する章
- 更新20Aの新機能: 新しいユーザー・エクスペリエンスによるプロジェクト・プランニングの迅速化。
- 更新20Cの新機能: 新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー経験を使用したネゴシエーションおよびプロジェクト成果物の作業項目プランニング。
- 更新21Cの新機能: 新しいプロジェクト・プランニング・ユーザー・エクスペリエンスを使用した項目および製品変更オーダーの作業項目プランニング
アクセス要件
この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。
- ジョブ・ロール名およびコード
- プロジェクト実行(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTION_ABSTRACT)
REST APIを使用してプロジェクト資産明細および資産明細詳細を取得します。資産プロジェクトの場合、大量のプロジェクト資産が存在することが多いため、このREST APIにより、レポートおよび統合目的のデータ・アクセスが容易になります。
この機能のビジネス上の利点は、単一のREST APIコマンドを使用して、ビジネス・ユニット、プロジェクトまたは資産に関連付けられているすべての割当済および未割当の資産明細をすばやく表示できるようになったことです。
有効化のステップ
REST APIガイドのRESTサービス定義を確認して利用します(Oracle Help Center > 対象となるアプリケーション・サービス領域 > APIおよびスキーマからアクセス可能)。OracleのRESTサービスを初めて利用する場合は、クイック・スタートに関する項から開始してください。
ヒントと考慮事項
ExcelからREST APIを呼び出すには、Oracle Visual Builder Add-in for Excelの使用を検討してください。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Oracle Help Centerの『Oracle Project Portfolio Management Cloud REST API』ガイド。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用した統合スプレッドシートの開発。
- Oracle Visual Builder Add-in for Excelを使用して統合ワークブックを作成する方法の例が、Oracle Customer Connectにあります。 「Did you know?」というテキストで始まる「Project Management」カテゴリの投稿を検索してください。
アクセス要件
REST APIを使用して、割当済および未割当の資産明細を取得するには、それぞれ次の権限が必要です。
- プロジェクト資本資産サービスの管理(PJC_MANAGE_PROJECT_CAPITAL_ASSET_LINES_SERVICE_PRIV)
前述の権限は、どちらも次の職務ロールに含まれています。
- 前述の職務ロールは次のジョブ・ロールに割り当てられます。
- プロジェクト統合スペシャリスト(ORA_PJF_PROJECT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- プロジェクト会計担当(ORA_PJF_PROJECT_ACCOUNTANT_JOB)
財務および作業プランニング全体でのプロジェクト労務リソースの共通レート
リソース・レートに関する真の共通ソースを使用して、「プロジェクト・リソースの管理」で労務リソースを計画します。これにより、プロジェクト・マネージャは、前段階のプランニング・フェーズの精度を向上させた状態で、プロジェクト労務リソースのコストを見積ることができます。たとえば、「プロジェクト・リソースの管理」でリソース・レートを手動で保守するのではなく、レート・スケジュールまたはプロジェクト上書きに定義されているリソース・レートを使用します。
財務プロジェクトでは、リソースを追加または更新して「プロジェクト・リソースの管理」ページで全体的なプランニングを実行する際に、プロジェクト財務設定の管理ページに定義されている設定に基づいて、レート・スケジュールまたはプロジェクト上書きからリソース・レートが取得されます。これは、コストと収益に関するプロジェクト予測を正確に決定するのに役立ちます。
また、「プロジェクト・リソースの管理」ページの「レートのリフレッシュ」処理を使用して、プロジェクトの最新レートを取得します。たとえば、昇進またはジョブ変更を受けたリソースの最新レートを取得します。
プロジェクトにリソースを追加する際のコストおよび請求レートの表示
これにより、作業および財務計画全体のレートの導出が標準化されるため、プロジェクト・マネージャがプロジェクトのコストと収益の見積精度を上げられるというメリットがあります。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24A
ヒントと考慮事項
- この機能は、財務管理に使用可能なプロジェクトにのみ適用されます。財務以外のプロジェクトでは、常に「プロジェクト・エンタープライズ・リソースの管理」ページに定義されているレートからリソース・レートがデフォルト設定されます。
- 「プロジェクト・プランの管理」では、「プロジェクト・リソースの管理」のレートが引き続き使用されます。
- プロジェクト・リソースの請求レートは、プロジェクトが単一の契約に関連付けられており、レート定義が契約レベルで指定されている場合にのみ導出されます。
- 財務プラン、予算、予測など、プロジェクトの財務面を管理する際には、「プロジェクト・リソースの管理」のリソース・レートに対する手動更新は考慮されません。また、レートをリフレッシュすると上書きが削除されて、プロジェクト設定に基づいてレート・スケジュールの標準レートや上書きにデフォルト設定されます。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
-
Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア554766に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT MANAGER_JOB)
プロジェクトをMicrosoft Projectからプロジェクト管理にエクスポートする際のリソースの事前検証
ファイルに含まれるすべてのリソースがプロジェクト管理に存在する場合のみ、Microsoft Projectからプロジェクト管理にプロジェクトをエクスポートします。リソースがプロジェクト・エンタープライズ・リソースとして存在しない場合は、エクスポートが停止されて問題がレポートされます。
Microsoft Projectからプロジェクト管理へのエクスポート時のリソース検証
この機能のビジネス上の利点は、Microsoft Projectからのエクスポート・アクティビティの前に、すべてのリソースがプロジェクト管理に適切にオンボーディングされていることを確認できる点です。これにより、単一のプロジェクトに対してのみ表示できるリソースが作成されたり、正しくないリソースがプロジェクトに割り当てられるのを防ぐことができます。
有効化のステップ
次のステップを使用して、Microsoft Project Integration with Project Managementの最新バージョンをインストールする必要があります。
- Microsoft Project Integration with Project Managementの既存のバージョンがある場合は、Microsoft Projectの「Oracle Fusion Projects」リボンから「アンインストール」を選択して、そのクライアント・バージョンをアンインストールする必要があります。
- ナビゲータから、「プロジェクト実行管理」作業領域を開きます。
- 「処理」パネル・タブを開き、「Microsoft Project Integrationのインストール」を選択して最新のクライアントをダウンロードします。
- クライアントを保存し、インストール・ファイルをローカル・フォルダに抽出し、そのフォルダから設定を実行します。インストールを実行する前にMicrosoft Projectが閉じていることを確認します。
- Microsoft Project Integrationクライアントをインストールした後、Microsoft Projectを開きます。
- Oracle Fusion Projectsのリボンから、「環境の変更」アイコンを選択し、Oracle Project Management CloudのURLを入力します。
ヒントと考慮事項
- Microsoft Projectからプロジェクトをエクスポートする前に、プロジェクト・マネージャがプロジェクト・エンタープライズ・リソースとしてすべてのリソースを事前にオンボーディングしておく必要があります。
- 労務リソースを一意に識別するために、リソースのEメールをMicrosoft Projectに入力する必要があります。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト実行管理の使用ガイドのMicrosoft Projectとプロジェクト管理の連携方法に関するトピック
- プロジェクト実行管理の使用ガイドのMicrosoft Project事前検証メッセージに関するトピック
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア583951に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、プロジェクト・マネージャ・ロール(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)が必要です。
プロジェクト・リソース要求および履行の拡張タレント・プロファイル
プロジェクト・リソース管理で拡張タレント・プロファイルを使用します。プロジェクト・リソース管理では、リソースで追跡する複数のコンテンツ・セクション(コンピテンシ、言語、メンバーシップ、教育、表彰、資格)をコンテンツ・テンプレートごとに指定できます。要求およびそれらの要求を履行するためのリソースの評価で使用する特定のコンテンツ・セクションを選択します。
この機能には、次のビジネス上の利点があります。
- プロジェクト・マネージャは、複数のコンテンツ・セクションを使用して、リソースを要求する際の精度を高めることができます。たとえば、コンピテンシのビジネス・インテリジェンス・レポートには、技術面と機能面の両方があります。両方のセクションの値セットにあるビジネス・インテリジェンス・レポートで技術コンピテンシと機能コンピテンシのコンピテンシ・コンテンツ・セクションを使用してタレント・プロファイルを設定します。機能コンピテンシ・セクションからビジネス・インテリジェンス・レポートを指定して、このコンピテンシの機能的知識を持つリソースが必要であることを示して、プロジェクト・リソース要求を作成します。
- リソース・マネージャは、資格とコンテンツ・セクションの組合せに基づいて、要求のリソース適合性を検索および評価できます。たとえば、ビジネス・インテリジェンス・レポートで高度な機能コンピテンシのリソース要求に対してリソースを評価します。タレント・プロファイルの機能コンピテンシ・セクションにそのコンピテンシと熟達度が指定されたリソースが、最も適切な候補者として表示されます。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: プロジェクト実行管理 オプションでなくなるバージョン: 更新24D
- この機能にオプト・インするには、Oracle Fusion Talent Managementに拡張タレント・プロファイルを実装する必要があります。
- 最初にオプトインすると、サポートされているコンテンツ・テンプレートのすべてのアクティブなコンテンツ・セクションをプロジェクト・リソース要求で使用できるようになります。ただし、コンテンツ・セクションのサブセットのみがプロジェクト・リソース管理に該当する場合は、「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」で設定できます。
- コンテンツ・セクションをオプト・インして指定したら、検索索引の保守ジョブを実行して、コンテンツ項目とコンテンツ・セクションの組合せに基づいて検索索引を再作成します。
- リソースの評価時にリソースの出張プリファレンスを追跡するには、この情報を取得するために使用する適切な作業要件コンテンツ・セクションを選択する必要があります。これは、「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」で設定します。
ヒントと考慮事項
重要なノート:
この機能にオプトインする前に作成された下書き、オープンまたは進行中のリソース要求には、要求済の資格にコンテンツ・セクションが指定されていません。これらの要求で検索および評価を使用する場合、資格照合スコアリングは使用できません。このような場合は、次のアプローチのいずれかをお薦めします。
- オプトインする前に、これらの要求を履行するか取り消します。
- オプト・インした後、要求された各資格に必要なコンテンツ・セクションを設定してこれらの要求を更新します。
- オプトイン後にプロジェクト・ロールを更新して、オプトイン前にデフォルトの資格で設定されたロールのコンテンツ・セクションを指定します。
- 1つの資格が複数のコンテンツ・セクションに存在する場合があります。資格とコンテンツ・セクションの組合せが一意であるかぎり、プロジェクト・リソース要求に資格を複数回指定します。
- リソース資格スコアリングは、資格、熟達度およびコンテンツ・セクションの組合せに基づいています。
- 下書き、オープンまたは進行中の要求またはアクティブなプロジェクト・ロールにあるコンテンツ・セクションは、「プロジェクト・リソース管理実装オプションの管理」の「リソース検索および評価のコンテンツ・セクション」での使用から削除できません。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- Upgrading Oracle Cloud HCM Profile Management (ドキュメントID 2421964.1)。
- タレント管理ガイドの拡張タレント・プロファイルの使用。
アクセス要件
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER_JOB)
- リソース・マネージャ(ORA_PJF_RESOURCE_MANAGER_JOB)
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
プログラム・マネージャは、処理プランを使用して、プログラムの管理時に発生する様々な状況を追跡します。彼らは、期待される解決とプログラム・アクティビティを、それらを達成するために必要な一連の処理とともに効果的に伝達するうえで重要な役割を果たします。たとえば、予期しないイベントによるリスクを軽減したり、業務処理のエラーを迅速に修正するための処理プランを作成します。また、これらはプログラムの展開、要員配置マネージャとの連携、全体レビューの完了などのプログラム管理アクティビティにも役立ちます。プロジェクト・マネージャおよび利害関係者とコラボレートしてプランを定義し、個人に処理を割り当てるか、プロジェクトの処理プラン全体をプロジェクト・マネージャに割り当てて、プロジェクト・マネージャが処理項目の定義および割当を管理できるようにします。
プログラム処理プラン、処理プランの処理
処理プランはプログラムの「見出し」ページにも表示され、目標の必要期日までに処理項目が完了していない場合には警告が表示されます。
処理プランの見出し
プロジェクト・マネージャとチーム・メンバーは、「プロジェクト実行」を使用して、処理プランによって作成された課題および処理項目を管理してフォローします。プロジェクト・マネージャは、プロジェクトのコンテキストで処理プランを表示および管理します。チーム・メンバーは「自分の作業」ナビゲーションを使用して処理項目に対処します。プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーは、プロジェクト・マネージャ・ダッシュボードおよびチーム・メンバー・ダッシュボードの「自分のプロファイル」を使用して通知にサインアップできます。
プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーの課題と処理
処理プランは課題として作成されます。次のREST APIを使用して、課題と処理項目を管理できます。
- プロジェクト課題
ビジネス上の利点
- 処理プランは、プログラム・マネージャがリスクを軽減し、プログラムの全体的な成功に貢献する管理アクティビティを管理するのに役立ちます。処理プランおよび処理割当を明確に定義して、コラボレーションおよびコミュニケーション・ツールとして使用すれば、すべてのユーザーが自分の処理を把握して、あいまいさを排除できます。割当先が処理項目をクローズすると、進捗がモニターされて、必要期日に対して未処理項目が追跡されます。
- 新しい処理プランの割当および進捗の更新が所有者に通知されます。プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーは、受信する通知のプリファレンスを設定できます。
- 処理プランとそのクローズ事由および解決コメントでプログラム全体を振り返ることができるので、現在および将来の両方のプログラムに関するインサイトが得られます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- プログラム・プロジェクトに対して作成された処理プランのみが、プロジェクト・マネージャおよびチーム・メンバーのプロジェクト管理の課題ページおよび自分の作業の課題ページに表示されます。
- 処理項目は任意の従業員に割り当てることができますが、それらの従業員がアプリケーションで処理を終了とマークする必要がある場合は、それらの従業員に「チーム協力者」セキュリティ・アクセス・ロールが必要です。
- 処理プランをクローズする前に、すべての処理項目をクローズしてください。ステータスを新規または進行中に設定し、再オープンする理由の要約を入力して、処理プランを再オープンします。
主なリソース
- プロジェクト・パフォーマンス・レポートの使用ガイドの「プロジェクト・プログラム」の章
- プロジェクト実行管理の使用ガイドのプロジェクトの課題の章
- Oracle Project Portfolio Management CloudのREST APIガイド
- PPMのセキュリティ・リファレンス・ガイドのプログラム・マネージャ、プロジェクト・マネージャおよびチーム協力者
- ERPの保護ガイド
- 更新22Bの新機能: プログラム管理およびレポート
- 更新22Dの新機能: プログラム管理およびレポート
アクセス要件
この機能を使用するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト・プログラムの管理(PJS_MANAGE_PROJECT_PROGRAM)
- プロジェクト課題処理項目の管理(PJE_MANAGE_PROJECT_ISSUE_ACTION_ITEMS)
- プロジェクト課題の管理(PJE_MANAGE_PROJECT_ISSUES)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プログラム・マネージャ(ORA_PJF_PROGRAM_MANAGER)
- プロジェクト・マネージャ(ORA_PJF_PROJECT_MANAGER)
- チーム協力者(ORA_PJF_TEAM_COLLABORATOR)
レポートおよびステークホルダーとの連絡用のプログラム管理拡張
プログラム・マネージャは、プログラムの連絡レポートを公開して、プログラムの健全性を共有し、利害関係者のコラボレーションとインサイトを促進します。プログラム・マネージャおよび利害関係者は、公開されているレポートを、表示、印刷および転送するためにPortable Document Format (PDF)でダウンロードできるようになりました。
公開済連絡レポートのダウンロード
プログラム・マネージャは、自分のテンプレートに新しいコンテンツ・グループを作成することで、コンテンツ・カタログに自動的に追加できます。コンテンツ・グループを使用すると、複数の属性を一度にレイアウトに追加できます。たとえば、マージン要約グループを作成し、レイアウト機能を使用してその属性およびテキスト・コンテンツを追加、編集および配置します。その後、新しく作成したグループを任意のテンプレートで再利用できます。たとえば、あるテンプレートではレポート・ヘッダーの下にマージン要約コンテンツ・グループを追加し、別のテンプレートではエグゼクティブ・サマリーの下に追加できます。
定義済グループをクリックしてテンプレートに追加
コンテンツ・カタログ・オブジェクトの管理には、次のREST APIを使用できます。
- プロジェクト・プログラム連絡カタログ
ビジネス上の利点
-
プログラム連絡の対象範囲を広げて、受信者がアプリケーションでレポートを表示することに加えて(または表示するかわりに)、PDF形式で連絡を確認できるようにします。たとえば、ダウンロードしたPDFレポートをEメール添付として転送できます。
- 連絡レポート・レイアウトの作成速度が向上します。コンテンツ・カタログから属性の事前定義済グループをすばやく追加して、自分にあったテンプレート・レイアウトを作成できます。また、レポートのニーズに基づいて、同様のメトリックおよびテキスト・タイプのコンテンツをコンテンツ・グループに柔軟に編成できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 公開されたレポートは、Portable Document Format (PDF)ファイルとしてダウンロードされます。
- レイアウトに追加すると、コンテンツ・グループに指定した一意の名前がグループの見出しとして表示されます。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト・パフォーマンス・レポートの使用ガイドの「プロジェクト・プログラム」の章
- Oracle Project Portfolio Management CloudのREST APIガイド
- PPMのセキュリティ・リファレンス・ガイドのプログラム・マネージャおよびプロジェクト・エグゼクティブ。
- ERPの保護ガイド
-
更新22Bの新機能: プログラム管理およびレポート
-
更新22Dの新機能: プログラム管理およびレポート
アクセス要件
この機能を使用するには、次のロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- プロジェクト・プログラムの管理(PJS_MANAGE_PROJECT_PROGRAM)
- プロジェクト・プログラムの表示(PJS_VIEW_PROJECT_PROGRAM)
- ジョブ・ロール名およびコード:
- プログラム・マネージャ(ORA_PJF_PROGRAM_MANAGER)
- プロジェクト・エグゼクティブ(ORA_PJF_PROJECT_EXECUTIVE)
スポンサから資金額の変更を受け取る際に、資金額の更新を契約明細にシームレスに伝播します。これにより、契約作業領域にナビゲートして、契約を手動で修正、更新および再発行する必要がなくなります。
「交付金」ページの「契約の更新」ボタンを使用して、資金額の変更を指定し、新規プロジェクトを契約明細に関連付けます。
契約の更新 - 単一の契約明細
契約の更新 - 複数の契約明細
発行時に契約ステータスがアクティブまたは失効の場合、契約は修正されており、契約は承認のために発行されています。契約ステータスがドラフトまたは修正中の場合は、更新が正常に完了したら、承認のために契約を発行するように選択できます。
この機能のビジネス上の利点は、資金額を1箇所で管理し、契約の更新を合理化して効率を向上できる点です。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 新規契約明細を追加したり、既存のプロジェクト関連を削除したり、プロジェクト関連を非アクティブ化するには、「契約の管理」ページにナビゲートする必要があります。
-
資金額および関連プロジェクトは、交付/契約ステータスがドラフト、アクティブ、修正中または失効の場合にのみ、「交付」ページから更新されます。
-
契約がアクティブまたは失効ステータスである場合は修正有効日を指定する必要があり、その修正有効日は交付の開始日から終了日の範囲内にある必要があります。
-
合計契約金額が外部資金ソースの合計資金額と同じ場合や、新規プロジェクト関連がない場合でも、複数の契約明細がある場合は、「契約の更新」ウィンドウを開いて契約明細間で金額を移動するために変更できます。
主なリソース
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア501964に基づいています。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のいずれかのロールが必要です。
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
アカウントごとに信用状番号を定義できるように、スポンサに複数の顧客アカウントを関連付けます。スポンサ・アカウントの信用状番号は、スポンサからの正確な払戻のために重要です。また、これにより、異なる顧客アカウントに異なるスポンサ・レコードを作成しなくてすみます。
このスクリーンショットは、アカウントごとに独自の信用状番号が付いた複数のアカウントが「スポンサの管理」ページにある連邦スポンサの例を示しています。
スポンサの管理 - Eye Instituteのアカウント
スポンサの管理 - Heart Instituteのアカウント
「契約の発行」ボタンを使用して契約を更新する際に、必要に応じて、デフォルトで設定された請求先アカウントおよび出荷先アカウントを変更できます。選択した請求先アカウントの信用状番号が、交付の収益および請求書を生成するときに使用されます。
契約の発行
スポンサに複数のアカウントを定義すると、正しい信用状アカウントを使用して正確な請求およびコストの払戻ができるというビジネス上のメリットがあります。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- この機能より前は、スポンサで参照されているアカウントのLOC詳細が契約請求プランで(請求先アカウントとして)使用されている場合は、顧客のすべてのアカウントでそれが使用されていました。この機能では、この機能より前にスポンサに割り当てられていたアカウントが、スポンサのプライマリ・アカウントとしてアップグレードされます。各アカウントがスポンサに割り当てられていない場合は、プライマリとして割り当てられたスポンサ・アカウントのLOC詳細が、契約請求プランで使用される他のアカウントで使用されます。アカウントごとに異なるLOC詳細を使用する必要がある場合は、特定のLOC詳細が設定された複数のアカウントをスポンサに割り当てることをお薦めします。
- 請求プランで請求先アカウントを変更すると、(LOCからLOC以外への変更やLOC番号の変更などの)LOC詳細に影響する可能性があります。これは、LOC詳細がスポンサ・アカウントから読み取られるためです。収益および請求書のトランザクションが存在する場合、LOC詳細に影響する請求先アカウントの変更やLOCインジケータの変更は許可されません。
- OTBIで、次に示すように「スポンサ・アカウント」フォルダからLOCの詳細を取得します。スポンサからのLOC詳細を表示する既存のOTBIレポートは機能しますが、必要に応じて、これらのレポートを変更して特定のスポンサ・アカウントのLOC詳細を取得する必要がある場合があります。
OTBIの「スポンサ・アカウント」フォルダの詳細
- 交付SOAPでは、契約を交付のために発行する際に、請求先および出荷先アカウントに対してプライマリとして割り当てられたスポンサ・アカウントが使用されます。交付のために契約を発行するときに、特定のスポンサ・アカウントを請求先アカウントおよび出荷先アカウントとして使用する必要がある場合は、交付RESTリソースを使用します。
- パーティまたはアカウントをマージすると、契約請求プランの請求先アカウントが更新される場合があり、結果としてLOC番号も更新されます。この場合、正しいLOC詳細が反映されるように、契約に対して生成された収益および請求書を修正する必要があります。
- スポンサ・アカウントおよび関連スポンサ・アカウント詳細は、新しい表GMS_SPONSOR_ACCT_DETAILS_Bに格納されるようになりました。以前のデータについては、スポンサ・アカウントおよび関連スポンサ・アカウントがGMS_SPONSORS_Bに保持されますが、新しいスポンサについては、これらの列が空白になり、スポンサ・アカウント情報が新しい表に格納されます。また、新しい表のインタフェース表および翻訳表も、それぞれGMS_SPONSOR_ACCT_DETAILS_INTおよびGMS_SPONSOR_ACCT_DETAILS_TLになります。
主なリソース
- 関連ヘルプ:
- プロジェクト財務管理および助成金管理の実装のスポンサの管理。
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア562286に基づいています。
アクセス要件
スポンサに複数のアカウントを定義するには、次の権限またはロールが必要です。
- 権限:
- 助成金スポンサの管理(GMS_MANAGE_GRANTS_SPONSOR_PRIV)
- ジョブ・ロール:
- プロジェクト・アプリケーション管理者(ORA_PJF_PROJECTS_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
スポンサ・アカウントを交付または契約に関連付けるには、次のいずれかの権限またはロールが必要です。
- 権限:
- 交付の管理(GMS_MANAGE_AWARD_PRIV)
- ジョブ・ロール:
- 助成金管理者(ORA_PJF_GRANTS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 助成金部門管理者(ORA_PJF_GRANTS_DEPARTMENT_ADMINISTRATOR_JOB)
- 主要調査員(ORA_PJF_PRINCIPAL_INVESTIGATOR_JOB)
交付と資金ソースの組合せにプロジェクト・コストを配分するための資金パターンを定義します。スポンサード・プロジェクトのコストを自動的に分割する配分ルールを適用するには、支出項目の日付範囲およびタスク・レベルを指定します。配分を自動化すると、賦課が正確になり、交付金賦課の指示を手動で入力する必要がなくなります。スポンサード・プロジェクトの期間全体でコストを適切に配分をするために、助成金管理者が資金パターンを管理します。
一般に「交付配分」と呼ばれるこの新機能は助成金管理オファリングで設定および管理されており、調達から支払までのライフサイクル全体、およびサード・パーティ・システムからのコストのインポート時に、より効率的にプロジェクト・コストを取得できるようになります。
資金パターンは助成金管理者が作成および管理する、機能の中核となるオブジェクトです。プロジェクトが1つ以上の交付および資金ソースによって資金供給されたら、資金パターンを作成します。
資金パターンの検索
資金パターンの保守
購買依頼、購買オーダーおよび買掛/未払金請求書で取得されたプロジェクト・コストは、「契約番号」および「資金ソース」フィールドを空白のままにして、該当する資金パターンを使用して配分できます。
契約と資金ソースが空白の購買依頼
準備ができたら、新しい「プロジェクト・コストの配分」処理を使用して、入力されたコストを資金パターン・セットおよびルールで配分して正確に賦課できます。
資金パターンにより配分された購買依頼
助成金の会計担当および管理者は、失敗した配分を「プロジェクト・コスト配分結果」ページで調達スタッフとリアルタイムで確認するか、新しい「交付配分のテスト」機能を使用して「プロジェクト・コストの管理」作業領域で同じ処理をシミュレートしてエラーを解決できます。エラーの原因を表示し、それに応じて解決できます。「プロジェクト・コストの管理」作業領域で、「交付配分のテスト」機能では、エラー解決の結果をシミュレートするために、成功した配分も表示されます。これはシミュレーション専用です。プロジェクトにコストを作成する機能は、引き続き「プロジェクト・コストのインポート」処理です。
「プロジェクト・コストの管理」のシミュレーション
結果の表示を選択すると、コスト、資金パターン、配分セットおよび使用されるルールのリストが、シミュレートして成功した配分または失敗した配分とともに表示されます。
プロジェクト・コスト配分結果の表示
助成金会計担当は、空白の契約/交付および資金パターンでインポートされたコストに対しても、資金パターンを利用するサード・パーティ・コストの統合を管理できます。アクティブな資金パターンが存在する場合は、関連するセットとルールを使用してコストが配分され、前述のようにエラーを管理してテストできます。
サード・パーティ・コスト・インポートの管理
デモをご覧ください
この新機能によるビジネス上の利点は、コスト取得時に配分を手動で分割することに関連する複雑さを軽減し、外部資金ソースと内部資金ソースの両方からの交付に関連する義務を果たす精度を高められる点です。
デモをご覧ください。
有効化のステップ
この機能を有効にするには、オプト・インUIを使用します。手順は、この文書の「新機能のオプションの取込み」の項を参照してください。
オファリング: 助成金管理 オプションでなくなるバージョン: 更新23C
「設定および保守」作業領域でこの機能にオプトインする必要があります。この機能は、更新23C以降から常に有効になります。
- この機能は、助成金管理オファリングの機能オプトインの最上位レベルにあります
- この機能を有効にしたら、次のアクティビティで機能を有効にする必要があります。
- 資金パターンの作成
- 新しく作成されたawardFundingPatterns RESTオブジェクトを使用して、資金パターンの作成および更新を自動化します
- 「資金パターン」を「アクティブ」に設定して、次を有効にします。
- 調達および買掛/未払金配分のスポンサード・プロジェクトで契約/交付および資金ソースの値を空白のままにする機能
- 「プロジェクト・コストの管理」作業領域で交付配分をテストする処理
- 資金パターンの作成
ヒントと考慮事項
資金パターンが「アクティブ」ステータスの場合にのみ、資金パターンを使用してプロジェクト・コストを配分できます。
主なリソース
- 交付金パターンを使用したプロジェクト・コスト配分のレディネス・トレーニングを見る
- 関連ヘルプ:
- 助成金管理の使用
- Oracle Cloud Customer ConnectのProject Managementアイデア・ラボのアイデア517345に基づいています
アクセス要件
この機能を使用するには、次の権限およびロールが必要です。
- 権限名およびコード:
- 交付金パターンの管理(GMS_MANAGE_AWARD_FUNDING_PATTERNS_PRIV)
- スポンサード・プロジェクトに割り当てられた交付金パターンの管理をユーザーに許可します。
- 積上先の職務ロール - 交付管理(ORA_GMS_AWARD_MANAGEMENT_DUTY)
- 交付プロジェクト・コストおよび数量の配分(PJC_DISTRIBUTE_AWARD_PROJECT_COSTS_AND_QUANTITIES_PRIV)
- 指定されたコストおよび数量を使用可能な交付資金パターンと照合する交付配分プロセスを開始し、コストを適切に配分して結果を表示することをユーザーに許可します。
- 積上先のジョブ・ロール:
- 助成金管理
- 助成金会計担当(ORA_PJF_GRANTS_ACCOUNTANT_JOB)
- 調達
- バイヤー(ORA_PO_BUYER_JOB)
- 購買オーダー作成(ORA_PO_SPO_CREATION_DUTY)
- カテゴリ・マネージャ(ORA_PON_CATEGORY_MANAGER_JOB)
- 調達契約管理者(ORA_PO_PROCUREMENT_CONTRACT_ADMIN_JOB)
- 上級調達要求者(ORA_POR_ADVANCED_PROCUREMENT_REQUESTER_ABSTRACT)
- 調達作成者(ORA_POR_PROCUREMENT_PREPARER_ABSTRACT)
- 調達要求者(ORA_POR_PROCUREMENT_REQUESTER_ABSTRACT )
- 派遣就業者(ORA_PER_CONTINGENT_WORKER_ABSTRACT)
- 従業員(ORA_PER_EMPLOYEE_ABSTRACT)
- 購買依頼セルフサービス・ユーザー(ORA_POR_REQUISITION_SELF_SERVICE_USER_DUTY)
- 助成金管理
- 交付金パターンの管理(GMS_MANAGE_AWARD_FUNDING_PATTERNS_PRIV)
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 | 削除される機能 | 削除予定 | 置換後の機能 | 置換時期 | 追加情報 |
---|---|---|---|---|---|
Project Management Cloud | PPMモバイル・アプリケーション(AndroidおよびiOS) |
23B | 21B | モバイル・アプリケーションは移行中も引き続き機能しますが、機能が今後強化される予定はありません。 今後のリリースでは、プロジェクト時間およびプロジェクト管理のデジタル・アシスタントのスキルが強化される予定です。 |
|
プロジェクト管理 | エンタープライズ・プロジェクト体系(EPS) | 23B | 22B | レポート作成のニーズを満たすには、プログラム管理に移行することをお薦めします。 EPSを現在利用しているプロジェクトにアクセスするための関連セキュリティ要件については、次の2つのセキュリティ強化を考慮してください。 |
|
プロジェクト管理 | ノート: これは機能の削除ではなく、注意が必要なセキュリティ強化です。 「プロジェクト管理」作業領域へのアクセス権が、より広範なビジネス要件に対応するために、プロジェクトに関するユーザーのロールのみに厳密に基づいたモデルから、より柔軟で構成可能なモデルへと移行しています。「置換後の機能」でこの変更が提供されており、「削除予定」列に示されているリリースからはオプションではなくなります。 |
23D | 21D |
|
オプト・イン失効セクションで、今後予定されているすべてのオプト・イン変更を確認してください。
既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Fusion Cloud Project Managementの既知の問題およびメンテナンス・パック(ドキュメントID 1545504.1)
古いバージョンのデジタル・アシスタント・スキルの廃止
デジタル・アシスタントとそのスキルは、よりスマートになりかつ会話エクスペリエンスが強化されるにつれて、継続的に更新されています。リリースのたびにスキル・ストアで更新バージョンを確認してください。リリースから最長で2年後、基礎となるプラットフォーム・バージョンが非アクティブになると、バージョンは動作しなくなります。
最新の状態を保ち、最新のスキルを使用することをお薦めします。